【高校野球】PL学園‐関大北陽

これ以上は望めないという完璧な試合運びで5年振りの夏の甲子園出場を決めたPL学園。鉄壁の守備、大振りしない打撃は、基本に忠実な伝統のPL野球の真髄であったと思う。
だからといって甲子園で即、優勝候補筆頭に挙げられるほどは甘くはない。それでも、去年の夏、今年の春の経験を積んだナインが甲子園でどのような野球を見せるか。この試合を見た後、楽しみになってきた。

吉川2発!PL学園、圧勝で春夏連続!/大阪
2009.8.1 14:59


優勝を決め笑顔のPL学園ナイン=大阪市舞洲ベースボールスタジアム(撮影・高井良治)

 第91回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間・甲子園)の大阪大会は1日、決勝が行われ、センバツにも出場したPL学園が関大北陽を10−0で下し、5年ぶり17回目の夏切符を手にした。

 PL学園は一回裏、吉川の先頭打者本塁打などで3点を先制。二回裏、四回裏にも1点ずつ、五回裏に2点を追加し、序盤だけで7−0と大きくリードを奪った。

 投げては先発の井上が危なげない投球で、関大北陽打線を完封。結局、七回裏に犠牲フライで1点、八回裏に村田の適時打で2点を追加したPL学園が10−0で関大北陽に大勝し、春夏連続の甲子園出場を決めた。

 PL学園・吉川はこの日、2本の本塁打を放ち、今大会5本塁打を記録。チーム全体も大会12本塁打となった。

★PL学園、16安打10点の猛攻

 PL学園は16安打で10点を奪い、井上が完封。圧勝で5年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。「決勝で初めてつなぐ野球ができた。これを目指していた」と河野監督のほおが緩んだ。

 1番吉川が一回の本塁打で打線に火を付けた。2年生のリードオフマンは四回にも今大会5本目となる本塁打を放った。

 春までの4番勧野が不振でベンチを外れ、エース中野も左ひじ痛で登板できない状況で、春夏連続の甲子園切符をもぎとった。選抜大会は2回戦で敗退。吉川は「大阪代表の誇りをもって、絶対に優勝したい」と宣言した。(大阪)

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