鮮于鉦コラム「誇らしい歴史、恥ずかしい史料」と李光洙の話

このコラムもまた、鮮于鉦さんらしいものですね。読み甲斐があります。

[선우정 칼럼]자랑스러운 歷史, 부끄러운 史料 - 조선닷컴

全文訳されていますので、日本語版のほうをクリップしておくことにしましょう。

記事入力 : 2015/11/29 05:07
【コラム】誇らしい歴史、恥ずかしい史料

帝国主義時代の日本と左派が発掘した恥ずかしい史料が山ほどある
これらを取り除かなければ誇らしい歴史は空念仏に終わるだろう

 先日、東京都内の書店で「朝鮮王公族−帝国日本の準皇族」という本を見つけた。本の帯には「帝国日本への歪んだ忠誠」という文字と共に写真があった。日本の軍服を着て、日本の皇族の列の端に立つ朝鮮王族3人の姿だ。高宗(朝鮮第26代国王、大韓帝国初代皇帝)の息子・英親王(李垠〈イ・ウン〉)と高宗の孫の李ゴン(イ・ゴン)、李ウ(イ・ウ)が靖国神社で祭祀(さいし)を行う姿だという。この本は、日本による植民地支配時代以降における朝鮮王族26人の人生の流転を取り上げたものだ。ただの嫌韓本だろうと思いながら数ページ読んだところ、多くのの史料に基づき綿密に書かれた本だということが分かった。不愉快ではあったが、そのまま置いていくことはできなかった。

 その前日に東京都千代田区の赤坂プリンスホテル再建現場を見学したのも、この本が手放せない理由だった。2005年にこのホテルのシングルルームで英親王の一人息子、李玖(イ・グ)が死亡しているのが発見された。国が独立状態を保っていれば、皇帝になっていた人物だった。東京特派員をしていた当時、その寂しい最期を取材したが、李玖が亡くなっていた赤坂プリンスホテルは、かつて日王(天皇の韓国での呼称)が与え、父・英親王の東京都内の邸宅「旧李王家邸」があった所でもあるという。朝鮮王の孫だった李玖は生まれた場所で死んだのだ。その数年後、ホテルが取り壊され、建て替えられる際に旧李王家邸も消えるかと思われた。ところが、今回行ってみたところ、その近くに文化財として保存されていた。大金を投じて5000トンもある建物を丸ごと移設したそうだ。

 この本は、「旧李王家邸」のように私たち韓国人が忘れたいと思っていることを思い起こさせた。亡国以降、純宗(朝鮮第27代国王、大韓帝国第2代皇帝)の専属料理人として日本の帝国ホテル初代料理長が赴任したこと。純宗はその専属料理人が作ったフランス料理と日本が送ってくれた優良な乳牛の新鮮な牛乳が好きだったこと。英親王は趣味の蘭栽培が専門家レベルに達していたこと。戦争のさなかでも日本の景勝地で登山やスキーを楽しんでいたこと。伊藤博文が使っていた別荘を譲り受けた代価として、伊藤博文の遺族に当時大金だった12万円を支払ったこと…。この本を読みながら日本の緻密(ちみつ)さに驚いた。植民地時代の朝鮮王族の全体像を書いた「王公族録」、高宗の記録を別に書いた「李太王実録」はもちろん、高宗の実兄の行動を記録した「李熹(イ・ヒ)公実録」、甥(おい)の行動を記録した「李筇(イ・ジュン)公実録」まで編さんしたという。王族が平和に暮らしているから、民も反抗せずにおとなしくしていろという意図だったのだろうか。史料の中には日本が歪曲(わいきょく)・ねつ造した記述もあるだろう。しかし、韓国人が歪曲やねつ造を立証できなければ、その記録は最終的に歴史として残る。

 この本を読んでいて一番胸が痛んだのはそうした点だった。朝鮮が亡びた後だったが、日本は高宗実録や純宗実録を8年かけて製作した。朝鮮の現在はもちろん、過去についても日本帝国史の一環にしようという意図だったのだ。編さんを指揮した人物も日本の学者だった。植民地支配からの解放(日本の終戦)後、韓国人たちは2つの実録を朝鮮王朝実録の一部として認めなかった。日本が書いた歴史を認めたくなかったからだ。そこで著者は主張する。「それならば韓国はなぜ、自ら実録を作らないのか」と。日本がしたこと延々と否定しながら、解放後に新たな史料を発掘して正統性のある実録を作らなかった韓国は理解しがたいということだ。もちろん、1960年代に国史編さん委員会が不十分ながら「高宗時代史」を編さんしたので反論がないわけではない。君主国家でもないのに、過去の王朝の実録編さんが法的に可能なのかという疑問もある。しかし、韓国人でなければ誰も朝鮮王朝実録の空白を埋めてはくれない。

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は「誇らしい歴史を正しく教えるべきだ」と言う。当然、韓国の歴史は誇らしい。だが、誇らしい歴史を書くには、まず誇らしい史料を発掘しなければならない。現代史も同じだ。故・金泳三(キム・ヨンサム)大統領在任時に始まった「歴史の立て直し」は、金大中(キム・デジュン)・盧武鉉ノ・ムヒョン)政権を経て韓国現代史全体に影響を及ぼした。しかし、だからといって今の政府のように歴史を解釈の見直しをすべきだと食ってかかっているわけではない。まず、史料発掘に人材や資金を投じた。盧武鉉政権時に活動が始まった「真実・和解委員会」の場合、投入された人材は230人、予算は759億ウォン(現在のレートで約81億円)に達した。同委員会がまとめた資料を見ると、解放後の韓国は暗黒の国だった。もちろん恥ずかしい歴史も韓国史の一部だ。史料発掘を通じて悔しさを晴らした国民も多い。しかし、歪曲された部分もあった。朴大統領があれほど憤慨する教科書の左派寄りの主張は、多くの部分でそうした史料に基づいている。帝国主義時代の日本の史料を克服できずに誇りを持って韓国近代史を書くことができないのと同様、左派寄りの史料を克服できずに誇りを持って現代史を書くことはできない。苦労して書いたとしても、権力の流れと共に消えるだろう。

 朴大統領は、学者たちが「誇らしい史料」を発掘できるよう、これまでのどのような支援をし、どのような成果を得てきただろうか。帝国主義時代の日本や過去の政権が総力を挙げ山のように積み上げてきた恥ずかしい史料を、どのように取り除いてきたのか。歴史は解釈の見直しだけで新たに書けるものではない。

鮮于鉦(ソンウ・ジョン)論説委員

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/11/28/2015112800679.html

中公新書は、このところこの系統の本を出していますね。

朝鮮王公族―帝国日本の準皇族 (中公新書)

朝鮮王公族―帝国日本の準皇族 (中公新書)

ただ、こう並べてしまうと、「アジアプリンス」という仮想のキャラクターを駆使し、「背信者」の代名詞となり、「不運のアイコン」としての地位を確固たるものにしている麒麟李光洙のことを想起してしまうのが、問題と言えば問題です。

이광수 (배우) - 위키백과

이광수-런닝맨 - 나무위키



아시아 프린스 이광수, 엄청난 인기에 깜짝 놀라… 어느 정도길래
이슈팀 기자 입력시간 : 2015/10/30 09:57:27 수정시간 : 2015.12.03 12:31:10


프린스. 사진=장동규 기자

'프린스'

아시아 프린스로 불리며 인기 몰이 중인 배우 이광수의 엄청난 인기가 화제다.

이광수는 한국 뿐 아니라 홍콩, 말레이시아와 베트남, 싱가포르 등 동남아시아는 물론 중국 본토에서도 뜨거운 인기를 누리고 있다.

최근 아시아 프린스 이광수가 출연한 영화 '돌연변이'의 제작 보고회에서 권오광 감독은 토론토 영화제 참석 당시 이광수의 인기에 놀랐다고 고백해 눈길을 끌었다.

권오광 감독은 "당시 굉장히 많은 분이 와주셔서 깜짝 놀랐다"며 "특히 이광수 씨의 팬들이 많이 와주셔서 영화제 관계자들도 많이 놀랐다"고 말했다.

이어 권오광 감독은 "이광수 씨가 이렇게 대단한 사람인 줄 몰랐다. 한국 팬뿐만이 아니라 중국, 태국 팬들도 많이 와주셨다. 집에 TV가 없어서 몰랐는데 이광수 씨가 인기가 정말 많더라. 이광수 씨가 우리 영화에 참여해 주셔서 감사하다"며 아시아 프린스 이광수에 대한 감사의 인사를 전했다.

http://daily.hankooki.com/lpage/entv/201510/dh20151030095727139020.htm

この李光洙主演作「突然変異」、他にイチョニ・パクボヨンが出演していて、「ファミリーが現れた」「ランニングマン」のファンには堪えられないキャスティングなのですが、93分の低予算映画で韓国での興行成績も10万人弱とやや振るわなかったため、日本まで来るかどうかは微妙なところですね。

돌연변이(영화) - 나무위키

ちなみに、この回の「ランニングマン」は、この映画の宣伝絡みでのキャスティングでした。



이광수 출연 영화 ‘돌연변이’ 출연진 박보영 이천희 등 런닝맨 깜짝 출연
엔터팀 입력: 2015년 10월 17일 10:19:38 | 수정: 2015년 10월 17일 10:19:40

22일 개봉하는 영화<돌연변이>의 출연배우 이천희, 박보영, 김희원이 동료 배우 이광수가 활약하는 SBS <런닝맨>에 18일 전격 출연한다.

이번 방송에서는 박보영 팀 대 송지효 팀으로 나뉘어 서울 도심 한복판에서 짜릿한 추격전을 벌일 예정이다.

본격적인 방영 전 인스타그램과 페이스북을 통해 촬영 현장과 박보영의 셀프 카메라가 공개돼 기대감을 일으킨다.

<돌연변이>는 신약 개발 부작용으로 생선인간이 된 청년 ‘박구’(이광수)가 세상의 관심으로 일약 스타가 되었다가 제약회사의 음모로 세상에서 퇴출될 위기에 처하는 이야기를 그린다.

한편 영화, 드라마, 예능을 종횡무진하며 맹활약을 펼치고 있는 배우 이광수는 이 영화에서 독특한 캐릭터를 선보인다. 또한 넓은 연기 스펙트럼으로 자연스러운 연기를 펼친 이천희와 최근 영화와 드라마를 통해 이전 작품에서 볼 수 없었던 반전 매력을 선보인 박보영까지 합류해 기대감을 더한다.

http://sports.khan.co.kr/news/sk_index.html?art_id=201510171019383&sec_id=540201