PL学園の夏終わる。

あれだけ鉄壁の守備を見せていたチームでも、ひとたび後手を踏んでディフェンスに綻びを見せればこういう試合展開に陥る。
やはりまだ何かが足りないのだろう。負けるべくして負けた感が強く残る。
今日の試合を財産にした2年生の成長を、楽しみにしたい。

PL5年ぶりの夏終わる…監督「悔いが残る」
2009.8.19 12:20

 第91回全国高校野球選手権大会第9日(PL学園3−6県岐阜商、19日、甲子園)PL学園が5年ぶりに臨んだ夏の甲子園。2回戦で敗れた今春の選抜大会と同様、ベスト8に進むことはできなかった。河野監督は「力は出し切っていない。悔いが残ると思う」とつぶやいた。

 エース中野が左ひじ痛のため大阪大会で登板できずに、甲子園ではベンチ入りメンバーからも外れた。代わって背番号1をつけた井上が序盤からつかまり、三回途中で降板。3失策はすべて得点に結び付いた。大阪大会で12本塁打を放った強力打線は、3点にとどまった。

 アクシデントもあった。試合前日に控え選手がインフルエンザを発症してチームを離れた。五回にはファウルフライを追い掛けた左翼手の受川と遊撃手の石崎が交錯。脳振とうを起こした受川が退いてしまった。安田主将は「動揺はあったが、負けた言い訳にはしたくない」としゃくりあげながら話した。

 8強入りすれば、国体に出場することができた。「中野は夏、公式戦で投げていない。勝って国体で投げさせたかった」。寮でも同室の親友を思い、井上の目からは涙があふれた。

http://www.sanspo.com/baseball/news/090819/bsm0908191234015-n1.htm

PL学園・吉川「意地を見せられた」と涙
2009.8.19 11:59

 第91回全国高校野球選手権大会第9日(PL学園3−6県岐阜商、19日、甲子園)PL学園の1番吉川がソロ本塁打を放った。七回に初球の直球をフルスイング。前の3打席で凡退していただけに「意地を見せられた」と涙をこぼしながらも、精いっぱい胸を張った。

 大阪大会では5本塁打を記録している2年生。「来年は全国制覇したい。甲子園出場ではなく、甲子園で優勝するのが目標」と決意を口にした。


PL学園・受川左翼手(ファウルフライを追って遊撃手の石崎と交錯。脳振とうで交代)

「自分が捕ると声を出したが、応援が大きくて聞こえなかったと思う。状況はあまり覚えていない」

PL学園・石崎遊撃手(左翼手の受川とぶつかり、左ひざを打撲)

「受川に申し訳ないことをした。声を出す余裕がなかった。ほかの選手の声も聞こえなかった」

PL学園・村田三塁手(2安打)

「自分の打撃はできた。甲子園でしっかり打てたのは今後の財産になる」


http://www.sanspo.com/baseball/news/090819/bsm0908191215012-n1.htm