ソウル地下鉄「東大門運動場」駅、改称へ
今年3月時点の現地の様子はこちら。
光州地下鉄の「文化殿堂」駅(旧「道庁」駅)といい(その周辺の近況はこちら)、実態に即して駅名が変更されることの是非は問わないとしても、慣れ親しんだ駅名だけに、一抹の寂しさはやはりあります。
記事入力 : 2009/11/03 10:29:47
東大門運動場、駅名も過去のものに「運動場」は昨年撤去、「東大門歴史文化公園駅」に改称へ
ソウル市中区の東大門運動場が昨年撤去され、その跡地に東大門歴史文化公園が開設されたことを受け、「東大門運動場駅」という地下鉄の駅名も過去のものとなる。ソウル市地名委員会は2日、「地下鉄2・4・5号線の乗り換え駅である“東大門運動場駅”の名称を、“東大門歴史文化公園駅”に改め、先月29日に告示した」と発表した。これにより、東大門運動場が82年の歴史に幕を閉じた後、駅名として残っていた「東大門運動場」という地名も完全に姿を消した。
東大門運動場駅は、1983年9月16日に開業した当時は「ソウル運動場」という駅名だったが、85年7月に「ソウル運動場」が「東大門運動場」に改称されたのを受け、駅名も改称された。そして、運動場そのものがなくなった今、駅名が再び改称されたというわけだ。
東大門運動場の跡地では、東大門歴史文化公園(面積3万7398平方メートル)のうち、すでに造成工事が完了した、ソウル城郭、東大門歴史館、東大門運動場記念館、イベントホールなどのエリア(1万9597平方メートル)が、先月27日から開放されている。なお、残りの部分と、東大門デザインプラザ(8万5320平方メートル)は、2011年に完成する予定。
ソウル市は、「地下鉄の駅構内の表示などを取り替えるには1カ月ほどかかるため、実際に“東大門運動場”という駅名が消えるのは、その後になる」と話している。新駅名の「東大門歴史文化公園」は、「駅」を含めて10字となり、ソウルの地下鉄(1−9号線)では最も長い駅名になる。なお、これまでは6号線のデジタルメディアシティ駅(「駅」を含め、ハングルで9字)が最も長い駅名だった。
李衛裁(イ・ウィジェ)記者