【仁川の風景】仁川家族公園2019夏・2:昇華院から幽宅の丘・合同墓域まで
こちらの続きです。
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人生の道を悩みながら歩いて突き当たると、そこには火葬炉のある昇華院が建っています。火葬炉だけでなく、葬礼式場や売店・食堂などもあります。
いつものようにソルロンタンをここで食べた話とか、もういいですよね。割愛します。ちなみに食券制です。売店で食券を買います。「どこの遺族か」と尋ねられることもありますが、一般人でも別に問題はありません。
「国立空の森追慕院」とか「星の河園*1」とか、書いてありますね。
で、この昇華院の前にあるのが「幽宅の丘」。韓国で「散骨」と言えば、この施設に遺灰を収めることを指すのが普通です。骨壺の中の灰を、幽宅の丘の投下口からその下(築山内部の空間)に「撒く」ということになりますから、その時点で個別性は消失します。
詳しくは、こちらをどうぞ。
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幽宅の丘に投下された遺灰は、築山の下で蓄積されていきますから、いずれそこから運び出されることになります。そうした灰の行き先が、すぐ近くにあります。
ちなみにこれ、「散骨を幽宅の丘以外の場所(例えば樹木葬地とか)でやったらあかんで」といった趣旨のことを書いてあります。
で、このスロープの上、こちらですね。去年も訪れたのですが、このへんで雨がかなり強くなってきたことを覚えています。
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ただ、ここの合同墳墓、「幽宅の丘造成~2016年1月19日まで」の遺灰を収めていると案内板に書かれています。2016年のその日付はおそらく無縁故合同墓と合同墳墓を合わせてこの場所に移設した時点を意味するものを思われます。つまり、移設後にここに新たな遺灰を埋めることはしていない、ということでしょう。
なので、2016年1月下旬以降の遺灰はここではないどこか別の場所に移されていると思うのですが、今のところそちらについては情報を持っていません。どこか別の場所がすでに用意されているのか、あるいはもしかしたら、その後まだ幽宅の丘が満杯になっていないのかもしれません。
*1:当て字がこれでいいかは若干自信なし。