まずはイグノのハットトリック。いろいろあってのガンバ大阪から蔚山現代への移籍でしたけど、今のところイグノ自身にも蔚山現代にとってもいい方向に働いているようです。
記事入力 : 2012/03/17 09:03
Kリーグ:蔚山の李根鎬がハットトリック
城南に3−0、開幕から3連勝
「守備の蔚山」に変化
李根鎬/写真=ホ・サンウク記者Kリーグの蔚山現代が、今季から加入した李根鎬(イ・グノ)=写真=効果で好調を維持している。蔚山は16日に蔚山文殊球場で行われたKリーグ第3節で、李根鎬がハットトリックを決め、城南一和を3−0で下してリーグ3連勝を飾った。
李根鎬は前半45分、ゴール前でDFに当たって跳ね返ったボールを落ち着いてゴールに蹴り込み先制。後半6分にはコ・スルギのパスに合わせて2点目。雨にもかかわらず疲れを知らない運動量で、後半30分にはヘディングで3点目を決め、ハットトリックを達成した。
蔚山は、昨シーズンは「守備のチーム」だった。郭泰輝(クァク・テフィ)、金永光(キム・ヨングァン)を中心とした守備は、リーグ最少失点(35点)をマークし「撤退サッカー(守備中心のサッカー)」の異名を取った。一方、攻撃陣は貧弱で、チーム内の得点ランキング2位は、(FWではなく)DFの郭泰輝(9得点)だった。結局、蔚山は昨季のKリーグ・チャンピオン決定戦で「タッコン(波状攻撃の意)」の全北現代に第1、2戦合計2−4で敗れ、準優勝に終わった。
蔚山は今年1月、攻撃力強化を目指し、Jリーグ・ガンバ大阪でプレーしていた李根鎬を獲得。移籍金は推定30億ウォン(約2億2200万円)で、他球団は「高すぎる」として獲得を諦めていた。
だが、蔚山にとっては完璧な補強だった。身長196センチの長身FWキム・シンウクとのコンビプレーは、リーグ序盤から威力を発揮した。李根鎬が俊足を生かして突破を図り、相手DFを引き付けて動くと、キム・シンウクのスペースが広がった。李根鎬は開幕からの2試合でも、得点はなかったもののチーム最高レベルの選手と評価された。
蔚山の金鎬坤(キム・ホゴン)監督は「李根鎬のプレーの幅は広い。運動量が落ちず活発に動いてくれるため、キム・シンウクがぐっと楽に攻撃できるようになった。また、サイドの金勝竜(キム・スンヨン)の得点チャンスも増えた」と語った。
城南は蔚山の守備の壁に阻まれ、得点チャンスを生み出すことができなかった。風邪で戦列を離れたヨバンチッチ(セルビア)の穴も大きかった。「雨中戦」となったため、ミドルシュートを中心にゴールを狙ったが、シュートはことごとく枠を外れた。城南は今シーズンを前に、韓相雲(ハン・サンウン)とユン・ビッカラムを獲得して戦力補強を図ったが、開幕から2敗1分けと1勝もできず、不振を極めている。
孫章薫(ソン・ジャンフン)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/17/2012031700369.html
イグノが昨季までいたチームはと言えば、この有様です。城南一和より酷いですわね。
G大阪、公式戦3連敗…18年ぶり開幕連敗
C大阪に敗れ、肩を落として引き上げるG大阪イレブン=長居スタジアム(撮影・山田喜貴)J1第2節(C大阪2−1G大阪、17日、長居)G大阪の開幕2連敗は、12チーム中の10位と低迷して釜本邦茂監督が退任した1994年までさかのぼる。新戦力の李昇烈をFW起用し、攻撃のつなぎ部分に改善の跡こそ見えるものの、セホーン監督の第一声が「いい試合だった」では、ダービー戦に敗れて煮えくり返るサポーターを余計に刺激するだけだ。
直接FKを決めたパウリーニョも順応力には疑問が残る。チーム最多4本のシュートには、ラフィーニャと同様に入る見込みのない一撃も多い。「もっとじっくり攻めることを増やしたい」と遠藤。好パスの出し手が多い中盤を生かす戦法の見直しが急務だ。
アジア・チャンピオンズリーグを含めて公式戦3連敗。セホーン監督は「私のキャリアにおいてもめったにないこと」と言い、進退に関する質問には「それは社長に聞くべきだ」とした。「セレッソとは歴史が違う」と強気だった西野前監督の頼もしさが思い出される一戦だった。(共同)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20120317/jle12031720040016-n1.html
最後に、ガンバ大阪の話題を離れての残念なニュース。もちろん、その残念さは、その海外移籍が実現しなかったことに向けてのものではありません。
このFIFAの決定は、「そうでなくてはならない」という類のものだと思います。
記事入力 : 2012/03/17 09:02
八百長:崔成国、サッカー人生に終止符
FIFAが世界各国プロリーグでのプレーを禁止
海外進出の道も閉ざされる国際サッカー連盟(FIFA)が崔成国(チェ・ソングク)=29=のサッカー人生に終止符を打った。
韓国プロサッカー連盟は16日「八百長に加担して韓国サッカー界から永久除名された崔成国に対し、FIFAは世界各国のプロリーグでのプレーを禁止する決定を下した」と発表した。
崔成国は昨年、プロサッカー八百長問題に関与したとして、韓国サッカー界から永久除名処分を受けた。韓国でプレーの道が閉ざされた崔成国は今年1月、マケドニア1部リーグのFKラボトニツキへの移籍を目指した。FIFAから臨時の移籍同意書を受け取れば、海外進出が可能という点を利用し、選手生活を続けようとしたのだ。
崔成国の移籍は実現するかのように思われたが、マケドニア・サッカー協会の反対を受けて立ち消えとなった。崔成国はFKラボトニツキがトルコで行った合宿に同行したが、先月韓国に帰国し、新しい移籍先を探していたという。
ところが今回のFIFAの決定で、崔成国の海外進出は完全に閉ざされた。この問題について、プロサッカー連盟は「崔成国は公式試合はもちろん、親善試合にも出場できない。今回の崔成国の問題をきっかけに、FIFAは今後、八百長に関与した選手の海外移籍を禁止する厳しい方針を伝えてきた」と説明した。
かつて韓国代表FWとして活躍した崔成国は、先月の1審で「光州尚武フェニックス所属時代に八百長に加担し、ほかの選手を引き入れた」として、懲役10月、執行猶予2年の判決を受けた。
孫章薫(ソン・ジャンフン)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/17/2012031700368.html