JYJ、東京ドームでカムバック――ブームの盛衰を乗り越えるもの

SMエンタテイメントやエイベックスとの確執を超えて実現したJYJのドーム公演。これくらいの盛況になるのは十分に予想できたことです。これが想像できなかったとすれば、それはその人の「世間」の問題でしょう。

ブームが来る前から、そしてブームが去った後も、残るものは残る。それだけのことだと思います。

東京ドームを満員にする観衆の数は同じでも、やはりKARAとはずいぶんと「色」が違いますね。

<芸能>JYJ東京ドーム公演 15万人のファン魅了
2013/04/05 07:00 KST

【東京聯合ニュース】4日午後、日本の東京ドーム前は韓国の人気グループ・JYJ(ジェジュン、ユチョン、ジュンス)の公演に訪れた大勢の来場者でにぎわった。


JYJ=(聯合ニュース

 JYJの東京ドーム公演は2010年6月以来となる。その間、専属契約をめぐるエイベックスとの訴訟が続き日本で自由に活動することができなかった。

 JYJは3年間待ち続けた日本のファンへの恩返しといえる情熱的なステージを披露した。昨年終了したアジア、北米、南米、欧州の15都市を回るワールドツアーの成功が自信につながった様子で、5万人の観客の前でも余裕があふれていた。

 ダンサーらの華やかなパフォーマンスに続き、JYJがステージに登場すると会場は大歓声に包まれた。「Mission」「Ayyy Girl」「Be the One」を歌い終えた後、JYJは「やっと東京ドームに戻ってきた」とあいさつした。


JYJ=(聯合ニュース

 同日の公演では26曲を熱唱した。メンバーがそれぞれソロ公演も行い魅力を発揮した。日本の歌謡曲も準備し、ジェジュン中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」、ユチョンが安全地帯の「Friend」、ジュンス絢香の「みんな空の下」を歌った。

 2日から3日間開催された東京ドーム公演は合計15万人の観客を動員した。4日の公演は日本の113カ所の映画館でも生中継され、7万人のファンが詰め掛けるほどの盛況ぶりだった。

 公演を準備したキョードー横浜の岡本哲社長は、JYJのパワーをあらためて確認できる印象的な公演だったと絶賛した。

 また、電通ミュージック・アンド・エンタテインメントの三浦信樹社長も、平日の公演であるにもかかわらずチケットが発売直後に売り切れたことはJYJの健在ぶりを示すもので、大きなパワーを持っていると評価した。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/sports/2013/04/04/0700000000AJP20130404004700882.HTML

<インタビュー>JYJ 3年ぶりの東京ドーム公演に「夢の舞台」
2013/04/05 07:00 KST

【東京聯合ニュース】「再び東京ドームのステージに立つことができて本当に幸せです」――。

 約3年ぶりの東京ドーム公演を行った韓国の人気グループJYJが最終日の4日、公演を前に記者会見を行った。


JYJ=(聯合ニュース

 今回のドーム公演は今年1月、日本でのマネジメント権をめぐるエイベックスとの訴訟に勝訴してから初めての公演となった。東京ドームのステージを「夢の舞台」と呼ぶ彼らは「これからが新たなスタート。きょうの公演を後悔なくやり切れるよう努力する」と口をそろえた。

 同日の公演は113カ所の映画館でも生中継され、約7万人のファンが詰め掛けた。

 以下は一問一答。

――3年ぶりとなった東京ドーム公演の感想は。

「日本での活動期間が(デビューしてからの活動期間の)半分となり、日本はもう一つの故郷のようだ。そのような場所なのに公演もメディア出演もできず、とても残念だった。ただ、振り返ってみれば私たちを成長させる契機になった。初日にステージに立ったとき『これからがスタートだ。もう一度がんばらなければならない』と誓った。今回の公演が終わりではなく本当のスタートになればうれしい」(ジュンス

――3年前と比べて最も変わった点は。

「3年間、日本でCDを発表できなかったので(公演で披露する)曲が日本語の曲ではない点だ。これまでは日本で公演するときは日本語で歌っていた。その他の部分は変わらないようで、私たちも不思議に感じる。3年という時間は長いようで短い。昨日、一昨日の公演でも多くのファンの情熱に変わりはなかった」(ジェジュン

――今年の計画は。

「アルバムが出ると思うが、どのような形式で発表するかまだ決まっていない」(ジュンス

「(日本での活動は)法的な問題が解決したからといって問題がない訳ではない。今後(状況が)一層深刻になるという考えもある。なかなか思うようにいかないが、小さいことでも与えらたことに全力を尽くす」(ユチョン)

――今年デビュー10周年を迎えた。

「もう10周年になったとは信じられない気持ちだ。笑うことも多かったが辛いことも多かった。誰よりも価値のある人生を学んだようだ。とても幸せな時間だったと言いたい」(ジュンス

――最も辛かった時期はいつか。

「メディアに出演できなかったときだ。3年前も今も同じだ。ただ、いつからか辛いことよりも幸せなことを先に考え、感謝しようという方向に変わった。最近も不幸せだとは感じない」(ジュンス

――今後の夢は。

「今より多くのことは望まない。やりたい仕事は多いが制約が多いため十分にできない部分については残念に思う。ただ、その中で与えられた仕事を行うこと、大切な人たちと仕事をすることが目標。JYJとして可能な限り長く活動するのが夢だ」(ユチョン)

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/04/04/0200000000AJP20130404004200882.HTML