遠藤!遠藤!!遠藤!!!

「この試合は、遠藤のためにあるのか!」
あるんです。

G大阪が3−1で浦和に勝利し、初の決勝進出
2008.10.22 21:59
 サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は22日、準決勝第2戦を行い、埼玉スタジアムで浦和とG大阪が対戦。G大阪が3−1(前半0−1)と逆転勝ちして前年王者を破り、初の決勝進出を果たした。

 前半36分、浦和はホームの大声援を背に高原が先制。だが、G大阪は後半6分、遠藤の右CKを山口が頭で押し込み追いつくと27分にCKを明神が決め逆転。3分後には流れるようなパス回しから遠藤が決めて突き放した。8日の第1戦は1−1で引き分けていた。

 真っ赤に染まったアウェーでの大一番で、G大阪が真骨頂を発揮した。後半の3ゴールで見事に逆転し、ついに決勝の舞台に駒を進めた。

 前半は動きが硬く、クリアミスから高原に先制点を許した。しかし、ハーフタイムの西野監督の指示は「あわてることはない」だった。反撃開始の合図にイレブンが呼応した。

 立役者は、後半から青いスパイクに履き替えて臨んだ遠藤だった。6分に右CKを山口が頭で決めて同点。27分には再び右CKを近いサイドに走り込んだ明神に合わせて勝ち越すと、その3分後には鮮やかな連係から、自ら右足でダメ押し点をけり込んだ。

 苦い思い出もぬぐい去った。2006年の優勝を懸けたリーグ最終節。6万人を超える観客で埋まった大一番で浦和に屈していた。この夜は圧巻の試合運びを披露し、雪辱を果たした。

 決勝での対戦を見込んで、クラブ関係者は既にオーストラリアの現地調査も済ませている。西野監督が「そう甘いものじゃない」と言っていたアジアの頂点がいよいよ視界に入った。

G大阪・西野監督
「ゴールがないと勝ち上がれない状況で、いつも通りに90分間をしっかりやり続けた結果だ。日本の代表なので(昨季覇者の)浦和の(優勝)カップをガンバが持ち帰らないといけない」

G大阪・遠藤
「先に1点取られたが、必ず逆転できると思っていた。後半はより攻撃的に落ち着いて試合に臨めた。チームに貢献できてよかった」

G大阪・山口
「1点取られて開き直れた。セットプレーで取れると思っていたし、僕も試合前から狙っていた。最後まで点を取りに行く姿勢を見せられた」

http://www.sanspo.com/soccer/news/081022/scg0810222201002-n1.htm
http://www.sanspo.com/soccer/news/081022/scg0810222201002-n2.htm