プロ野球・アジアシリーズ開幕

何故だかよくわからないが、日本国内マスコミサイトに関する限り、報道の充実振りは『産経新聞』が群を抜いている。

アジアシリーズ】韓国SK、王座奪取へ好発進
2008.11.13 23:52

 日本勢の4連覇阻止を目指すSKが、西武を下す好スタートを切った。北京五輪で日本代表を苦しめたエース左腕の金広鉉は、5回途中3失点と本調子ではなかったが、打線が帆足を打ち崩した。金星根監督は「去年も(1次リーグでは)中日に勝っている。今年は最後に勝って帰りたい」。金広鉉も「決勝で登板機会を与えられたら、もっといい投球をする」と、西武との再戦が予想される16日の決勝戦に意欲満々だった。

http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/081113/bbl0811132353015-n1.htm

準備不足の“王者” 西武、真価問われるアジアシリーズ
2008.11.13 20:34

 普段とは、ひと味違うプレッシャーに苦しんだ。西武の帆足が重い足取りでマウンドを降りる。四回途中4失点で降板。二回には左翼ポール際への“疑惑の本塁打”もあったが、左腕は「少し単調になりすぎました」と自らを責めた。

 日本シリーズの激闘からわずか4日。西武はボカチカグラマンら外国人が帰国し、故障を抱える中島、細川は登録メンバーから外れた。ただでさえ劣勢は否めないところに加え、帆足が試合前に「日本の野球に一生懸命で、(SKの)印象は分からない」と話したように、準備不足は明らかだ。一方のSKは日本シリーズにスコアラー4人を派遣し、綿密な調査を重ねてきた。

 韓国は民放テレビ局がこの試合を自国で生中継するなど注目度が高い。ここが勝負とばかり、SKは北京五輪で日本代表を苦しめた金広鉉を先発させてきた。だが、打線は“仇敵”を五回途中でマウンドから引きずりおろした。「ウチが手を抜くことはありえない」と渡辺監督。左腕同士の対決は痛み分けとなった。

 過去3度のシリーズで、日本は常にアジアチャンピオンに輝いてきた。「なりふり構わずやればいい」と言い続けてきた挑戦者が、初めて迎える“王者”としての戦い。逆風を、むしろ力に変えてきた若き獅子たちの真価が、今こそ問われる。(坂井朝彦)

http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/081113/bbl0811132035010-n1.htm