PSY旋風さらに拡大

エラいことになってますね。ついに、坂本九の「SUKIYAKI」に並ぼうかというところまで来ましたか。ここまでくれば、行くところまで行ってくれた方が、KBSの「ミュージックバンク」で唯一土をつけたKARAの価値も大いに上がるというものです。


<芸能>「江南スタイル」 米ビルボードで2位に浮上
2012/09/27 10:03 KST

【ニューヨーク聯合ニュース】26日付の米ビルボード(電子版)によると、韓国人歌手PSY(サイ)の大ヒット曲「江南スタイル」がビルボードのシングルチャート「ホット100」で2位に浮上した。


PSY=(聯合ニュース

 2週間前に64位にランキングされ、先週は11位に浮上。現在、首位を目前にしている。

 今週首位を守ったのは米5人組のロックバンド、maroon5(マルーンファイブ)の「One More Night」だった。

 PSYは2週間の米国滞在から帰国し25日に開いた記者会見で、同チャート1位になったら「上半身裸になって『乗馬ダンス』の公演をする」と話している。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/enter/2012/09/27/1000000000AJP20120927000700882.HTML


<芸能>「江南スタイル」 全英チャートでも1位目前
2012/09/27 16:44 KST

【ソウル聯合ニュース】世界的な人気を誇る韓国の歌手、PSY(サイ)のヒット曲「江南スタイル」が米ビルボードのシングルチャート「ホット100」で2位に浮上したのに続き、全英チャートでは1位獲得が目前に迫っている。

 同チャートを集計している英オフィシャル・チャート・カンパニーが26日に発表したシングルチャートの中間集計結果では「江南スタイル」が1位になった。

 オフィシャル・チャート・カンパニーは同日、分析記事を出し、「江南スタイル」がビルボードをはじめ世界の音楽チャートを席巻しており、全英チャートのシングルチャートでも5週間にわたり順位が上昇し続けたと説明した。その上で、韓国の歌謡曲としては初めて全英チャートで1位を獲得する可能性が非常に高いとの見通しを示した。

 全英チャート最新版は30日に公開される。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/enter/2012/09/27/1000000000AJP20120927002900882.HTML

結果論はいくらでも言えるでしょうけど、それまでの「世界進出戦略」と何がどう違って、何を教訓として学ぶことができるのか。興味深いテーマながら、なかなか簡単ではありません。

<芸能>韓国歌謡界に新たな歴史 PSY「江南スタイル」
2012/09/26 19:10 KST

【ソウル聯合ニュース】PSY(サイ)が韓国歌謡界の歴史を書き換えている。ダンス曲「江南スタイル」の大ヒットにより、PSYは韓国人アーティストでは最初の世界的スターになった。

 同曲はリリースから約2カ月で数々の記録を打ち立てている。世界各地でミュージックビデオのパロディーがつくられ、海外のポップスターやハリウッドスターも夢中だ。米国でのプロモーション活動や打ち合わせを終えて帰国したPSY自身も、25日の記者会見で、こうした状況を現実とは思えないと話している。

 PSYの快進撃はまだ現在進行形だが、ここまでの記録を振り返るとともに、ヒットの背景を探った。


PSY=(聯合ニュース

◇世界の主要SNS・チャートを席巻

 「江南スタイル」の人気に火をつけたのは動画投稿サイト「ユーチューブ」だ。26日現在、ミュージックビデオの再生回数は2億8700万回を超えている。7月15日に動画が公開され、今月4日に1億回、12日に1億5000万回、18日に2億回、24日に2億5000万回を記録した。ユーチューブに掲載された韓国のコンテンツとしては初めて1億回を突破した。累計再生回数の世界順位も一気に上がり、25日までの集計で28位につけている。

 これを追い風に20日には、ギネスブック世界記録から、ユーチューブで史上最多の「高く評価」(「グッド!」)を記録したミュージックビデオと認定された。

 楽曲も海外音楽チャートを席巻している。米ビルボードのシングルチャート「ホット100」で64位と、韓国アーティストで最高順位を記録し、19日には11位まで駆け上がった。

 韓国の音楽評論家イム・ジンモ氏は、トップ10入りは確実で、この勢いならば1位の可能性も高いとする。PSYも首位獲得の期待を膨らませているようだ。

 なお、アジアから同チャートで首位に立ったのは、1963年の坂本九の「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」のみ。

 また、米楽曲配信サイト「iTunes(アイチューンズ)」のチャートでも、25日に世界35カ国で1位、トップ10に入った国も約20カ国ある。世界のアイチューンズのチャートを集計した「ワールドワイドチャート」でもトップとなった。

 全英シングルチャートではシングル部門で3位につける。1位に浮上し英米チャート制覇を期待する声も韓国には多い。

 来年2月に開かれるグラミー賞授賞式で新人賞にノミネートされる可能性もささやかれ始めた。

◇MV・曲・ダンスで笑いをとった

 「江南スタイル」の人気爆発は、ユーチューブやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などデジタルメディアの役割が大きいが、B級テイスト漂うコミカルなミュージックビデオがなかったならば、これほどではなかったはずだ。

 PSYはヒットの秘訣(ひけつ)について「歌手なのに笑わせてヒットしたことが笑えるが、笑わせたのが良かったのだろう。シリアスでないところが新鮮だったと、よく言われる」と話した。

 イム氏も「ミュージックビデオは最初の場面から笑わせ、見ると愉快な気持ちになる。ユーチューブで高く評価の最多記録となったのもそれが理由」と分析した。

 PSYと一緒に仕事をしたことのある著名なミュージックビデオ監督のホン・ウォンギ氏は、PSYならではのユーモアをわかりやすく表現したと評価。公園やバス、銭湯などさまざまな場所とキャラクターを登場させ、最後には全員で踊ったことに、みんなを常に巻き込もうとするPSYの姿勢が表れているのだという。

 また、韓国語の歌詞ながらノリやすく歌いやすい歌と、まねしやすいダンスは、インターネット上の関心を現地の大衆文化へと浸透させる役割を果たした。イム氏によると、歌いやすく踊りやすいことはヒットの第一条件で、江南スタイルはこれを満たしている。

 PSYとともに作曲に携わったユ・ゴンヒョン氏は「トレンドに取り残されまいと考えてつくった。英米ポップのトレンドであるエレクトロポップで、サビが繰り返されるクセになるサウンドが特徴。『乗馬ダンス』ともぴったり」と説明した。

 このダンスは大勢で踊ることができ、これで世界を制したと言われるほど。振り付けを担当したイ・ジュソン氏は「実際はとても簡単な動きというわけではないが、見た目にはまねしやすそうに思える。それをまたPSYが、彼らしく、おもしろくこなした」と説明した。

 米国からのラブコールに応えPSYが早速現地に飛んだことも、成功要因の一つに挙げられる。留学経験を持つPSYだが、自分の英語力には満足していないようだ。それでも「よその国で笑わせたくてたまらない」と、どこまでも前向きだ。

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