おお、すでに高田社長は応札済みですか。V・ファーレン長崎をクラブとして立て直して一気にJ1(ゼイワン)昇格まで持っていった今、タイミングとしてはこれ以上ないところです。
J1長崎、新スタジアム検討 長崎市内の三菱工場跡地か [長崎県]
2018年02月23日 06時00分23日開幕のサッカーJ1に初参戦するV・ファーレン長崎の高田明社長は22日、長崎市の田上富久市長を訪れ、同市内にホームスタジアム建設を検討していることを明らかにした。関係者によると、親会社ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)などが、JR長崎駅に近い三菱重工業工場跡地での建設に向け、三菱側が行う事業者公募に応札したもよう。
高田氏は面会で、被爆地の長崎県唯一のクラブであることを強調し「(新スタジアム建設で)本気で長崎から平和を発信しようと考えていることを伝えたい」と述べた。完成時期や場所は明かさなかった。
現在の本拠地は長崎県諫早市のトランスコスモススタジアム長崎だが、高田氏は報道陣に「素晴らしいスタジアムだがアクセスが問題。全国のJ1チームやサポーターがストレスなく来場できることも大切」と語った。
三菱重工が公募しているのは、JR長崎駅の北約500メートルにあり、本年度末に閉鎖する長崎造船所幸町工場跡約7ヘクタール。今月16日に応募を締め切り、県や長崎市の意向も踏まえ4月にも事業者を決定する。
複数の関係者によると、公募にはジャパネットホールディングスを含む企業グループやJR九州など複数が応募。ジャパネット側は新スタジアムのほか商業施設やマンションなどを検討し、観光名所の稲佐山にあるロープウエーの延伸構想も持っているという。
=2018/02/23付 西日本新聞朝刊=
長崎駅近くという、アクセスとしてはこれ以上ない立地条件での新スタジアム建設が実現するか。これはたぶん、どこまで他を巻き込んで「オール長崎」のプロジェクトにできるかにかかってるんではないでしょうかね。
具体的には、長崎市や県、あとJR九州あたりを、高田社長がどれだけ魅力ある提案で説得できるか、だと思います。
三菱重工 長崎造船所幸町工場跡地 活用事業者を募集 計画募り来年度中に決定 /長崎
毎日新聞 2017年2月10日 地方版
来年度末に閉鎖予定の三菱重工長崎造船所幸町工場三菱重工業(東京)は、来年度末に閉鎖予定の長崎造船所幸町工場(長崎市幸町)について、跡地の活用事業者を募集すると発表した。今年4月以降に計画案を募り、来年度中に事業者を決める。
三菱重工業は、跡地活用の検討会を昨年2月に社内に設置し、県や長崎市の意見も聞きながら方策を協議してきた。その結果、活用コンセプトを「『住む・働く・楽しむ』という三つの視点から、豊かな暮らしを実現する新拠点」などと決定。コンセプトに基づく具体的な活用計画を募り、検討会で採算性などを審査しながら、事業者を絞り込むという。
跡地活用事業は、2019年度に着手を予定している。県は「交流人口の拡大や、人口のダム機能となるような活用を求めていた。意見を組み込んでもらった」と評価した。
幸町工場はJR長崎駅北側に位置し、約7ヘクタールの広さがある。県内の工場再編で、全生産機能を諫早工場(諫早市)などに移転し、閉鎖することが決まった。【小畑英介】
〔長崎版〕
三菱幸町跡地“争奪戦” 公募に複数企業名乗り JR九州、イズミ、大和ハウス工業など
2017/12/21 09:5712/22 00:22updated
©株式会社長崎新聞社三菱重工業による長崎造船所幸町工場(長崎市幸町)一帯の跡地活用策の公募に対し、JR九州(福岡市)、大型商業施設を展開するイズミ(広島市)、大手住宅メーカーの大和ハウス工業(大阪市)などがそれぞれ名乗りを上げていることが20日、関係者への取材で分かった。
幸町工場は事業再編に伴い来年3月に空き施設となる。JR長崎駅と浦上駅の間に位置し面積は約7ヘクタール。長崎市中心部では数少ない大規模な平たん地を巡り、名だたる企業が“争奪戦”を繰り広げる構図が浮かび上がった。
三菱重工は「住む」「働く」「楽しむ」をコンセプトに開発事業者を募集。住宅や商業、スポーツ施設などの機能を組み合わせた事業計画が複数社から提案され、来年4月下旬に開発事業者を決め、土地も売却する方針。
このうちJR九州の青柳俊彦社長は19日、長崎新聞社などのインタビューで公募手続きに参加していることを明かした。同社は九州新幹線長崎ルートの2022年度暫定開業を見据えた長崎駅ビル拡充も計画しており「一体的な開発という意味では非常に良い組み合わせだ」と強調。商業施設やマンションなどの建設を検討対象としている点も示した。「駅ビルに必要なものと、それ以外にどういったものがあったら良いかを考えている」と述べた。
ゆめタウン夢彩都(長崎市元船町)などを運営するイズミと、大和ハウス工業は取材に対し、公募に応じている点を認めた。ただ「詳細は話せない」「最終的な入札に参加するかは検討中」などとしている。流通大手のイオングループも取り沙汰されているが「何も答えることはない」とした。
幸町工場周辺では県内のサッカー、ラグビー関係者らがフットボール専用競技場を建設するよう求める署名活動をした経緯がある。サッカーV・ファーレン長崎がJ1昇格を決めた最近では、市内でのサッカースタジアム建設を模索する動きもある。
JR九州の青柳社長は自社開発の想定に「サッカースタジアムは入っていない」としながらも「(周辺に)スタジアムができれば土地の魅力が上がる。建設には大いにエールを送りたい」と語った。
個人的には、けっこう可能性あると思います。
水辺に立地するスタジアムとしては、すでに北九州のものがありますし、森山高至さんの「隅田川スタジアム」構想なんかも参考になりそうです。