承前・切り捨てボウヤ

なんせ、今の日本の大学が置かれた状況は、こんな感じですからな。この流れが不可逆的なことは、否定しようがないですわ。

大学淘汰じわり 関西私大3校が募集停止
2009.6.10 22:45

 入学志願者の減少で、平成22年度から学生募集を停止する私立の4年制大学が相次いでいる。三重中京大学三重県松阪市)、聖トマス大学兵庫県尼崎市)神戸ファッション造形大学(同県明石市)の3校が募集停止を明らかにし、在校生の卒業後に廃校を検討。「大学全入時代」を迎え、大学間の学生の獲得争いが激しさを増す中、地方小規模校を中心に大学淘汰の動きが広がりそうだ。

 文部科学省によると、4年制大学で、他大学との合併以外で募集を停止するケースは、16年1月に廃校になった立志舘大学(広島県坂町)と、19年度から募集を停止している東和大学(福岡市)以外では例がないという。

 今回、募集停止を決めた3校はいずれも学部が一つの単科大で、学生数も800人以下の小規模校。

 三重中京大は昭和57年、地元に大学がほしいという県と市の要望で開校。しかし、年々志望者は減少し、今年度の入学者は定員200人に対し155人と8割を切っていた。

 また、昭和38年に英知大学として開学したカトリック系の4年制大学の聖トマス大は、少子化などの影響で平成12年度以降、ほぼ毎年のように定員割れ。20年度から文学部を人間文化共生学部に改組したが、21年度は110人と定員250人の半分以下にまで落ち込んでいた。

 神戸ファッション造形大も同様で、21年度は定員100人に対し、入学者がわずか35人だった。

http://sankei.jp.msn.com/life/education/090610/edc0906102247006-n1.htm