KBLでも疑惑噴出

噂になっているのは私も聞いていましたが、ついにKBLでも疑惑が具体的な形をとってきましたか。現時点で真相を云々することは部外者にはできませんけど、こうなった以上はファンも納得するだけの措置をきちんととる必要があるでしょう。プロスポーツとしてのいいお手本も、近くにはあるわけですから。

記事入力 : 2013/02/28 08:01
バスケ:無気力試合? プロ人気低下
韓国プロバスケの観客数減少、視聴率も低迷


SKは本拠地の試合で、ほぼ必ずファンのためにサイン会を開催する。写真はファンと交流するSKの選手たち。/写真提供=KBL

 韓国プロバスケットボールの人気が今シーズンに入って低下している。理由は、一部のチームが今年の新人ドラフトで上位指名権を獲得するために、わざと試合に負けているとの疑惑がささやかれているからだ。全体の観客数は昨年に比べ減少し、テレビ中継の視聴率も昨年を下回っている。

 プロバスケットボールのSKはファンとの距離が近い。選手たちが試合後にコートでサイン会を開催する姿はおなじみの風景だ。本拠地の蚕室学生体育館もファンに優しい。球団は数年かけてカップル席やテーブル席など趣向を凝らした座席を設置してきた。今シーズンは子どもの遊び場や乳児の授乳スペースとなる「キッズルーム」を開設。また、シーズン券(80万ウォン〈約6万8000円〉)を購入したファンのための「VIP」ラウンジを設置し、スナックや飲み物を無料で提供している。

 一時は下位に低迷していたSKだが、今季は首位を独走し、人気は最高潮に達している。ホーム開催の23試合で14万3617人(平均6244人)の観客を動員した。来月1日のサムスン戦で、6年連続の観客動員数15万人を達成する見通しだ。バスケットボールのプロリーグ発足後、1シーズン15万人を動員したのはSKを除けばLG(2007−08年)だけだ。

 だが今シーズン、入場客が昨シーズンに比べ伸びているのはSKと電子ランド、オリオンズだけだ。第1−第5節までの通算観客動員数は93万671人で、昨シーズンの同じ期間(94万9886人)を下回っている。とりわけ第5節(18万248人)に限ってみると、昨シーズンの第5節(21万2998人)に比べ3万人以上減少した。一部チームが今年の新人ドラフトで上位指名権を獲得するために、わざと試合に負けているとの疑惑が浮上し、ファンの怒りを買っているのだ。

 韓国バスケットボール連盟(KBL)も事態を重く見て、25日の理事会で新人ドラフトの方式を変更することを決めた。だが新制度は2014−15年シーズンから適用されるため、今シーズン無気力な試合をしているチームを制裁することはできない。

 今シーズンはとりわけ審判に関する処分も絶えない。史上初めて、誤審を理由に審判が出場停止処分を受けた。08年に特定の球団から金品を受け取り、その後返還したことが明るみに出て「二重処罰」を受けた審判もいた。

 テレビ中継の視聴率も下がっている。ケーブルチャンネルのバスケットボール中継の視聴率は、昨年の0.36%から今年は0.27%に下落した。世界の中で競争力を失って久しい韓国のバスケットボールは、救いだった韓国国内での競争力も失ったまま、迷走を続けている。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/02/28/2013022800420.html

原州東部プロミの名前がこういう形で出てくるのは、残念です。この疑惑が取りざたされている前の年に、私はプロミの試合を観にいっていますから。

d.hatena.ne.jp

d.hatena.ne.jp

記事入力 : 2013/03/06 11:34
バスケ:原州東部プロミ監督、八百長関与で聴取へ
議政府地検が7日に出頭するよう通告
本人は「持ち掛けられたが拒否」


カン・ドンヒ監督

 男子プロバスケットボール原州東部プロミのカン・ドンヒ監督(47)=写真=が、八百長に関与した疑いで検察の事情聴取を受けることになった。議政府地検刑事5部(ユ・ヒョク部長)は5日、カン監督に対し、7日に出頭するよう通告した。検察は先月28日、ブローカーの男を逮捕したのに続き、試合結果を操作する見返りとして男から金を受け取った疑いが持たれているカン監督に対しても、八百長への関与の有無について事情を聴く方針だ。

 韓国では2011年にプロサッカーKリーグ、昨年にはプロバレーボールとプロ野球でも試合結果を操作する八百長事件が発覚し、関与した60人が永久除名の処分を受けた。だが、プロスポーツの監督が試合結果の操作に直接関与した容疑が浮上したことはなかった。

 検察は、カン監督が2年前、幾つかの試合でわざと負け、ブローカーの男からおよそ3000万ウォン(約260万円)を受け取ったと見ている。男は試合結果を操作する見返りに、カン監督に渡した金のうち10%を謝礼として返金させ、この金でスポーツくじを購入していたという。一方、カン監督は容疑について強く否定している。カン監督は5日「私が試合結果を操作したという話が出てきて、つらい思いだ。検察で事情聴取を受けようとも(自分が無実だという)自信がある」として潔白を主張した。また「容疑が事実だというなら、どんな処罰でも受ける。(私を)信じて待っていてほしい」と話した。なお、カン監督はこの日のチームの練習には姿を見せなかった。

■「試合結果の操作を持ち掛けられたが拒否」

 カン監督は「2年前、ブローカーの男から試合結果の操作を持ち掛けられたことがあるが『絶対にだめだ』と拒否した。男はうちのチームのコーチと10年以上前からの知り合いだった」と語った。男は何人かのスター選手とも付き合いがあり『バスケのエージェント』と自己紹介していたという。なお、韓国バスケットボール連盟(KBL)はエージェント制度を認めていない。

 バスケットボールのファンたちは昨年、ほかのプロスポーツで相次いで八百長が発覚した際「バスケも時間の問題だ」という反応を見せていた。一方、KBLはプロバスケットボール10チーム全てに対し、八百長に関与したり、持ち掛けられたりした選手やコーチがいるかどうか調査を行った。その結果、KBLは「該当者は一人もいない」と発表していた。だが、今回カン監督が話したように、これまでバスケットボールにも八百長の黒い影が忍び寄っていたことが分かった。


■2年前の状況は

 検察は2010−11年、リーグ戦終盤に行われた幾つかの試合で八百長が行われたと見ている。原州東部プロミは当時4位で、プレーオフ進出が確定した状態で最終ラウンドを迎えていた。そんな中、主力選手2人が欠場して行われた試合で、最下位のチームに大差で負けたことがあり、これについて八百長の疑いが持たれている。これに対しカン監督は「当時はけがをした選手が多かった。私に前もって『休みたい』と申し出ていた選手たちを欠場させたにすぎない」と説明した。

 スポーツをめぐる賭博では、戦力が弱いチームが勝つと予想すれば、金を失う危険性が高い。だが、その予想が的中すると、その分の金をもうけることができる。違法なスポーツ賭博の業者がさまざまな方法で試合結果の操作を試みるのも、「異変」が多くなるほど収益が大きいというのが理由だ。

■「借金苦で八百長に関与」などのうわさも

 有名なプロチームの監督が関与した疑いが浮上したため、推測の域を出ないうわさ話も広がっている。例えば「カン監督が賭博で多額の借金をしたため、試合結果の操作の誘惑に負けたのではないか」といううわさがある。カン監督は原州東部プロミのコーチ時代、賭博場に出入りして検察に略式起訴されたことがある。だが、周囲の多くの人は「カン監督が金銭的な問題のため八百長に関与した可能性はないと思う」と話した。カン監督はコーチ時代から2カ所の飲食店を運営しており、またバスケットボール教室の運営などで収入を得ているため、金銭的には余裕があるという。本人も「賭博による借金はない」と話した。

 一方、インターネット上では、カン監督が2カ月前に死亡した暴力団組長の殯(ひん)所(出棺まで棺を安置する場所)に弔花を届けたといううわさが流れている。だが、カン監督は「(故人とは)面識もない。私の周りの、故人と面識のある人が、私の名前を使って弔花を届けたのだろう」と語った。

 KBLは今回の事態を深刻に受け止め、自主的な捜査に乗り出した。KBLのハン・ソンギョ総裁は「KBLは検察の捜査に積極的に協力し、容疑が事実と判明した場合は厳正な措置を講じる」と説明した。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/06/2013030601009.html

【取材日記】スポーツをつぶす八百長の罠=韓国
2013年03月07日18時03分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

「カン・ドンヒ監督まで? いったいどうして? 信じられない、事実でなければいい」。

プロバスケットのスター選手だったカン・ドンヒ原州東部プロミ監督が八百長疑惑で検察に召喚される、という話を聞いたバスケット界関係者とスポーツファンの反応だ。 2011年5月のプロサッカーの八百長から、バレーボール、野球、バスケットと、プロスポーツ4大メジャー種目すべてに波紋が広がった。 「来るべきときが来た」「クリーンなところなどあるのか」と、怒りを越えてあきらめの声を出すファンもいる。

八百長を根絶するのは不可能に近い。 スポーツベッティングがあるかぎり、八百長をたくらむ勢力があり、誘惑に駆られる選手・審判・監督が出てくる。 八百長に引き込む手法は、分かっていても引っかかるほど巧妙で執拗だ。 脅迫、懐柔、泣訴など各種方法が動員される。

接近は同僚・先輩・後輩など普段からよく知る人物を通じて行われる。 八百長に巻き込まれたが、千辛万苦の末に無罪判決を受けたサッカー選手のイ・ジョンホ(32、釜山アイパーク)は「同僚が『暴力団から脅迫されている。 八百長をしなければ自分と家族が死ぬかもしれない。 頼むから一度だけ助けてほしい』で頼んでお金を置いて行った。 後に知ったが、私を引き込むための嘘だった」と話した。

こういう形で足を踏み入れた後、1回、2回と八百長をすれば、ますます大胆な要求をしてくる。 暴力団の脅迫、殴打につながったりもする。

カン・ドンヒ監督の調査と関連し、プロバスケット連盟(KBL)は「検察の公式的な調査が行われる際は真相が究明されるよう積極的に協調する方針で、捜査の結果によっては厳重な措置を取る」と明らかにした。 ひとまず検察の調査を見守るということだ。 こうした受動的な態度では八百長を根絶することはできない。 自発的に患部をえぐり出す意志と努力が必要だ。 適当に済ませれば八百長が蔓延するおそれもある。

八百長に最も賢明に対応したのはプロサッカーだ。 事件が浮上した後、わずか6日間で約1300人の選手と関係者を集めてワークショップを開き、自主申告を誘導した。 誓約書を受け、教育も強化した。 選手の銀行口座を照会できる装置も用意した。 八百長予防のために潜行監察もした。

八百長は選手自身が流してきた汗はもちろん、その種目に入門しようとする幼少年の夢まで踏みにじる行為だ。 スポーツの根幹を破壊する犯罪だ。 スポーツの価値を守るためには、八百長勢力に対抗し、力と知恵を集めなければならない。 司法当局は専門捜査処を設置し、スポーツ界の毒キノコを根絶する必要がある。

イ・ヘジュン文化スポーツ部門記者

http://japanese.joins.com/article/120/169120.html