清州空港利用者急増

…なんだそうです。清州空港には前にも言及したことがあります。

記事入力 : 2010/08/13 11:39:19
清州空港、利用者急増で上半期搭乗率1位
全国のどこからでもアクセスが容易

 清州空港(忠清北道)は、忠清道の住民が主に利用しているという固定観念があるが、実は首都圏の南部からも仁川や金浦空港より近いため、この地域に住む人たちもよく利用している。そのため清州空港は全国に15カ所ある空港の中で、最も高い搭乗率(座席数に占める乗客数の割合)を記録している。

 今年上半期、清州空港の搭乗率は81.6%だった。これは済州空港(79.3%)、仁川空港(77.1%)、金浦空港(76.4%)など、黒字を記録している空港よりも高い数字だ。

 清州空港の国内線旅客数は、今年に入ってから7月まで68万3165人で、前年比21.4%増だった。また国際線旅客数は4万7758人で、こちらは123.2%の増加だった。便数が非常に少ない務安空港を除けば、地方空港の中で最も高い伸び率だ。

 先月31日には1日で5271人が利用し、1997年のオープン以来、1日の搭乗者数記録を樹立した。今年の航空需要は全般的に増加の傾向にあるが、地方空港では清州空港が特に好調だ。国際線も従来は北京、大阪、延吉の3路線だったが、7月からは西安、香港、プーケット、シェリムアップ路線が新たに設けられ、合計8路線となっている。

 清州空港の強みはなんと言ってもアクセスの良さだ。清州空港運営チームのソ・ヒャンシク氏は「国土のほぼ中心部に位置しているため、全国のどこからでもアクセスが良い。特にソウル江南や盆唐、水原など首都圏南部からなら、距離的には金浦空港ともそれほどの差はない。さらに江原道慶尚北道全羅北道からやって来る乗客も増えている」と好調の理由を説明した。

 清州空港には首都圏からの修学旅行生や、一般の団体客などが貸切バスを利用してやってくるケースが多い。そのため清州空港のマーケティング戦略もこの点に重点を置いている。首都圏の旅行会社には「アクセスの良さ」「金浦空港よりも迅速な搭乗・出国などの手続き」「団体の貸切バス駐車料金の割引」などを積極的にアピールしている。

 しかし収支面ではまだマイナスだ。赤字幅は昨年よりも減ってはいるが、それでも今年上半期だけで19億ウォン(約1億3800万円)の赤字を記録した。地方空港を管理する韓国空港公社の関係者は、「利用者数が今の2倍になれば、清州空港も黒字転換が可能だ。立地条件が非常に良いので、決して不可能なことではない」と話した。

キム・ミンチョル記者

http://www.chosunonline.com/news/20100813000044

清州を中心に東西南北を見回してみれば、確かに各地からのアクセスは悪くはないです。日本人の観光旅行という観点からすれば、ソウル・釜山圏から独立して忠清道や慶北・全北をカバーする「第3の拠点」となる可能性はあると思います。利便性の向上と収支のバランスとの両立は、なかなか大変でしょうけど。

忠清北道 地図 - 旅行のとも、ZenTech