続々・甲子園のビール

ここや、ここの続き。この記事がちょうど思うところに引っかかったので。

「勉強になる」接客アルバイト人気
4月4日12時30分配信 産経新聞

 言葉遣いやマナーの勉強になる−。こうした理由から若者に「飲食店などの接客のアルバイトを経験した方がよい」と認識されていることが、求人情報サービス「an」を運営するインテリジェンス(東京都千代田区)の調査で分かった。

 3月5〜11日、若者中心の携帯サイト「モバゲータウン」で5万6080人が回答。その結果、「社会に出る前に一度は経験した方がよいアルバイト」の1位は飲食・フードで38・2%。2位がレジ・販売(19・3%)で、接客業が上位を占めた。

 その理由として、「言葉遣いやマナーが社会に出るときに役立つ」(20代女性)、「人との接し方、礼儀、敬語を勉強できる」(30代男性)、「店員の気持ちが分かれば自分がうっとうしい客にならない」(20代男性)などが上がった。

 3位以下は医療・介護・福祉(8・1%)▽講師・インストラクター(4・6%)▽カラオケ・アミューズメント(3・7%)−の順。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100404-00000516-san-soci

前々から、「高校生くらいからそうした接客バイトの経験をしておいたほうがええんとちゃう?」と思っていたので、この記事には基本的に同意です。

「言葉遣いやマナーの勉強」以外にも、「店員の気持ちが分かれば自分がうっとうしい客にならない」なんてのが挙がっているのも、なかなか素敵ですねえ。

いや実際、甲子園球場に行ってみればわかりますけど、売り子のバイトさんは、ほとんどの人が笑顔で元気にはきはきとした接客をきちんとしていて、「ホントすごいなー」と思います。ビールの売り子さんなんて確かほぼ歩合制のはずですから、努力と経験とが求められるとってもハードなお仕事のはずなんですけど。

あれだけサービス業と笑顔が結びついて成立するのって、決して世界標準ではないと思うんですよ。それが、貨幣と商品との交換を仲介するだけの存在ではなく、「それ以上の何か」を交換する関係になっているのだとしたら、なんだか素敵なことのような気がします。とすれば、客のほうとしても、「うっとうしい客」ではなく、「気持ちのいい客」になることを考えたいところ。


…とか言いながら、寒さにかまけてけっきょくビールの一杯も買わなくてごめんなさい。次の機会にはぜひ、へべれけになるほどにご恩返しをしたいと思っています。はい。