予見できた危険を無視して強行した結果、組み体操での怪我続出

これだけ危険が指摘され、警告と言っていい訴えがあったにもかかわらず、継続を強行してこれですよ。

アホでしょ。愚かでしょ。それ以外に何と言えばいいんでしょ。

中止要請無視し継続、組み体操で51人けが
2019/10/08 07:42

 神戸市教育委員会は7日、今年8月末以降、運動会の組み体操の練習中に、市立小中学校30校の児童や生徒51人が負傷し、うち6人が骨折したと発表した。同市では、久元喜造市長が8月、組み体操の見合わせを市教委に要請していたが、市教委は「一体感や達成感が得られる演目だ」などとして、継続していた。市教委は「来年度以降は中止を含めて検討したい」としている。

 市教委が、8月末から10月5日までの事故状況を市立小中学校に聞いたところ、6人が骨折し、1人が脱臼。捻挫が10人、打撲が16人だった。

 市内では昨年度までの3年間に123件の骨折事故が起きていた。これを受け、久元市長は8月2日、市教委に組み体操の見合わせを文書で要請し、その後もツイッターで「やめる勇気を持ってください」などと学校関係者に直接訴えていた。

 しかし、市教委は「すでに練習を始めた学校もある」などと組み体操を見合わせず、自主的に中止したのも20校にとどまっていた。

 市教委は「けが人が出たことを重く受け止めている」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191008-OYT1T50188/

2019/10/7 19:44神戸新聞NEXT
神戸市立小中の組み体操 今秋は練習中に6人骨折

 神戸市教育委員会は7日、今秋の運動会・体育大会で披露する組み体操の練習中に転倒するなどし、病院を受診した神戸市立小中学校の児童・生徒は計51人だったと発表した。このうち6人は骨折していた。

 同市の組み体操を巡っては8月、久元喜造市長が危険な場合の実施見合わせを市教委に要請。市教委は今秋について中止にはせず、安全と判断した場合のみ行うよう各校に指示したが、その後もけがの報告が相次ぎ、久元市長が自身のツイッターで批判していた。

 今秋実施分が全て終了したため、市教委が状況をまとめた。秋に体育行事を開いたのは168校(小学校87校、中学校81校)で、組み体操を実施したのは92校(小学校65校、中学校27校)。事故はいずれも練習中に発生し、市教委がガイドラインで段数を制限しているピラミッド、タワーでの骨折者はいなかった。

 昨秋は130校が組み体操を実施して62件の病院受診報告があり、19件が骨折だった。市教委は減少の理由を「実施校が減ったことも要因」としている。

 今後、専門家の意見を基に、安全な体育活動のあり方について検証するという。(上杉順子)

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201910/0012769505.shtml

2019/09/19
組み体操/中止を含め考え直すとき

 小中学校の運動会の「花形種目」とされてきた組み体操で今年もけが人が出ている。実施するかどうかを含め、学校と教育委員会は指導法や安全管理のあり方を抜本的に見直すべきだ。

 神戸市教委によると、今年の春と秋の体育行事で組み体操を行ったか、行う予定のある市立小中学校は169校に上り、これまでに計34件の事故が起きている。

 間もなくピークを迎える秋の運動会では、練習中に4人が骨折した。久元喜造市長がツイッターに「私の権限外だが、もうやめるべき」と投稿して波紋を広げた。

 兵庫県内の他地域でも負傷者が出ており、県教委が全県調査を予定している。

 伝統的に兵庫は組み体操が盛んだ。事故も突出して多く、2015年度から3年連続で全国最悪となった。17年度は県内の小中学校で566件の事故が起き、169人が骨折した。

 「達成感や一体感が得られる」と組み体操を評価する教員は多い。しかし、子どもの安全が最優先されるべき教育活動で、これほど事故が相次ぐ事態は異常というほかない。

 しかも今年に入って、県教委や各市町教委は指導体制が整わなければ中止するよう学校に求めていた。

 見過ごせないのは、事故の多くが倒立や肩車といった2人で行う技で起きている点だ。

 四つんばいで積み重なる「ピラミッド」や肩の上に立って塔を作る「タワー」といった大技は、教委が段数を制限するなどして事故が減っている。

 倒立などは一見簡単に見えるかもしれない。だが専門家は「一定の筋力がないと危険で、各人に合わせた丁寧な指導が求められる」と指摘する。

 体力や体格は一人一人異なる。見栄えを重視し、同じ技を一斉に児童生徒にやらせることも事故の要因とされる。それこそ本末転倒だ。

 過労が指摘される教員の負担軽減の観点からも、議論を深める必要がある。

 体育行事の目的は、運動に親しむ態度や連帯感の育成にあり、見せ物ではない。学校も保護者も原点に立ち返り、中止も含めて考えるときだ。

https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201909/0012713008.shtml

「一体感が得られる」なら、教育委員会と教職員とPTAの面々が率先してまずやったらええねん。さぞいい学校になるでしょうよ。

てか、何これめっちゃ欲しいんですけど!
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http://birdwood.biz/katarogu/inuneko/nekonokumitaisou.html

むー。自分へのご褒美に一つ(それに値する何をしたと言うのか)。