世宗市公園墓地というところは、公共交通機関を利用して行けるようなところではありませんので、自家用車という手段が使えなければ、普通はタクシーに乗っていくことになります。
しかし、ほとんど人が行くこともない場所、あるいは行く人はみんな自家用車などを使って行くようなところでは、帰りの足を確保できないと大変なことになります。
いや実際、下手すると遭難ですよ遭難。それに近いことを何度もやっている私が言うんですから、間違いありません。
さすがの私も、まるっきり学習しないわけではありません。そういうときには、行きに乗ったタクシーの技士ニムに名刺をもらっておくのです。そしてそこに書いてある携帯電話番号に電話して、帰りも乗せてもらう。これが対策としてはベストです。
しかし、今回の誤算は、行きに乗せてくれた技士ニムが、その後すぐの予約を抱えたケツカッチン状態で忙しそうだったこと、もらった名刺が技士ニム個人のものではなく、個人タクシーの共同コールセンターのものだったことでした。
まず、そこに書かれた8ケタの番号には、ローミングしているiPhoneからはかかりません*1。
ではということで、次に第2墓域にあった休憩所にシールが貼ってあったタクシー組合の電話に電話してみます。
「ヨボセヨ」
「タクシーを呼びたいのですが…」
「何ですかこの番号は？」
「日本の電話からローミングでかけています。世宗の公園墓地…」
「何？銀河水公園？」
「いや、そうじゃなくて、納骨堂のある公設墓地のほうです。」
「とにかく、この番号じゃ折り返し連絡できないからダメよ。」
「…そうですか。では別の電話からかけることにします。」
…スマホ以前からそうでした。経験的に言って、ローミングの電話は、その国の国内電話にかけることはできますけど、折り返してくれることはまずありません。露骨に嫌がられます。
今までこのやり方で来てくれていたのは、技士ニム個人宛てに電話すれば「あそこで降ろしたアイツだ」ということが直で伝わるからなのだ、ということを、このときに学びました。
で、ここで本当に人っ子一人いなければ本格的に遭難の危険もあったのですが、幸いなことに納骨堂「追慕の家」には管理人室があって、そこには管理人さんがいることがわかっていました。
そこで、第2墓域から追慕の家に移動し、訳を話してそこに電話からタクシーを呼んでもらうことにしました。
途中、「何か、そのへんで外国人がタクシー探して電話かけてきたみたいなこと言ってるけど、アナタのこと？」と尋ねられたり、鳥致院駅ではなく五松駅を行き先として伝えたためにみんな行きたがらないらしいことを漏れ聞いたりして、20分ほど冷房の効いた管理人室で何だかんだと待たせてもらった末、何とかタクシーを呼んでもらうことができました。
有り難う管理人さん。たいへんお世話になりました。
今になって考えてみれば、一駅の距離しか離れていないとはいえ、鳥致院はもともと忠清南道、五松は忠清北道なので、タクシーの縄張りが違うんでしょうね。帰りはKTXに乗って帰ろうと考えていたので、そのようなリクエストをしたのですが、さぞ面倒くさい客だったのだろうと思います。
今は無用の長物となっている巨大な五松駅ですが、湖南高速鉄道が開通し、忠北線が忠州・清州・五松・鳥致院・大田を結ぶ都市間鉄道として旅客輸送を本格化するようになれば、光明駅よりは使われるようになるかもしれません。
あ、あと、世宗市がちゃんと都市化することも期待しないといけませんね。最寄り駅という位置づけですし*2。
ちなみに、世宗市とソウルとの間を公務員が往復するのに使う交通費は、韓国内の経済活性化に貢献するでしょうから、必ずしもそれを無駄と断じることはないでしょう。
세종市 공무원들, 서울·과천 출장비 한해 150억원 쓴다
곽창렬 기자 입력 : 2014.10.08 03:04
상반기 국토부 9억·환경부 8억… 화상회의는 사실상 무용지물세종시에 근무하는 정부 부처 공무원들이 올 한 해 출장비로 150억원가량 쓸 것으로 전망됐다. 국회 안전행정위원회 새누리당 강기윤 의원이 국무조정실로부터 받은 자료에 따르면, 세종시로 이전한 중앙행정기관 13곳의 공무원들은 올해 상반기 동안 정부서울청사, 정부과천청사, 국회 등으로 출장 가기 위해 모두 75억6926만원을 쓴 것으로 나타났다. 하반기에도 비슷한 수준이 될 것을 감안하면 올 한 해 동안 세종시 공무원들이 출장에 쓰는 비용은 150억원에 이를 것으로 강 의원은 추산했다. 상반기 출장비를 가장 많이 쓴 부처는 국토교통부로 9억7126만원을 썼다. 이어 환경부와 보건복지부 등이 각각 8억 8151만원과 7억 2985만원을 출장비로 쓴 것으로 기록됐다.
반면 세종시 이전에 따른 행정 비효율 문제를 해결하기 위해 정부가 도입한 화상회의는 사실상 무용지물과 다름없었다. 올 상반기 세종시 13개 부처가 정부과천청사 및 국회와 화상회의를 한 적은 단 한 번도 없는 것으로 나타났다. 정부서울청사와 화상회의를 한 횟수도 기관당 월평균 0.8회에 그쳤다.
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2014/10/08/2014100800228.html
