暗礁に乗り上げた「独島護国院」構想

以下、くれぐれも真に受けないでください。

暗礁に乗り上げた「独島護国院」構想

保健福祉部と世論の反対を前に修正は不可避

今後さらに高まる国立墓地への安葬需要に応え、究極の親環境型墓地として構想された「独島護国院」構想が、各所からの反対論に直面し、早くも暗礁に乗り上げている。

国家報勲処は先月1日、戦没軍警や国家有功者らを対象とする顕忠院・護国院における墓域の不足を解消し、環境への配慮との両立を図るべく、親環境型の自然葬をさらに一歩進めた「海洋散骨葬」を国立墓地に採用するとを発表した。その発表の中で、「護国英霊の勇気と功績を称え、韓国国民の民族正気を宣揚する」のにふさわしい場所として、独島の名が挙げられていた。これは、各道に護国院を建設するという国家報勲処の従来の方針を事実上転換するものであり、「独島護国院」における散骨葬の導入によって、護国院建設に際して起きる地元住民との摩擦を避け、国土の有効利用を図ろうというものであった。

この構想が実現すれば、護国院の安葬対象者である戦没・殉職軍警や参戦有功者、また10年以上服務した長期服務除隊軍人の遺骨は、既存の護国院が満場になった後、独島周辺の海域において散骨され、「護国の英霊として独島から大韓民国を守護する」ものとされる。散骨された者の名は、独島への船便が運航される墨湖港(江原道東海市・中部圏)と浦項港(慶尚北道・南部圏)で石碑に刻まれ、遺族らは両港からの出航時にその名前を確認した後、船で独島周辺海域に向かって参拝することができるようになる。


墨湖港

浦項

国家報勲処長官は構想発表後の談話で、「この独島護国院が現実化することによって、独島は英霊の宿る永遠の護国聖地となる」と述べている。

ところが、この「独島護国院」構想について、保健福祉部の関係者は「墓地不足は戦没軍警に限ったことではなく、国家報勲処が特例的に海洋散骨葬を法制化し、独島を散骨の場として占有することは望ましくない」と述べて、不満を表明した。さらに、この問題についてインターネット上では「独島は我々の土地であって、軍人だけのものではない」「墓地問題に悩んでいる一般庶民を無視した不当な格差政策だ」といった意見が噴出し、国家報勲処は予想外の反対論に直面することになった。

このため、国家報勲処は、「独島を戦没軍警や長期服務除隊軍人の墓地として排他的に占有するというのが本来の目的ではなく、親環境型安葬の先駆的なモデルケースとしての面を見てほしい」と釈明したうえで、「護国院としての目的は維持しながらも、他の候補地や、独島全体を一般の人々も利用することができる『追慕の島』とすることも視野に入れて、どのような形がふさわしいか、保健福祉部とも相談しながら案をまとめていきたい」とのコメントを出している。


追記:以下は、現実の参考記事です。こちらについては、実際に参考にしてもらっていいです。

asahi_com国際フェリーで行く/韓国・江原道-マイタウン島根

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