ガンバ大阪、浦和を降して天皇杯4強

移動中だったので、リアルタイムに状況を知ることができず、後でメールで結果を教えてもらいました。「いい試合だけど負けた」は許されないトーナメント戦、難敵を相手によく勝ちきったと思います。

次戦は遠藤が累積警告で欠場するみたいですが、そういう試練も乗り切って初めて、タイトルが見えてくるわけです。昨年も、ヤットは満身創痍の中、チーム全体で接戦をものにしながら勝ち上がっていったんですから。

3連覇狙うG大阪、延長戦制し4強!/天皇杯
2010.12.25 15:32


延長前半、ガンバ大阪・宇佐美が決勝ゴール(撮影・山田喜貴)

 サッカー第90回天皇杯準々決勝(25日、G大阪2−1浦和、万博)G大阪が延長戦の末に浦和を下して5年連続となる準決勝進出を決め、史上初の3連覇に向け大きく前進した。浦和は3季連続の無冠で今シーズンを終えた。

 前半は浦和のパスサッカー対し、G大阪は素早い攻守の切り替えからのカウンターで対抗。両チームともゴール前でチャンスを作ったものの決めきれず、無得点で折り返した。

 後半に入っても一進一退の攻防が続いたが、後半27分にゴール正面からのフリーキック遠藤保仁(30)が右足で直接決めてG大阪が先制した。しかし浦和も後半36分、エリア手前でパスを受けた宇賀神友弥(22)がDFをかわして左45度の位置から右足シュート。ゴール右に突き刺さり同点に追いついた。

 試合は90分で決着がつかず、延長戦に突入した。G大阪は延長前半13分、エリア手前でルーカス(31)が走りこんできた宇佐美貴史(18)にパス。宇佐美が右足を振りぬくとゴール左に決まり勝ち越しに成功した。浦和はその後もたびたびG大阪ゴールをおびやかしたが、得点を奪えなかった。

西野監督

「中盤の主導権をどっちが握るかという試合で、ある程度狙い通りに運んでいけた。ここからはどれだけ本気モードに入って、チーム力を上げていけるか。」

http://www.sanspo.com/soccer/news/101225/sca1012251533009-n1.htm

G大阪の切り札、宇佐美が決勝ゴール/天皇杯
2010.12.25 19:31


延長前半、ガンバ大阪・宇佐美が決勝ゴール(撮影・山田喜貴)

 サッカー第90回天皇杯準々決勝(25日、G大阪2−1浦和、万博)後半23分、宇佐美がピッチに駆けだした。G大阪の西野監督は「レッズが勢いに乗ってきた。ここで点を取るという意味で、中盤を攻撃的に切り替える」と切り札の投入を決めた。秘蔵っ子の18歳は決勝ゴールで期待に応えた。

 「チームは悪い状況じゃなかった。さらに加速させようと思って入った」と宇佐美。ドリブルで攻撃にアクセントを付けると、圧巻だったのは1−1で迎えた延長前半13分。この試合で何度も好機をつくっていたカウンターのロングボールを右サイドでルーカスが受け、中央へパス。宇佐美はスピードで相手DFを置き去り、右足で流し込んだ。「相手の詰めも甘くて、スペースを感じられた。枠に入れられる確信があった」

 G大阪ユース出身の現役高校生は、今季リーグ戦で7得点をマークし、ベストヤングプレーヤー賞に。世代別の日本代表でも主力を張り、その将来性は誰もが認めるところ。アジア・カップではA代表に予備登録されながら落選したが「チームあっての代表。まず試合に出て、チームを勝たせられるように」。その一歩を、強烈に刻んだ。

http://www.sanspo.com/soccer/news/101225/sca1012251932019-n1.htm