晩婚化の進行と未婚率の上昇、そのきっかけは通貨危機

報道の重点や分析の切り口が少しずつ違っているので、記事をいくつかクリップ。

儒教と負け犬

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日本の晩婚化と比べれば、大きな趨勢としてさほど変わるところはないと思うのですが、1997年のアジア通貨危機が大きなポイントとして指摘されていることがやはり目につきます。通貨危機が韓国社会にもたらした巨大なインパクトを、ここでも確認することができます。


韓国人の初婚平均年齢=男31.8歳 女28.9歳
2012/01/09 17:53 KST

【ソウル聯合ニュース】韓国人口学会がこのほど公表した報告書によると、2010年の韓国人の初婚平均年齢は、男性が31.8歳で女性が28.9歳だった。20年前と比べ初婚平均年齢は約4歳高くなった。

 人口学会が統計庁に依頼して作成した同報告書によると、男性の初婚平均年齢は1990年の27.9歳から昨年は31.8歳に。女性は24.8歳から28.9歳になった。

 アジア通貨危機が起こった97年を境に晩婚化に拍車が掛かった。90年から97年までの男性の初婚年齢の増加幅は0.7歳だったが、97年〜04年は同2.0歳だった。女性の初婚年齢は90年〜97年までに0.9歳増加したが、97年以降は1.8歳増となった。

 初婚年齢の高齢化に伴い、年齢別の未婚率も変化している。95年に、25〜29歳までの未婚女性は全体の28.5%にすぎなかったが、昨年は67.8%に上昇した。30〜35歳までの女性の未婚率も同期間に6.2%から28.5%に上昇した。

 30〜34歳の未婚男性の比率は、95年の18.6%から49.8%に上昇。35〜39歳の男性未婚率を見ると、95年は6.1%にすぎなかったが、昨年はおよそ4人に1人が未婚だ。

 40〜44歳の男性の未婚率も昨年は14.8%になり、95年の2.6%から大きく増えた。

 45〜49歳の男性未婚者は同期間、1.2%から8.2%に増加した。45〜49歳の女性未婚者は同期間、1.1%から3.3%に増えた。

 離婚の平均年齢も女性が00年の36.5歳から昨年は41.4歳に、男性は40.1歳から45.0歳に高まった。

 報告書は「ここに来て、未婚は女性より男性にとって大きな問題になっている。自らがシングルを望んでいるのか、やむを得ず未婚なのかを研究する必要がある」と提言した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/01/09/0200000000AJP20120109002200882.HTML

韓国でも晩婚化、未婚率アップ…変化の契機は“通貨危機
2012年01月10日08時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

 30代の結婚はもう遅いものではない。40〜44歳の男性のうち未婚者の比率は7人中1人の割合だ。こうした初婚年齢の変化が通貨危機から始まったという分析が出された。経済的自立が強調され、将来に対する不安が大きくなったためだ。

韓国人口学会が9日に発表した「2010年人口住宅総調査深層分析に向けた研究」によると、2010年の男性初婚年齢は31.8歳で、20年前に比べて3.9歳上昇した。男性の結婚適齢期が20代後半から30代初めに移動したのだ。女性の初婚年齢は1990年の24.8歳から2010年に28.9歳になった。

変化の契機は1997年の通貨危機だった。90年に比べ97年の男性初婚年齢は0.7歳高まった。97年から2004年の間にはさらに2歳高まった。通貨危機を基準として前後7年間の初婚年齢上昇幅に2倍以上の違いが生じたことになる。女性も同じだ。女性の初婚年齢は90年の24.8歳から97年に25.7歳と0.9歳高まった。その後の7年間はこの幅が1.8歳になった。報告書をまとめた江南(カンナム)大学のイ・ソンヨン教授(社会学)は、「通貨危機後に市場経済が強調されながら個人主義も強化された。両親などの経済的支援に対する期待が減り、各自が自身の生活の責任を負うほかない状況になりながら結婚を先送りすることになったもの」と話した。

初婚が遅くなり30代だけでなく40代の未婚率も大きく膨らんだ。2010年基準で40〜44歳の男性のうち未婚比率は14.8%だった。95年には2.6%にすぎなかった。2010年にこの年代の未婚女性比率は5.9%だった。離婚率は2003年に人口1000人当り3.4件だったが次第に低くなる傾向を見せた。

http://japanese.joins.com/article/204/147204.html?servcode=400§code=400

"돈벌기 어려워" 30대 초반男 절반이 미혼
남성 초혼 32세·여성 29세…20년새 4년 늦어져
기사입력 2012.01.09 15:42:24

젊은 세대 결혼이 점차 늦어지며 만혼(晩婚)이 사회 트렌드로 자리잡고 있다.

최근 20년 사이 남녀 초혼 연령이 4세 가량 늦어졌다. 이같은 현상 이면에는 실질소득 감소 등 경제적인 원인이 자리잡고 있는 것으로 분석된다.

통계청이 한국인구학회에 의뢰해 만든 `2010 인구주택 총조사 전수결과 심층분석을 위한 연구`에 따르면 남성 초혼 연령은 1990년 27.9세에서 2010년 31.8세로 3.9세 불어났다. 여성이 처음으로 결혼을 하는 나이도 같은 기간 24.8세에서 28.9세로 4.1세 많아졌다.

특히 `30~40대 총각`이 빠르게 늘고 있다. 30대 초반(30~34세) 미혼 남성 비율은 1995년 18.6%였지만 2010년에는 전체의 절반에 육박한 49.8%로 뛰어올랐다. 30대 후반(35~39세) 미혼 남성은 15년전 만해도 6.1%에 그쳤지만 2010년에는 4명당 1명꼴(26.9%)로 불어났다. 40~44세 미혼 남성 비율은 14.8%로 같은 기간 2배 이상 급증했다.

전반적으로 남성 결혼 연령이 한 단계씩 뒤로 밀린데는 경제적인 이유가 크게 작용한 것으로 추정된다. 외환위기가 발생한 1997년 이후 남성 초혼 연령 증가 속도가 가파르게 상승했기 때문이다.

이에 따라 만혼이 출산율 저하와 경제 성장동력 둔화로 이어질 수 있다는 우려감이 제기된다. 통계청에 따르면 지난해 한국 합계출산율은 1.23명으로 전 세계 222개 국가 중 217위인 것으로 집계됐다.

저금리 등 돈 벌기 쉽지 않은 환경 속에 전세가 줄고 월세는 많아지는 등 주거 형태도 크게 바뀌었다. 전세 비율은 2000년 28.2%에서 2010년 21.7%로 낮아졌다. 반면 같은 기간 월세 비율은 12.6%에서 20.1%로 급격히 올라갔다. 이 기간 자가 비율이 54.2%로 큰 변동이 없다는 점에 비춰보면 전세가 상당부분 월세로 전환됐다는 해석이 가능하다.

독거노인 역시 빠르게 늘고 있는 것으로 분석됐다. 65세 이상 고령자 10명당 6명은 자녀와 함께 살지 않는 것으로 나타났다.

결혼한 자녀가 분가하는 경우가 많아졌기 때문이다. 2000년 고령자 가운데 자녀 없이 사는 비율이 50.9%였지만 10년 뒤에는 이 수치가 61.8%로 10.9%포인트나 증가했다. 인구학회는 "고령 1인 가구가 지속적으로 확대되면서 홀로 사는 노인들의 욕구를 반영할 수 있는 사회 정책적 대안이 시급하다"고 진단했다.

[김정환 기자]

http://news.mk.co.kr/v3/view.php?year=2012&no=20177&sID=505

いずれにせよ、1990年代以前に描かれた韓国社会とは相当異なる姿を、2012年の現代韓国は見せているとは言えると思います。

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ところで、「만혼화」で検索していたら出てきたこの写真。なぜこれが出てきたのかよくわかりません。

「他のキーワード」として「토다에리카」というのも出てきたのですが、これって戸田恵梨香さんなんですかね…?顔と名前が全然一致してなくてすみません。