高校野球大阪大会2回戦・東大阪大柏原‐PL学園戦

ずっとネットを通じて見守っていました。本来であれば東大阪大柏原のこともPL学園と対等に扱われるべきところですが、状況が状況だけに、こういう注目のされ方をするのはやむを得ないところでしょう。

選手はよく頑張ったと思います。そこは何も言うことはありません。

今夏限りで休部のPL学園終戦 6-7で涙/詳細
[2016年7月15日16時47分]

高校野球大阪大会:東大阪大柏原7-6PL学園>◇15日◇2回戦◇花園中央公園野球場

 今夏限りでの休部が決まっている名門PL学園が今夏初戦。6-7で敗れ涙をのんだ。前日14日、練習中に河野友哉内野手(3年)が大腿(だいたい)を骨折。外野手の正垣は亜脱臼で出場可能な11人から戦線離脱。実質9人で戦うことになった。内野スタンドは超満員、OB桑田真澄氏のものまね芸人、桑田ます似も登場した。観衆は通常の3倍にあたる2800人が観戦。報道陣は220人。

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PL学園対東大阪大柏原 2回表、打席に入る前に祈るPL学園・藤原海(撮影・清水貴仁)

試合経過
PL学園・藤村、東大阪大柏原・平田の先発で試合開始
球審はあの箕島-星稜の死闘に出場した星稜の元エース堅田外司昭氏
1回表 PLは2死満塁から6番安達の右前適時打で2点を先制!
1回裏 柏原が2点を挙げ同点
2回裏 2死満塁とされ投手交代。藤村が右翼へ回り、捕手の梅田がマウンドへ、右翼手が捕手へ。しかし2点適時打され勝ち越され、さらに捕逸で3失点目。2-5に
3回裏 2死満塁のピンチをしのぐ
4回裏 1死一、三塁のピンチをしのぐ
6回表 1死一、二塁から7番水上の適時二塁打で2者生還し1点差に迫る
7回表 1死二塁から藤村の2ランで6-5と逆転!
7回裏 2死一、二塁から中前適時打許し6-6同点
8回裏 1死満塁から中前適時打で1点を勝ち越され6-7
9回表 最後の攻撃も3者凡退に終わり試合終了

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PL学園対東大阪大柏原 7回表PL学園1死二塁、藤村の左越え2点本塁打歓喜のPL学園ナイン(撮影・清水貴仁)

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PL学園対東大阪大柏原 7回表PL学園1死二塁、左越え2点本塁打を放った藤村(右)(撮影・清水貴仁)

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PL学園対東大阪大柏原 2回途中の守備位置変更で捕手から投手としてマウンドに上がるPL学園・梅田(撮影・清水貴仁)

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PL学園対東大阪大学柏原 4回攻撃前、ベンチ前で声を出して気合を入れるPL学園ナイン(撮影・上田博志)

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PL学園対東大阪大学柏原 1回表PL学園2死満塁、右前に先制打を放つPL学園・安達(撮影・上田博志)

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PL学園対東大阪大柏原 PL学園先発藤村(撮影・清水貴仁)

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1回表PL学園2死満塁、安達の先制2点適時打で生還する藤村(撮影・清水貴仁)

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PL学園対東大阪大柏原 試合開始前に円陣を組むPL学園ナイン(撮影・清水貴仁)

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PL学園戦を観戦しに球場を訪れた桑田ます似(撮影・上田博志)

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PL学園対東大阪大柏原 注目の試合に大勢の観客が足を運ぶ(撮影・清水貴仁)

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PL学園対東大阪大柏原 注目の試合に大勢の観客が足を運ぶ(撮影・清水貴仁)

<PL学園スタメン>
(1)三 谷口大虎(3年)
(2)二 原田明信(3年)
(3)投 藤村哲平(3年)
(4)一 藤原光希(3年)
(5)捕 梅田翔大(3年)
(6)中 安達星太(3年)
(7)遊 水上真斗(3年)
(8)左 藤原海成(3年)
(9)右 森實尚之(3年)

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PL学園対東大阪大学柏原 試合前のPL学園ナイン(撮影・上田博志)

試合前
東大阪市の花園球場の天気は曇り、風もあり涼しい。試合開始は午後2時10分の予定だが、多くの高校野球ファンが集まっている。午前11時45分に約80人の報道陣に見守られながら、PL学園ナインが球場入りした。午後1時過ぎにはOBの吉村禎章氏(元巨人)が、宮本慎也氏(元ヤクルト)がスタンドに到着した。阪神の木戸氏、フリーアナウンサー植草貞夫氏も来場した

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大勢の報道陣に見守られて球場に入るPL学園ナイン

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11時45分 初戦に向け球場に到着するPL学園ナイン(撮影・清水貴仁)

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松葉杖をつきながら球場への階段を上る前日に骨折をしたPL学園・河野(撮影・上田博志)

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スタンドに到着したPL学園OBの吉村禎章

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PL学園対東大阪大柏原 観戦するPL学園OB宮本慎也氏(撮影・清水貴仁)

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9日、開会式で行進するPL学園ナイン

PL学園野球部の歴史
硬式野球部は1956年(昭31)創部。62年春に甲子園初出場を果たした。70年夏は東海大相模、72年夏は桜美林に敗れ準優勝に終わったが、春夏通じ12度目の出場となった78年夏、中京との準決勝を延長12回サヨナラ、高知商との決勝を9回サヨナラ、いずれも土壇場での大逆転劇で制して初優勝し「逆転のPL」の異名をとった。80年代に入ると桑田真澄清原和博の「KKコンビ」を軸に人気、実力共に不動の地位を築いた。その後も甲子園で好成績を収め続け、98年夏には松坂大輔擁する横浜との延長17回の死闘など、印象に残る数多くの試合でファンを魅了し、プロ野球選手も多数輩出した。近年は09年夏を最後に甲子園出場はなく、不祥事が相次いだことや学園の方針もあり15年度から新入部員の募集を停止。昨秋の大阪大会は2年生12人で臨み、初戦で敗退していた。甲子園は春20度出場し3度優勝(通算48勝17敗)、夏は17度出場し4度優勝(通算48勝13敗)。現役プロ野球選手のOBにドジャース前田健太投手、阪神福留孝介外野手、楽天松井稼頭央外野手、同今江敏晃内野手、ロッテ・サブロー外野手、広島小窪哲也内野手阪神緒方凌介外野手、巨人吉川大幾内野手

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