独立記念館への資料寄贈運動

一時は完全に「お荷物」施設扱いであった独立記念館ですが、ここのところなかなか頑張っています。
まあ、まだ「要経過観察」といったところですが。

2009/08/12 11:42 KST
独立記念館への資料寄贈運動、予想以上の成果

【天安12日聯合ニュース忠清南道天安市の独立記念館に、独立運動関連の歴史資料が続々と集まっている。記念館は大韓民国臨時政府樹立90周年を迎えた今年3月1日から「汎国民歴史資料寄贈運動」を始めており、この呼びかけに応じ、独立運動家の子孫らがそれぞれ保管してきた大切な資料を快く寄贈した。
 記念館側が12日に明らかにしたところによると、これまでに42人の独立運動家の子孫、関係者から合計2737点の資料が新たに寄贈された。3月には合計5人から93点が、4月は8人が555点、5〜6月は19人が1547点、7〜8月は10人が542点という内訳。

 中には貴重な資料も数点混じっている。まず、1919年に上海で樹立された臨時政府の臨時議政院議員を務めた呂運亨(ヨ・ウンヒョン)が晩年に知人にあてた直筆の書が挙げられる。また、1907年に高宗の密書を受け京畿義兵を、翌年4月に義兵連合部隊を主導して日本軍に逮捕され絞首台に散った許ウィ(ホ・ウィ)の手紙や、国を失った怒りから1910年に自ら命を断った愛国の士、鄭載冕(チョン・ジェゴン)の遺品なども関心を引く。

 このように寄贈が相次いでいることから、記念館は当初は今月15日までを予定していた運動期間を延長するか、2期目の運動を展開することも検討している。

 寄贈資料はメディアや記念館のウェブサイト、特別企画展を通じ一般公開する方針だ。記念館関係者は「資料を分析し、歴史教育と研究資料に活用するだけでなく、記念館地下にある最先端の収蔵庫に保存し民族資産として後世に受け継がせる計画」と話している。



呂運亨の遺墨。「分則倒合必立」(散らばると倒れ、力を合わせると必ず立ち上がれる)と書かれている=12日、天安(聯合ニュース

http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2009/08/12/0800000000AJP20090812001200882.HTML

2009/02/26 16:33 KST
90周年迎える独立運動記念日、各地で多彩な行事

【ソウル26日聯合ニュース】政府が主管する独立運動を記念する「3・1節」行事がことし初めて天安・独立記念館で開かれる。3月1日当日には、ソウル・タプコル公園をはじめ全国各地で多彩な記念行事が催される予定だ。
 行政安全部は26日、第90回3・1節行事を来月1日に独立記念館で開催すると明らかにした。金炯オ(キム・ヒョンオ)国会議長、韓昇洙(ハン・スンス)首相、李容勲(イ・ヨンフン)大法院長(最高裁判所長官に相当)の3部要人のほか、政府主要関係者、駐韓外交団、各界代表など2500人余りが出席する。

 3・1節行事は当初、各地方自治団体で開催され、政府主管となった1980年代以降は2005年を除き、いずれもソウル・世宗文化会館で行われた。ことしは独立運動および臨時政府樹立90周年を迎え、初めて独立記念館をメーン行事会場とした。政府は来月1日から4月13日の臨時政府樹立記念日まで、「キョレのオル(民族の精神)、大韓民国の力」をテーマに各種記念行事を開催する計画だ。

 3・1節記念式では、政府が国内外の史料などを通じ確認した独立有功者子孫への建国勲章愛国章の授与や3・1精神を称える記念辞、ビデオ上映、記念公演などが行われる。また、独立運動の出発点となった「独立宣言書」の朗読を当時の現場、タプコル公園で再現し、これを記念式会場に生中継する。

 記念式終了後は独立記念館主催の3・1精神継承行事、国会記録院による3・1運動90年記念国家記録特別展「記録で見たその日の歓声」なども予定されている。

 このほか、ソウル・普信閣ではソウル市主催の鐘打ち行事、西大門刑務所歴史館では記念市民体験行事が行われるなど、各地で記念式や公演など多彩な行事が予定されている。国立中央科学館とソウル科学館は終日無料開放する。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/02/26/0200000000AJP20090226003100882.HTML

2008/10/21 13:57 KST
独立記念館、今年の観覧客が100万人突破

【天安21日聯合】忠清南道・天安に位置する独立記念館の今年の観覧客が100万人を突破した。
 同館関係者によると、年初から今月20日までに延べ100万5680人が入場し、昨年よりも2カ月以上早く100万人を達成した。昨年の年間観覧客は100万1259人だった。

 入場客の大幅増は、今年から無料開放が実施されたのに加え、昨年から2010年にかけ行われる展示館のリニューアルや観覧順路改善などで施設や環境が向上したためと分析される。同館は昨年に第4展示館を再オープンしたのに次いで、今年は2つの常設展示館を先端設備を導入した体験型歴史館に一新し、光復節(8月15日)に公開した。また、子どもや青少年が興味を持って歴史を学習できるよう国内初の4D独立運動史立体映画館も開館した。

 同館は来年にもさらに2つの常設展示館を再オープンするほか、文化芸術行事の拡大と観覧客の満足度を高めるためのサービス改善にも力を入れると話している。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/10/21/0200000000AJP20081021001700882.HTML