ダラダラと続いているこの済州旅のシリーズ。前回までが一まとまりで、今回から日が改まります。
blue-black-osaka.hatenablog.com
済州4.3平和公園は以前にいちど訪れたことがありますので、これが二度目の訪問です。
まずは平和記念館の展示見学から。事件の経緯を主にパネル展示で説明してくれています。使用言語はもっぱら韓英2言語です。
事件の重要な転換点となった金益烈の解任から朴珍景の暗殺に至る場面も、もちろん展示があります。
この写真に写っているのは、済州で行なわれた朴珍景の告別式(1948年6月18日)に参列したウィリアム・ディーン米軍政長官です。このためだけに済州に日帰りで赴いたと聞いています。
こちらは武装隊に殺された青年団員や警察官のお墓です。西帰浦の忠魂墓地でも見ましたけど、当時のこうした墓碑は漢字表記なので、日本人には読みやすいです。
日本との関わりについての展示もありますね。
ま、全部は紹介できませんので、ぜひ現場を訪れてじっくりご覧ください。
外の平和公園は、一面真っ白な雪景色、とまではいきませんが、池はガチガチに凍っていましたし、残っている雪の厚みは、歩いて越えるにはけっこう洒落にならないくらいありました。
公園の手前部分にあるこの慰霊碑の周囲には、事件の犠牲者の名前を刻んだ石板が立ち並んでいるんですが、公園のさらに奥手、巨大な広場と位牌奉安室の裏手にある行方不明犠牲者の墓石(というか標石)のあるエリアも、見逃してはいけませんね。