ソウル大学校の「開学」と「開校」の使い分け

関連の過去記事はこのあたりですかね。

「主張が語る」のか、「存在が語る」のか

新世界百貨店と「80周年」

部外者にとってはどうでもいい屁理屈ですが、内部の人たちにとっては極めて重大事であるからこその苦肉の策でもあるのでしょう。

とは言え、従来は「established in 1946」となっていたのを改めるのか改めないのか、そのへんはどうなるんでしょうか。「1885年創立」とされる延世大学校、「1905年創立」とされる高麗大学校の向こうを張って「1895年創立」を主張して、両校の間に割り込む気なのかどうか。くだらないとは思いますが、野次馬的にちょっとだけ気になります。

2006年には、こんな感じで「創立60周年」のエンブレムも作ってるんですけど…。

記事入力 : 2010/10/08 10:34:39
ソウル大、「開学年度」を1895年に決定

「総合大学としてスタートした1946年は開校、大学教育のスタートは開学」

 ソウル大学が1895年を新たな「開学年度」とすることを7日に正式決定した。これは現在、開校年とされている1946年を、旧韓末の1895年へと前倒しすべきという同窓会の主張と、これまでの開校時期を維持すべきという主張の双方に配慮したもので、総合大学としてソウル大が設立された「開校」と、近代的な学問と大学教育が始まった「開学」の概念を分けたものだ。

 ソウル大の最終議決機関である評議員会はこの日の本会議で、「ソウル大は総合大学として1946年(10月15日に)開校したが、学問分野によっては大学教育の淵源が1895年にさかのぼるため、1895年を開学年度とする」という内容の案件を議決した。評議員会の朴杉沃(パク・サムオク)議長は、「ソウル大の学問と教育の歴史を115年(1895−2010)とすることができるようになった」とコメントした。

李碩浩(イ・ソクホ)記者

http://www.chosunonline.com/news/20101008000029