韓国における「日本就職」の流れ

ちょっと前に、日本企業への就職を目指す若者たちのことを取り上げた朝鮮日報の社説がちょっと話題になってきたような気がしますけど。

まあ正直、現政権に対する朝鮮日報のバイアスを感じなくもありません。

記事入力 : 2018/11/07 11:02
【社説】日本企業の就職博覧会に殺到した韓国の若者たち

 日本の110社以上の企業が参加して釜山で行われた就職博覧会に、韓国の若者たちが殺到した。700人余りの採用に6200人が志望し、書類審査に合格した2500人のうち1000人以上が面接を受けた。残りの1500人は7日にソウルで開催される就職博覧会の際に面接を受ける予定だ。これまで韓国からは例年100人ほどが日本で就職してきたが、今年は採用予定人数が7倍以上にまで増えた。この就職博覧会には日産やANAといった日本を代表する大手企業も参加しているが、それだけ日本では求人難が深刻ということが分かる。今回の博覧会は雇用労働部(省に相当)が主催して行われた。「雇用政府」を自負する今の政権は国内では雇用を確保できず、他国の企業に韓国の若者の採用を呼び掛けているわけだが、これは見ていて非常に歯がゆいものだ。

 現在、韓国の若年失業率はアジア通貨危機以後では最悪を記録しており、仕事を求める人1人当たりの求人件数は0.6にまで落ち込んでいるが、逆に日本では1.64にまで上昇している。これは44年ぶりの高い数値だという。日本は1人の求職者を1.64社の企業が取り合いをしているが、韓国では逆に一つの仕事を巡って1.68人の求職者が競争を繰り広げているわけだ。「雇用政府」は今や海外への就職窓口あるいはあっせん機関に変わってしまった。

 わずか数年前までこの状況は逆だった。韓国は世界的に見ても失業率が非常に低く、これに対して日本は「失われた20年」とそれに伴う雇用難に苦しんでいた。しかしその後日本は2000年代から規制緩和や競争力強化に向けた政策を進め、長期の景気低迷から脱したが、一方の韓国では歴代の政府も政界も経済分野ではポピュリズム的な政策を繰り返した。構造改革や体質改善が行われず衰退を続けてきた韓国経済が、現政権発足後は「所得主導成長」という自殺行為によって雇用そのものも激減してしまった。この政策の違いが今の両国における雇用情勢の逆転につながったのだ。

 若い人材は国にとっても大切な資産だ。若者が海外に進出することも必要だが、それは国内での就職市場が安定してからの話だ。これまで教育を与え育ててきた若者を韓国で生かすことができず、日本企業に渡すという状況がわれわれの目の前で進んでいる。労働改革や規制緩和といった必要な対策から顔を背け、政治ポピュリズムが今後も続けば、東南アジアや南米で起こっているような雇用の大脱出も起こりかねないだろう。韓国政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は「今年の10-12月期は就業者数の増加幅がゼロになる可能性が高い」との見通しを示している。あまりにも深刻な事態だ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/07/2018110701097.html

実際、あけすけとも言えるような中央日報のこの「日本就職指南」記事などを見てると、保守だ進歩だというイデオロギーとは別のところで、皆さんきわめて合理的な動きをしているように思えますよ。

「人生のリセット」狙う…学閥・資格ではなく可能性重視の日本就職が韓国でブーム(1)
2018年08月29日09時47分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

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25日、釜山市庁で開かれた「日本就職合同博覧会」には800人余りの求職者が集まった。行事に参加した日本企業約50社は現場面接などを通して韓国人材の獲得に出た。(写真提供=韓国青年国際交流機構)

韓国では国内就職市場が冷え込む中、海外就職ブームが熱い。中でも日本への就職が脚光を浴びている。人口絶壁で史上最高の求人難に直面している日本企業が海外から人手を探しているためだ。実際、昨年韓国産業人材公団があっ旋した海外就業者5118人のうち、日本で職場を探す人が1427人で最も多く、米国(1079人)・シンガポール(505人)・オーストラリア(385人)を抜いた。

日本就職の魅力はいくつかある。最大の長所は、学閥や資格などのいわゆる「スペック」ではなく潜在力が重視されるため、「人生のリセット(reset)」が可能だということだ。日本求職の長短所および秘訣など知るために釜山(プサン)で開かれた就職博覧会を訪れた。

今月26日、釜山蓮山洞(ヨンサンドン)の釜山市庁1階大会議室。厳しい残暑の中にも、きちんとした身なりの若者たちが緊張した面持ちで日本企業のブースに座って面接を受けていた。ここは大韓海峡の向こう側に職を求める韓国の青年求職者と日本企業が共に進めた「日本合同就職博覧会」の行事会場だ。

すぐ隣の大講堂では「面接要領」と「日本企業が望む人材像」等についての特講が開かれていた。会場の片隈では、日本企業との現場面接を待つ求職者が緊張した表情で待機していた。国内雇用市場が冷え込むほど熱くなる日本就職の熱気を目の当たりにできる現場だった。この行事を主管した釜山外大のイ・ミョンヨン海外就職センター長は「昨年は30社の日本企業に韓国人求職者600人余りが集まったが、今年は50社の企業に800人余りが集まった」とし「さまざまな国のうち、日本就職が最も人気がある」と紹介した。今回の行事には、見慣れない社名の中小企業だけでなく、Yahoo JAPANやヤマト運輸など、日本屈指の優良企業も韓国人材確保に乗り出した。

昨年10月基準として、日本国内の外国人労働者およそ127万人のうち、韓国人は4.4%の5万5000人。中国・ベトナム・フィリピン・ブラジル・ネパールに続き6位だが、最近2年間、毎年16%ずつ増加してベトナム(40%)に続き2番目に急増している。韓国人スタッフの人気の高さを端的に示す証拠だ。

日本国内の韓国人就業者の特徴といえば、単純労務職ではなくIT、観光・サービス、事務職種に従事しているという点だ。最近、日本ではITに関連した大型投資が次々と行われ、専門労働力難が深刻だ。日本経済産業省によると、2030年までに78万人余りのIT人材が不足するものと予想されている。これに伴い、IT資格証さえあれば日本で簡単に職を見つけることができる。

また、海外観光客が急速に増加しているところに2020年東京オリンピック(五輪)を控えていて、観光サービス業界の労働力難もますます激化している。日本語や英語など、外国語に堪能な韓国人に対する需要がますます高まっているということだ。

一方、日本企業の長所はいくつかある。就業者の大部分が「外国人に対する差別は感じられなかった」と答えるほど現地人と同じ待遇を受けるという。特に、大学を卒業したばかりの韓国人新入社員に対しても終身雇用という希望を持たせてくれるよう配慮するということだ。また、大企業ではない中小企業も報酬がかなりあるほうだ。昨年の日本就業者の平均年俸は2786万ウォン(現レートで約280万円)。韓国正規職の大卒初任給(3325万ウォン)よりは少ないが、中小企業(2523万ウォン)よりは多かった。

日本企業内の韓国出身スタッフに対する評価も良いほうだ。イ・ミョンヨン・センター長は「韓国人スタッフが他国出身者よりも日本語やビジネスマナーをいち早く身につけて最も信頼されている」と説明した。あわせて「韓国スタッフは日本人よりも進取的な性格で、外国語能力に長けていて海外経験者が多いため、海外営業などに優れている」ということだ。

では日本就職に最も必要な条件は何だろうか。韓国産業人材公団のナム・ヨンギョン・ソウル海外就職センター長は「一般事務職や観光・サービス分野は完ぺきなコミュニケーションが可能な水準の日本語能力が必須で、IT分野はこれに少々及ばなくても大丈夫だ」と説明する。具体的に「人文系は日本語能力試験N1級、技術職側はN2級程度は必要」ということだ。ただし、人文系も英語やスペイン語など他の外国語に堪能ならばN2級でもいいことがあるという。

注目すべき点は、人文系出身でもIT教育を受けて資格証を取れば技術者として日本で働くことができるという事実だ。韓国産業人材公団のイ・ヨンボク国際人材本部長は「人文系出身のうち、貿易協会などで用意した情報処理教育過程を終わらせて資格証を取り、日本企業に就職した事例がかなりある」と紹介した。実際、専門大で肌の美容を専攻したチョンさんは10カ月の貿易協会過程を終わらせた後、今年3月に日本IT企業「ルウガルソン」への就職に成功した。同じようなケースもいくつかある。また、ひとまず日本中小企業に就職した後、他の大企業に派遣社員として派遣され、同社の正式職員として採用される場合も少なくないという。

職探しをするとき、就職時期が韓国とは違う点に注意しなければならない。日本の大学は3月卒業なので、会社入社日もほぼ4月初めだ(韓国は2月卒業)。日本企業の社員募集は1年間行われるのが普通なので、大学卒業予定者は入社前年の3月初めから準備に入る。これに伴い、3月から5月末までは企業説明会に参加し、6月から9月末までは筆記試験や面接など、本格的な採用手続きが進められる。早くから準備をしなくてはいけないということだ。この時、日本語能力試験の成績を求める会社が多く、あらかじめ試験を受けておくとよい。また、多くの会社が選考過程でSPI(適性検査)を受けるよう求めているため、これに対する準備も前もってしておかなければならない。SPIは韓国大企業の適性試験と似ている。非言語・言語・性格など3分野に分けられていて、幾何、推理、さらに四字熟語などさまざまな問題が出題される。それほど難しいものではないが、あらかじめ問題類型を知っておくほうが絶対的に有利だ。

https://japanese.joins.com/article/513/244513.html

「人生のリセット」狙う…学閥・資格ではなく可能性重視の日本就職が韓国でブーム(2)
2018年08月29日09時47分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

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2016年7月、ソウル江南区(カンナムグ)テヘラン路の海外就職アカデミーで、日本就職希望者を対象に面接要領に関する教育を実施している。(写真提供=韓国産業人材公団)

日本就職過程で最も重要な手続きは面接だ。多くの日本企業が重視する資質は「活力」と「熱意」だという。活気にあふれる姿とあわせて、日本企業に必ず就職したいという願いを積極的に表現するのが重要だということだ。実際、日本現地の調査結果、大学の成績や出身大学を重視すると答えた企業はそれぞれ1.9%と4.2%に過ぎなかった。反面、コミュニケーション能力と躍動性が重要だという比率は60.4%と37.7%に達した。韓国で重視されるスペックが日本企業ではそれほど重要ではないという意味だ。

これに関連し、留学生支援ネットワークの久保田学・事務局長は「韓国人の場合、自ら『明るい性格で責任感とチャレンジ精神もある』というふうにさまざまな長所を自慢しようとするが、このように話すと、日本人面接官を戸惑わせてしまい良い印象を得られない」と指摘する。つまり、「正確にどのような性格なのかひとつで説明し、これに合う具体的なエピソードを紹介するほうが良い」ということだ。「韓国内に雇用がなくて志願した」というような回答は絶対に禁物だ。だが、素直さとともに日本人特有の融和的で全体を重視する態度も要求しているため細心の注意が必要だ。

久保田局長は「日本企業で重視するのは学閥ではない長期的な潜在力」としながら「韓国で名門大学への進学に失敗したとしても日本でいくらでも良い職場を求めることができ、人生をリセットするチャンスを手にすることができる」と強調した。

だが、韓国人に対する良くないイメージもないわけではない。代表的なものが、韓国人スタッフはひとつの職場に忠誠を尽くすというよりも簡単に職場を移るという認識だ。まだ終身雇用という考えが根強い日本では、一旦入社すれば数十年にわたって長く勤めるのが一般的だ。だが、韓国人スタッフはより良い条件が現れればすぐに職場を変える傾向があるということだ。数十年を共にするという考えで2~3年間教育した職員が他に移ることになれば、会社としては大きな損害となる。このため、面接の時に「何年この会社で働く考えがあるか」と聞く場合も少なくないという。したがって「離職を頻繁に繰り返す韓国人求職者に対しては良くない印象を受けかねないので、できるだけ職場を変えるのは控えたほうがよい」というのが久保田局長の忠告だ。

一方、日本就職時に注意する点は深刻なホームシックに陥らないように気を付けなければならない。いくら韓国と似ている社会だと言っても、依然として外国だと人間関係をうまく築けない可能性もある。そのうえ、日本人は韓国人に比べてあまり開放的ではないため、親しく付き合うことが簡単ではない。

このため、幼少時代に海外で暮らした経験があるか、交換留学生などの経験がある場合、はるかに適応しやすいという。

一方、日本就職に関連した情報はソウル大峙洞(テチドン)と釜山楊亭洞(ヤンジョンドン)にあるK-moveセンターや貿易協会雇用支援センターを訪問すれば得られる。これらの情報センターでは、韓国人スタッフを探している日本企業体に対する詳細な情報を得ることができる。面接時に注意する点や日本企業の具体的な処遇などに対する資料もある。また、信頼の置ける民間あっ旋企業からも支援を受けることができる。

知っておくと良いのは、韓国産業人材公団で指定した海外就職あっ旋機関を利用する際には手数料200万ウォンの支援を受けられる点だ。ただし、手数料は本人ではなくあっ旋斡旋機関に直接伝達される。これとあわせて、富裕層の子息でない場合、海外就労に成功すれば400万~800万ウォンの定着支援金も受け取ることができる。

https://japanese.joins.com/article/514/244514.html

[남정호의 논설위원이 간다] 인생 리셋 노린다 … 스펙 대신 가능성 보는 일본 취업 붐
[중앙일보] 입력 2018.08.29 00:05 수정 2018.08.29 10:45 | 종합 26면
남정호 기자

논설위원이 간다 - 남정호의 '세계화 2.0'

열기 속의 일본 취업박람회
외국인 차별 없는 일본 기업 인기
외국어 능한 한국 출신 호평 받아

면접 때 취업 의지 강조해야 유리
여러가지 장점 늘어 놓으면 불리

인문계도 기술자로 취업 가능해
해외취업 하면 정착지원금 나와

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지난 25일 부산 연산동 부산시청에서 열린 '일본취업합동박람회'에는 800여 명의 구직자들이 몰렸다. 행사에 참여한 50여 개의 일본 업체들은 현장 면접 등을 통해 한국인 인재 사냥을 벌였다. [한국청년국제교류기구 제공]

국내 취업 시장이 꽁꽁 얼어붙으면서 해외 일자리 열풍이 불고 있다. 그중에서도 일본 취업이 각광받고 있다. 인구 절벽으로 사상 최고의 구인난을 겪고 있는 일본 기업들이 해외에서 일손을 찾기 때문이다. 실제로 지난해 한국산업인력공단이 알선한 해외취업자 5118여명 중 일본에서 직장을 찾는 숫자가 1427명으로 가장 많아 미국(1079명)·싱가포르(505명)·호주(385명)를 앞질렀다. 일본 취업의 매력은 여럿이다. 최대 장점은 스펙이 아닌 잠재력이 중시되기에 '인생 리셋(reset)'이 가능하다는 거다. 일본 구직의 장단점 및 비결 등 알기 위해 부산에서 열린 취업박람회를 찾았다.

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지난 26일 부산 연산동 부산시청 대회의실에서 열린 '일본취업합동박람회'에서 말쑥한 정장 차림의 청년 구직자들이 면접을 보고 있다. 800여 명이 몰린 이번 행사에는 50여개의 일본 업체가 참여했다. 남정호 기자

지난 26일 부산 연산동 부산시청 1층 대회의실. 후덥지근한 늦더위에도 말쑥한 차림의 젊은이들이 긴장된 표정으로 일본회사 부스에 앉아 면접을 치르고 있었다. 이곳은 대한해협 너머에서 일을 찾는 한국의 청년 구직자들과 일본 기업들이 함께 한 ‘일본합동취업박람회’ 행사장.

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지난 26일 부산 연산동 부산시청 대회의실에서 열린 '일본취업합동박람회'에서 한 구직자가 안내문을 유심히 살펴보고 있다. 남정호 기자

옆에 붙은 대강당에서는 '면접 요령'과 '일본 기업이 원하는 인재상' 등에 대한 특강이 진행됐다. 행사장 한쪽 구석에는 일본 기업과의 현장 면접을 기다리는 구직자들이 긴장된 표정으로 대기하고 있었다. 국내 고용시장이 얼어붙을수록 뜨거워지는 일본 취업의 열기를 단박에 느낄 수 있는 현장이었다.

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지난 26일 부산 연산동 부산시청 대강당에서 열린 '일본취업합동박람회'에서 일본인 강사가 일본 기업의 취업에 대해 특별강의를 하고 있다. 남정호 기자

이 행사를 주관한 부산외대의 이명영 해외취업센터장은 "지난해에는 30여 개의 일본 기업에 한국인 구직자 600여 명이 왔지만, 올해에는 50여개 업체에 800여 명이 몰렸다"며 "여러 나라 중 일본 취업이 가장 인기가 있다"고 소개했다. 이번 행사에는 이름이 낯선 중소기업뿐 아니라 야후재팬, 야마토 운송 등 일본 내에서 손꼽는 우량기업들도 한국 직원 사냥에 나섰다.

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출처: 한국청년국제교류기구

지난해 10월 기준으로 일본 내 외국인 근로자 127만여 명 중 한국인은 4.4%인 5만5000여명. 중국·베트남·필리핀·브라질·네팔에 이어 6위이지만 최근 2년간 매년 16%씩 늘어 베트남(40%)에 이어 두 번째로 빠르게 증가하고 있다. 한국인 직원의 인기가 높음을 단적으로 보여주는 증거다.

일본 내 한국인 취업자의 특징이라면 단순 노무직이 아닌 IT, 관광·서비스, 사무 직종에서 대부분 일한다는 점이다. 최근 일본에서는 IT와 관련된 대형 투자가 속속 이뤄지면서 전문인력난이 심각하다. 일본 경제산업성에 따르면 2030년까지 78만여명의 IT 인력이 부족할 것으로 예상된다. 이에 따라 IT 자격증만 있으면 일본에서 쉽게 일을 찾을 수 있다.

또 해외 관광객이 빠르게 늘고 있는 데다 2020년 도쿄올림픽을 앞두고 있어 관광서비스 업계의 인력난도 갈수록 심해지고 있다. 일본어와 영어 등 외국어에 능통한 한국인에 대한 수요가 갈수록 많아질 거라는 얘기다.

한편 일본 회사의 장점은 여럿이다. 취업자 대부분이 "외국인에 대한 차별을 느끼지 못했다"고 대답할 정도로 현지인과 똑같은 대우를 받는다고 한다. 특히 대학을 갓 나온 한국인 신입사원에 대해서도 평생직장이란 믿음을 갖도록 배려한다는 것이다. 또 대기업이 아닌 중소기업도 보수가 괜찮은 편이다. 지난해 일본 취업자 평균 연봉은 2786만원. 국내 정규직 대졸 초임 (3325만원)보다는 적지만 중소기업(2523만원)보다는 많았다.

일본기업 내 한국 출신 직원에 대한 평가도 좋은 편이다. 이 센터장은 "한국인 직원이 다른 나라 출신보다 일본 말과 비즈니스 매너를 빨리 배워 가장 신뢰받는다"고 설명했다. 아울러 "한국 직원은 일본인보다 진취적인 성격에다 외국어 능력과 해외 경험자가 많아 해외 영업 등에서 뛰어나다"는 것이다.

그렇다면 일본 취업에 가장 필요한 조건은 무엇일까. 남영경 한국산업인력공단 서울 해외취업센터장은 "일반 사무직이나 관광·서비스 분야는 완벽한 의사소통이 가능한 수준의 일본어 능력이 필수이고 IT 분야는 이보다 좀 못해도 괜찮다"고 설명한다. 구체적으로 "인문 계통은 일본어 능력시험 N1급, 기술직 쪽은 N2급 정도는 되어야 한다"는 얘기다. 다만 인문계통도 영어나 스페인어 등 다른 외국어에 능통하면 N2급도 괜찮을 수 있다고 한다.

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이연복 한국산업인력공단 국제인력본부장은 "인문계 출신 중 정보처리 교육과정을 끝내고 일본 회사에 취직한 사례가 꽤 있다"고 소개했다. 남정호 기자

주목할 점은 인문계 출신이라도 IT 교육을 받고 자격증을 따면 기술자로 일본에서 일할 수 있다는 사실이다. 이연복 한국산업인력공단 국제인력본부장은 "인문계 출신 중 무역협회 등에서 마련한 정보처리 교육과정을 끝내고 자격증을 따서 일본 회사에 취직한 사례가 꽤 있다"고 소개했다. 실제로 전문대에서 피부미용을 전공한 정 모 씨는 10개월짜리 무역협회 과정을 끝낸 뒤 올해 3월 일본 IT업체인 '루가르송'에 취직하는 데 성공했다. 비슷한 케이스도 여럿이다. 또 일단 일본 중소기업에 취업한 뒤 다른 대기업에 파견사원으로 보내졌다 이 회사 정식직원으로 채용되는 경우도 적잖다고 한다.

일자리를 찾을 때 취업 시기가 한국과 다르다는 점을 주의해야 한다. 일본 대학은 3월이 졸업이어서 회사 입사일도 대부분 4월 초다. 일본 기업의 사원모집은 1년 동안 이뤄지는 게 보통이어서 대학 졸업 예정자는 입사 전해 3월 초부터 준비에 들어간다. 이에 따라 3월부터 5월 말까지는 기업 설명회를 하고 이후 6월부터 9월 말까지, 필기시험과 면접 등 본격적인 채용절차가 진행된다. 일찍부터 준비하지 않으면 안 된다는 얘기다. 이때 일본어 능력시험 성적을 요구하는 회사들이 많아 미리 시험을 쳐야 함은 물론이다. 또 많은 회사가 선발 과정에서 SPI(종합능력시험)를 치르게 해 이에 대한 대비도 미리 해야 한다. SPI는 한국 대기업체의 적성시험과 비슷해 비언어·언어·성격 등 세 분야로 나누어져 있으며 기하, 추리, 심지어 사자성어 등 다양한 문제가 나온다. 크게 까다롭진 않지만, 미리 문제 유형을 익혀놓는 게 절대적으로 유리하다.

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구보타 마나부(久保田學) 일본 유학생지원네트워크 사무국장은 지난 26일 ’한국에서 명문대 진학에 실패했더라도 일본에서 얼마든지 좋은 직장을 구할 수 있어 인생을 리셋(Reset)할 수 있다"고 강조했다. 남정호 기자

일본 취업 과정에서 가장 중요한 절차는 면접이다. 대부분의 일본 기업이 중시하는 자질은 '활력'과 '열의'라고 한다. 활기찬 모습과 함께 일본 기업에 꼭 취직하고 싶다는 바람을 적극적으로 표현하는 게 중요하다는 뜻이다. 실제로 일본 현지 조사 결과, 대학 성적이나 출신 대학을 중시한다고 응답한 업체는 각각 1.9%와 4.2%에 불과했다. 반면 소통 능력과 역동성이 중요하다는 비율은 60.4%와 37.7%에 달했다. 한국에서 중시되는 학벌과 자격증 등 소위 스펙이 일본 기업에서는 크게 중요하지 않다는 의미다.

이와 관련, 구보타 마나부(久保田學) 일본 유학생지원네트워크 사무국장은 "한국인의 경우 자신이 '밝은 성격에 책임감과 도전 정신도 있다'는 식으로 여러 장점을 자랑하려 하지만 이렇게 말하면 일본인 면접관을 어리둥절하게 만들어 좋은 인상을 얻지 못한다"고 지적한다. 그러니 "정확히 어떤 성격인지 한가지로 설명하고 이에 맞는 구체적 에피소드를 소개하는 게 낫다"는 것이다. "한국 내 일자리가 없어 지망했다"는 식의 답변은 절대 금물이다. 하지만 솔직한 모습과 함께 일본인 특유의 유화적이며 전체를 중시하는 태도도 요구해 세심한 주의가 필요하다.

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구보타 국장은 "일본 기업에서 중시하는 건 학벌이 아닌 장기적인 잠재력"이라며 "한국에서 명문대 진학에 실패했더라도 일본에서 얼마든지 좋은 직장을 구할 수 있어 인생을 리셋할 기회를 얻을 수 있다"고 강조했다.

한국인에 대한 나쁜 이미지도 없는 건 아니다. 대표적인 게 한국인 직원은 한 직장에 충성하기보다 쉽게 옮긴다는 인식이다. 아직도 평생직장이란 생각이 뿌리 깊게 박혀 있는 일본에서는 일단 입사하면 수십 년씩 계속 근무하는 게 일반적이라고 한다. 하지만 한국인 직원들은 더 좋은 조건이 나타나면 바로 옮기는 경향이 많다는 것이다. 수십 년을 함께 한다는 생각에 2~3년씩 교육해놓은 직원이 옮기게 되면 일본 회사로서는 이만저만한 손해가 아니다. 이 때문에 면접 때 "몇 년이나 이 회사에서 일할 생각이 있느냐"고 묻는 경우도 적지 않다고 한다. 따라서 "이직을 자주 한 한국인 구직자에 대해서는 좋지 않은 인상을 받을 수밖에 없으니 가급적 자주 옮기는 것은 삼가는 게 좋다"는 게 구보타 국장의 충고다.

한편 일본 취업 시 주의할 점은 향수병에 빠지지 않도록 조심해야 한다는 것이다. 아무리 한국과 비슷한 사회라고 해도 여전히 외국이라 인간관계를 쉽게 맺지 못할 수 있다. 게다가 일본인은 한국인보다 덜 개방적인 성향이라 가깝게 사귀기 쉽지 않다.

이 때문에 어렸을 적 해외에서 살았거나 교환학생 등의 경험이 있는 경우가 훨씬 적응하기 수월하다고 한다.

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서울 테헤란로에 있는 K-move센터에 가면 일본을 비롯한 해외 취업과 관련된 정보를 얻을 수 있다. 남정호 기자

한편 일본 취직과 관련된 정보는 서울 대치동과 부산 양정동에 있는 K-move 센터나 무역협회 일자리지원센터를 방문하면 얻을 수 있다. 이곳에서는 한국인 직원을 찾고 있는 일본 기업체에 대한 상세한 정보를 얻을 수 있다. 면접 시 주의할 점과 일본 기업의 구체적 처우 등에 대한 자료도 있다. 또 믿을만한 민간알선업체에서도 도움을 받을 수 있다.

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2016년 7월 서울 테헤란로의 해외취업아카데미에서 일본 내 취업 희망자들을 상대로 면접 요령에 관한 교육을 실시하고 있다. [한국산업인력공단 제공]

놓치지 말아야 할 사실은 한국산업인력공단에서 지정한 해외취업 알선기관을 이용하면 수수료 200만 원을 지원받을 수 있다는 점이다. 다만 수수료는 본인이 아닌 알선기관에 직접 전달하게 돼 있다. 이와 함께 부유층 자녀가 아닐 경우 해외 취업에 성공하면 400만~800만원의 정착지원금도 받게 된다. 신청 자격은 본인, 부모 및 배우자 합산소득이 8분위 이하일 경우다.

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제공: 한국산업인력공단

https://news.joins.com/article/22922581

個人的にも、「日本語習得」「日本就職」といった言葉を見る機会がこの2、3年増えたなーと思っていたので、やっぱりなという気がします。

求職側と求人側の利害が一致しての動きでしょうし、就活とも採用とも無縁の外野が何を言おうと、この流れはしばらく続くのではないでしょうかね。

求人難の日本で就職を きょうからソウルで企業博覧会
2017/10/28 06:00 KST

【ソウル聯合ニュース】韓国産業人力公団と日本のリクルートキャリアは、28日から2日間ソウル市内で「日本就職博覧会」(WORK IN JAPAN)を開催する。

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「日本就職相談」と書かれているプラカード(資料写真)=(聯合ニュース

 リクルートキャリアなどによると、日本は来春卒業の大学生のうち88.4%が就職を予定しており、8月の有効求人倍率は1.52倍を記録するなど深刻な人材不足が問題になっている。

 韓国産業人力公団は、このような状況に合わせて韓国の求職者が就職の機会を得られるよう支援し、日本企業に人材を紹介するために今回のイベントを企画したと説明した。

 今回の博覧会にはヤマハオリックスなど19社の日本企業が参加し、製品開発を行う技術職をはじめさまざまな職種で採用が行われる。イベントは企業説明会と面接に分けて進められ、内定者は来年4月から日本で勤務することになる。

 同公団は12月1日にはソウルの総合展示場・COEXで海外就職情報を提供する「海外就職(K-Move)情報博覧会」を開く。詳しい内容はホームページ(www.worldjob.or.kr)で確認できる。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20171027001000882

韓国・釜山で日本就職イベント 11~12日開催
2017/11/09 10:56 KST

【釜山聯合ニュース】韓国南部・釜山の釜山市庁で11、12両日、日本に働き口を求める韓国の若者と日本企業をマッチングする「日本就職合同博覧会」が開催される。釜山外国語大や釜山市などの共催。

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「日本就職合同博覧会」のポスター=(聯合ニュース

 韓国では就職難が続く一方、日本では有効求人倍率が高止まりし、求人難に陥っている会社も多い。イベントには韓国南部の大学生を中心に600人ほどの就職希望者が参加する見通しだ。参加する日本企業は34社で、IT(情報技術)、サービス、事務などの職種で計150人ほどの正社員採用を計画している。

 釜山外国語大の国際交流担当者は「首都圏でなく地方で大規模な海外就職博覧会が開かれるのは珍しい。日本就職を夢見る地方の大学生たちにとって良い機会になるだろう」と話している。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20171109001100882