麗水のあれこれ

海に面した歴史都市としての麗水の象徴と言えば、何といっても李舜臣によって創建されたという鎮南館。現在の建物は18世紀初めに再建されたもので、近代には学校などとして使われていた時期もあるらしいが、現在は国宝指定も受けている。

文化遺産 - 鎮南館

여수 진남관 - 위키백과




ただ、海を見下ろす高台に建っているこの鎮南館、海への見通しが現状ではあまりよろしくないのがちょっと残念。目の前の道を海側に降りて行った先には、中央洞ロータリーと、李舜臣広場と名付けられて新しく設けられたと思しきスペースがある。ここと鎮南館とが視覚的にもつながるようになれば、麗水の象徴としての効果はさらに高まるような気がする。いや、余計なお世話でしょうけど。




ちなみに、麗水エキスポの会場は、ここから山一つ越えた向こう側、麗水エキスポ駅から梧桐島の入り口までの沿岸部(旧麗水駅があった一帯)に広がっていて、現在は絶賛工事中。








ところで、タクシーの運転手のアジョシから聞いて知ったのには、中央洞ロータリーから鎮南館前を通ってエキスポ会場となっている麗水新港に至るこの道、植民地時代に拓かれたもので、その当時は「大阪通り(대판통)」と呼ばれていたとか。

대판통 이에몽지 개통(92)

1931년(소화6년) 중앙동 로타리에서 신항 오동도 입구까지에 이르는 소위 대판통이 여수에서는 맨 먼저 만들어졌다.

반란사건 이후에 경찰서, 한일은행 주위에 있던 시장을 시청 뒤로 이전시키고 정비하여 대판통이 개통되게 되었다.

http://www.ysculture.com/02_hyangto/kana-92depantong.htm

そして、1948年のいわゆる麗水・順天事件で反乱部隊が真っ先に占領したのが、この中央洞・大阪通り一帯だったらしく、人民大会がここで開かれたという話もあります。

여순항쟁의 의의-인민대회

여순반란사건 미공개사진(1948.10.19~27일의 여수-순천-벌교)