ガンバ大阪、リーグ初勝利はいいが…

ここで平井将生が負傷離脱となれば、間違いなくガンバにとっていちばん痛いことです。

けれども、ここはいる人間でやってくしかないわけで、宇佐美貴史大塚翔平星原健太あたりのガンバ大阪ユース組をはじめ、今まで出場機会のなかった選手たちの出番として生かせれば…と思っています。

G大阪、初勝利の殊勲者・平井に暗雲
2010.4.10 20:06


後半、2点目のゴールを決めてガッツポーズするG大阪・平井(14番)=NACK5スタジアム

 J1第6節第1日(10日、大宮1−3G大阪、NACK)不振にあえぐG大阪の中で、わずかな光明をもたらしていたFW平井がチームに初勝利を呼び込んだ。2戦連続の2得点。G大阪ユース育ちの新たなヒーローは「まだまだこれから。勝てて良かった。それに尽きます」と控えめに喜んだ。

 ともに価値あるゴールだった。劣勢だった0−1の前半44分、宇佐美のパスに抜け出すと右サイドネットにけり込んだ。「コースを狙って決めるだけだった」。好機を確実に仕留める冷静さが光った。

 後半4分にはゴール前でこぼれ球を押し込んで勝ち越し、今季のリーグ戦5点目を挙げた。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)と合わせれば5試合連続で計9ゴールと、驚異的な数字をたたき出している。22歳のストライカーには、これまで外国人FWが務めてきたエースとしての役割が期待される。

 それだけに後半30分、左太ももを痛めての負傷交代は大きな打撃となりそうだ。肉離れとみられ、12日にも実施する精密検査の結果次第では長期の戦列離脱もあり得る。試合後、平井は松葉づえを突きながら会場を後にした。西野監督は「代償が大きい。喜びより不安がよぎっている」と祈るような表情だった。

http://www.sanspo.com/soccer/news/100410/sca1004101608005-n1.htm