それで大丈夫なのか永川護国院

亀尾に行ったのと同じ日に、永川を再訪していたのである。
亀尾から永川までは浦項行きの市外バスに乗って6400ウォン、約1時間半。途中、高速道路を降りて河陽を経由するので少々時間がかかる。

この永川バスターミナルから영천호국원永川護国院行きのバスに乗り換えることになる。料金は前回に行ったときから値下げされていて1500ウォン。バスターミナルにある自動券売機で券を買ってもいいし、バスで現金で支払ってもいい*1

護国院まで乗った座席バスと護国院のバス停から護国院方向の様子である。ここから700メートルほど歩けば、護国院の入口に着く。



昨年行ったときにはまだ完全にはできていなかった忠霊堂も、その後2008年8月27日に竣工式を迎え、9月15日から安葬の受け入れを開始したとのことである。



この忠霊堂は、納骨堂として有功者6000口、配偶者を合わせて12000口の規模であるとのことである。
で、その数字を踏まえつつ、屋外の墓域に注目してみたい。



造成地のギリギリまで墓碑が立ち並んでいることがわかるだろうか。最後のこの写真のあたりは、昨年の8月の時点ではまだ空きがあった(墓碑の日付を見れば明らかである)。
実は、この永川護国院の屋外墓域は忠霊堂が運営を開始した昨年9月、19864基の墓碑を建立して満場を迎えてしまったのである。
2001年に竣工して2008年に早くも満場、そして忠霊堂のこの収容能力を考えれば、それも遠からず満場を迎える日が来ると思われる。慶尚道の国家有功者墓地として機能していかねばならないはずの永川護国院は、必ず来るその日に備えて、果たしてどのような対策を練っているのだろうか。

*1:ここ最近で、バスターミナルや鉄道駅への自動券売機の導入が急速に進んでいる。地方の市外バスターミナル・セマウル号ムグンファ号・KTXなどについては、自動券売機の利用が可能なところがかなり増えてきているようだ。