戦争記念館は止まらない。

今回も経過観察にやってきた戦争記念館。

d.hatena.ne.jp

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来るたびに進化した姿を見せるこの施設、今回は前庭と6.25戦争室がリフォームの真っただ中。前庭はともかく、小出しには手を入れていた6.25戦争室に全面的な展示替えのメスが入ることになりそうだ。




古代から前近代の展示に小規模な展示替えがみられた時には「史劇の影響かな?」と思ったものだが、今回の6.25戦争室については、朝鮮戦争60年を期して昨年映画やドラマが相次いで制作されたタイミングなのかもしれない。いや、単なる推測ですが。

そのリフォーム後はこんな風になるのだろうと思わせるのが、国軍発展室。これまでもしばしば展示の改善はされてきていたが、またさらに全面的に模様替えをしていて、開館当初の面影はどこにもなくなっている。


いろいろ興味がひかれる中で、目についたのが「女軍」のコーナー。現代の韓国軍がいかに女性に期待をかけているか、よくわかる。その持ち上げぶり・気の使いぶりに注目したい。


そしてさらに、開館当初から全く手をつけられることなく古びていっている展示室との対比にも、目を向けてみたい。海外派兵室なんてもう……なのだけど、かといって展示をどう変えるかと言われれば、何に合わせて進めていけばいいのか、難しいところなのだと思われる。これはたぶん、お金の問題ではないはず。


そんなこんなで、韓国の現地点を見通す手がかりがたくさん転がっている戦争記念館。相変わらずお勧めの訪問スポットです。