教育委員会が、教員の土日勤務の記録を削除するよう校長・教頭に指示。

お詫びするしかないブラック案件。他山の石とすべく、削除されないようにちゃんと記録に残しておきましょうね。

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部活など教員の土日の勤務記録削除指示 滋賀・日野町教委「残業超過避けるため」
毎日新聞2020年11月5日 20時54分(最終更新 11月5日 21時20分)

 滋賀県日野町の教育委員会が町立小中学校に対し、教員が土日祝日に出勤した際の勤務記録を削除して町教委に提出するよう求めていたことが5日、明らかになった。

 4月に施行された改正教職員給与特別措置法(給特法)は残業時間の上限を月45時間、年360時間と指針で定めている。同町の望主(もちぬし)昭久教育次長は「教員の残業時間を県教委に報告しており、上限超過を避けるため安易な指示をしてしまった。法改正の趣旨を踏まえ、今後は厳密に勤務時間を把握したい」としている。

 町教委によると、6月30日、校長と教頭が閲覧できる管理システムに「週休日に学校に出てきて仕事をしたことは、時間外労働としてカウントしない」「教頭先生がチェックしていただき、一人一人の土日祝祭日のデータを削除してください」との文書を掲載。町立の全6小中学校は平日のみの勤務記録を町教委に提出した。

 文部科学省は土日祝日に部活動などで出勤した際も、「在校等時間」として時間外勤務に含めるよう求めている。望主次長は「今後は勤務時間として算入していきたい」と話した。県教委の担当者は「長時間勤務の解消に向けて適切に管理すべきで、事実であれば不適切だ。他の自治体にも確認や注意喚起したい」と述べた。【伊藤信司、小西雄介】

https://mainichi.jp/articles/20201105/k00/00m/040/247000c