カワサキのニンジャ250が売れているらしい。

昔っからのカワサキのファンで、かつてはZXR250に乗っていたこともある私としては、興味を惹かれずにはいられない記事です。今バイクを買うとしたら、たぶんこれしかないです。

個人的には、カラーは絶対にライムグリーンですけどねえ。


小さめ「ニンジャ」若者ふり向く 250ccバイク人気
大畑滋生 2014年10月9日19時25分


川崎重工業の「ニンジャ250」=東京都大田区カワサキプラザ東京

 排気量250ccのスポーツバイクとしては小さめのタイプに、10〜20代の若者たちが目を向け始めた。デザインの格好良さや乗りやすさが支持され、「若者のバイク離れ」を感じさせない人気ぶり。メーカー各社は今年、相次いで新車種を売り出し、巻き返しをねらう。

 ヒットのきっかけは、2008年に川崎重工業カワサキ)が発売した「ニンジャ250R」。車体の前面やエンジンの周りに流線形の風よけがついた「フルカウル」と呼ばれるデザインが人気で、13年発売の新型「ニンジャ250」は1年半で9千台以上売った。

 二輪車市場全体の購入者の平均年齢が50歳を超えるなか、ニンジャを買った人の半数近くは10代と20代。浅野剛執行役員は「最近では異例の現象」と驚く。

 1980〜90年代にも同じようなバイクが若者の人気を集めたが、その後は低迷。排ガス規制が強化されて多くの車種が姿を消したなか、競合メーカーもニンジャに刺激を受けた。

 ホンダが今年4月に発売した新型「CBR250R」も半年足らずで2千台を売り、やはり半数近くは10〜20代が買う。販売担当者は「いまの若者は、デザインと運転のしやすさを重視する」と分析する。

 排ガス規制をクリアしようと馬力を抑えめにし、前かがみになりにくい姿勢で乗れるため、バイクに慣れていない人でも運転しやすい。価格は50万円前後で、かつての同型より10万円ほど安く、車検も必要ない。

 スズキが9月中旬に「GSR250F」の販売を始め、ヤマハ発動機も「YZF―R25」を年内にも売り出す。東南アジアや中国などで生産して、価格を抑える。(大畑滋生)

http://digital.asahi.com/articles/ASG9Y3GFSG9YULFA008.html

実際、250ccってのはいろいろ「いい」んですよ。軽くて取り回しが楽だし、高速は乗れるし、車検はいらないし。そしてレーサーレプリカで思いっきり前かがみだったZXRに比べれば、ニンジャ250は姿勢も楽そうです。おまけに雨風のときに威力を発揮するフルカウルの流麗なデザイン…ああ、素晴らしい。

一昔前であれば、250なんてのは400、そして750やリッターバイクを目指す途中の初期の一段階に過ぎなかったと思うのですが、私がそうであるように、「250がベストでそれ以上の排気量のバイクを目指さない層」というのも、今どきは相当にいるような気がします。

クルマだってもう、誰もかれもが「いつかはクラウン」なんて思っていないでしょうし。それと同じことです。

リッターバイクなんてでかくて邪魔なだけですよ。400も正直あんまり興味湧かないです。

いえもちろん、カッコイイとは思います、カワサキなら。でも、こんなのに自分で乗ろうとは思わないです。

いずれにせよ、250ccはバイクの入門編という位置づけではなくなって、ある意味それで完結するカテゴリーとなっていくような気がします。今後ますます。

うーん、乗りたくなってきたなあ。