【台東の風景】千束四丁目、吉原遊郭の地を歩く。
池袋からいったん亀戸まで出てお昼を食べた後、いったんは通過した秋葉原経由でやってきたのが、東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅。
この駅からまずは住宅街を真南に向かって歩いていきます。
そこにあるのは、鷲神社。
そして、そこから台東病院と公園を挟んだところにある弁天池跡、吉原弁財天奥宮。この辺りはもともと湿地帯で、ここにも池があったそうです。関東大震災の折には多数の方がここで亡くなったとのことで、そのことを思い起こさせる慰霊の地ともなっています。狭い敷地の中にいろいろなものや思いがぎっちり詰まっている感じです。
ちなみにここの管理は、近くの吉原神社が行なっています。
ここまで見たところで、いよいよいわゆる「吉原」を見に行くべく、まずは吉原大門へ。
…と思った時にはまだ気付いていなかったのですが、吉原神社のある場所は、吉原遊郭の入り口だった吉原大門から遊郭を挟んでちょうど反対側。
なので、地図を見ながら突っ切ったその通りがまさに、メインストリートの仲之町通りだったのですけど、そのことを知ったのは吉原大門に着いて街の構成を振り返って見た時でした。そこにあるのが、よく知られた「見返り柳」と、その謂われを示す石碑と案内板。
さて、改めてここから取って返して、入り口で一ひねりされた仲之町通りから吉原の中に入っていきますよ。
パッと見には、それとは見えないような気もします。
でも、よく見れば、いや見るまでもなく通ってみれば、そういう場所であることはわかります。昼下がりからお風呂屋さんは営業していて、ボーイさんもそこここに出ておられます。
ここの街としての広がりや「特殊っぽさ」は、どちらかと言えば仲之町通りと並行する両サイドの通りに回り込んで、そこから直行する通りを覗き込んだ方が、感じることができるかもしれません。
なるほどなあ。こういうところやってんなあ。
あ、もっと詳しくてちゃんとした情報は、こちらのサイトでどうぞ。
ホントはこういう建築も見たかったんですけど、見つけきれなくてけっきょく見れてないという毎度のオチです。この学習能力のなさをどうにかしたいです。寝てるだけで学習能力が身につく方法とか、ないっすかね…?