今年の元旦(この時)、道行く途中で通りがかった蔚山大学校。蔚山広域市唯一の4年制総合大学です。100万都市の蔚山ですが、蔚山大の他には未来創造科学部が管轄するUNIST(蔚山科学技術大学校)と、あとはポリテク大学などの専門大学しかありません。
蔚山が現在のような工業都市化し出したのは1960年代のことで、前身となる蔚山工科大学の創立が1970年です。創設者は現代財閥を築いた鄭周永とされることからもわかる通り、現在でも地域の拠点大学ながら私立大学であって、現代重工業グループと密接な関係を持っています。
現在は人文大学や社会科学大学、それに美術大学や音楽大学まで擁して学生数15,000人を超える総合大学となっているものの、やはり伝統的に工科大学や医科大学が強いようです。医科大学では、医学系の大部分の学生はソウル峨山病院で学ぶことになっていて、全国的にもレベルが高いと言われています。
そんな蔚山大学校のキャンパスは、正門から奥に進むにつれて少しずつ、しかし確実に坂を上っていきます。この地形の感じは釜山大学校のキャンパスに近いです。
奥手の芝生広場に何気なくこんなものが置いてあるのも、工学系が強い大学ならではな気がします。
ところで、この蔚山大学校のキャンパス横にあったアパート、いやマンション。
重厚に古びて年季入った感じが目についたんですが、調べてみたらこの「嶺南幸福マンション」、1991年だか92年だかの竣工だとか。あら、意外に古くなかったんですね。
今の時点で1部屋売りに出ていますね。9400万ウォンですか…。
http://realestate.daum.net/maemul/detail/AS3203451
えーと、専用面積10.2坪って、1Kか、せいぜい1DKにしかならんのとちゃうかなあ。ファミリータイプのアパートに見えたんやけど、それにしてはちょっと狭ない?単身者用?
そういえば、駐車場もないなあ…。
ま、余計な詮索でしたね。寄り道は、まだまだこれからが本番でした。