宮本体制で若手が躍動したガンバ大阪、反転浮上のきっかけをつかめたか

一度は追いつかれながらアディショナルタイムで劇的に突き放しての勝利そのものももちろん重要で貴重なのですけど、一美和成・高宇洋・高江麗央といった高卒加入でU-23で頑張ってきた3人がJ1で結果を出したということが、今後につながる期待を持たせてくれます。ハッキリとした監督交代効果でもありますし、そこにガンバの反転攻勢の可能性を見たいと思います。

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まあ、まだまだ降格圏ですし、反転攻勢かけてもらわないと困りますからね。

【G大阪】宮本監督、初勝利!F東京戦でみせた“2つの策”
2018年8月10日23時21分 スポーツ報知

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監督就任初勝利をガッツポーズで喜ぶG大阪・宮本監督

◆G大阪2-1F東京(10日・吹田スタジアム

 G大阪が後半アディショナルタイムにFWアデミウソン(24)が挙げた決勝ゴールでF東京に競り勝ち、宮本恒靖監督(41)は、就任4試合目での初勝利を挙げた。勝利の瞬間、山口コーチとがっちりと抱き合って喜びをかみしめた指揮官は「同点に追いつかれても、選手は前回の試合に見られなかった立ち向かう姿勢をみせてくれた。みんなが欲しかった勝利」と振り返った。

 昨季までG大阪を率いたF東京・長谷川健太監督(52)との対戦を前に、宮本監督は2つの“策”を用意した。ひとつはチーム得点王(9点)の韓国代表FW黄がアジア大会出場のために抜けた穴に、G大阪U―23で重用してきたJ1初出場の3年目FW一美を先発抜てき。熊本・大津高の2年時にDFからFWに転向し、高卒でプロ入りした一美は、宮本監督がポストプレーなどをたたきこんできた“秘蔵っ子”だ。その一美は、監督直伝の体を張ったポストプレーでチャンスを演出。「ゴールは欲しかったけど、ある程度自分の良い部分は出せた」と語った一美は、後半36分に交代するまで指揮官の期待に応える活躍をみせた。

 もう一つは、主将のDF三浦の右サイドバック起用だ。ここまでセンターバック(CB)として全試合出場してきた元日本代表DFをサイドで起用し、本職がCBの選手を4バックに3枚置く形でチョイス。その三浦は守備でポジショニングの甘さをみせるシーンもあったが、攻撃では鋭いクロスでチャンスに絡み、指揮官を驚かせる攻撃力も発揮した。

 攻撃面でも宮本監督がチームに求めてきた攻め急がないボール回しも随所に見られるなど、“宮本カラー”が随所に現れて飾った初勝利。試合後の会見では「ハードワークがここにつながったし、サポーターに勝利を届けたかったので、いい勝利だったと思います。ただ1試合しか勝っていないので、まだ続けていかないといけないと思います」と浮かれる様子はなかった。しかし会見の最後には、報道陣に拍手を求めるしぐさをみせる茶目っ気も。そしてわき起こった拍手に、自ら手を挙げて応えていた。

https://www.hochi.co.jp/soccer/national/20180810-OHT1T50322.html

会心の宮本采配!! 3人の教え子たちの活躍が新生ガンバの初勝利にいっそうの価値をもたらす
志水麗鑑(サッカーダイジェスト
2018年08月11日

J1経験のない一美をスタメンに抜擢。

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宮本監督は初勝利に貢献した3選手を称えた。写真:徳原隆元

[J1リーグ21節]G大阪2-1FC東京/8月10日/吹田S

 記者会見を終えたG大阪宮本恒靖監督は、拍手をしてから拳を突き上げ、その場を去った。報道陣との質疑応答でゲームの内容を訊いた後だったからこそ、そのガッツポーズは采配の手応えを表現しているように感じた。

 この試合でも”宮本カラー”を打ち出した采配がいくつか見られたが、その筆頭は一美和成の先発起用だろう。アジア大会に参戦する影響で離脱中のファン・ウィジョの代わりにJ1経験のないFWを抜擢したのだ。いくらU-23チームの監督時代、手塩にかけて育ててきた選手とはいえ、9得点でチームトップスコアラーの韓国代表とは経験に大きな差がある。

 しかし、指揮官は一美の起用こそ、FC東京戦の攻撃の肝だったと語った。

「攻撃面では一美が入ることによって、前で起点を作る、コンビネーションを出せるところを活かした組み立て(をした)。フィニッシュに関してもクロスボールを入れるところを、(チームの)タスクのひとつとして与えました」

 宮本監督の言葉通り、一美は最前線でポストプレーに徹し、アデミウソンの動きを見ながら前線で良いコンビネーションを見せたのだ。そして、オフェンスの狙いはもうひとつあったと、指揮官は話を続ける。

「あとは、ボールを奪ってからの切り替えの早さ、相手のサイドバックが攻め上がった背後を狙うように話をしました」

 そのサイドバックの裏を突く攻めを体現したのが、72分から途中出場した高江麗央。一美と同じく、U-23チームで宮本監督の指導を受けた選手だ。試合終了間際、右サイドを抜け出してカウンターの起点になり、決勝ゴールへとつなげている。“ツネ様”も賛辞を送った。

「高江は運動量が持ち味なので、守備の役割で入れましたけど、1-1の状況で苦しい時間帯でも出ていけていた。途中出場でしたが、ああいうプレーはキーになったと思います」

 そして最後に、その高江からボールを受け、決勝弾のアデミウソンに鋭い縦パスを通した高宇洋の起用。宮本監督の初采配となった18節の鹿島戦から先発を続けており、前述のふたりと同じくJ3で指揮官に育てられた秘蔵っ子だ。

 だが、高に関しては期待も込めて「もっとやらなければならない。守備だけでなく、攻撃面では最後にクサビを入れましたけど、あそこの回数や質を求めていきたい」と指揮官は少し厳し目なメッセージを述べた。

 宮本監督がU-23チームを率いていた時代に、自ら育てた3選手が指揮官の采配の意図を汲み取り、FC東京戦で起用に応えてみせた。この結果によってポジション争いが激しくなり、宮本ガンバの色がより強くなることを考えれば、新体制の初勝利はいっそうの価値があると言えるだろう。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=45445

ちなみに、昨日はこれもやってたんですよねえ…。観たかったなあ。

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これでこの日勝ったんですから、DA PUMPにはもう毎回「勝利の使者」として来てもらいたいくらいです。

ハーフタイムショーに「DA PUMP」が登場!驚きだったのは『U.S.A』でガンバボーイが…
志水麗鑑(サッカーダイジェスト
2018年08月11日

FC東京サポーターからは『U.S.A』コールも。

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ハーフタイムでは「DA PUMP」が大人気になっている『U.S.A』を披露した。写真:徳原隆元

 8月10日、J1リーグ21節のガンバ大阪FC東京のハーフタイムパフォーマンスで、パナソニックスタジアム吹田にアーティストの「DA PUMP」が登場した。

 G大阪のユニホームでピッチに「DA PUMP」が入ると、会場からは盛大な歓声が起きた。その後、空前の大ヒットになっている『U.S.A』を披露し、客席も一緒になって歌って踊り、大いに盛り上がっていた。

 ちなみに、少し驚きだったのが、ガンバ大阪マスコットのガンバボーイ。「DA PUMP」のメンバーに交じり、ほぼ完璧に踊るキレキレのダンスでコラボして見せたのだ。

 終了後には大きな拍手で「DA PUMP」が送り出され、アウェーのFC東京サポーターからは、『U.S.A』コールも起きていた。

http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=45443