韓国の全国鉄道網改良計画

以前に引用したニュース(「ソウルの首都圏広域急行鉄道計画」)と時日は前後するのですが、全国規模の鉄道網改良計画はこんな感じで上がっているようです。

韓国の鉄オタな人であれば悶えて喜びそうな大盤振る舞いの路線計画ですが、鉄道「網」から漏れている多くの地域の交通事情が、これでいずれは変わっていくのでしょうか。

2010/11/05 19:25 KST
2020年めど鉄道網改良計画公開、費用88兆ウォン

【ソウル5日聯合ニュース】2020年をめどに88兆ウォン(約6兆4108億円)を投じ、全国を1時間30分台で移動できるようにする鉄道網改良事業が進められる。国土海洋部が5日に「国家鉄道網構築計画(案)」を公開し、公聴会を開いた。

 計画案の骨子は、投資費を当初計画の134兆ウォンから88兆ウォン(国庫59兆ウォン)に減らしながら、既存の線路を改良し、大部分の路線を時速200キロメートル以上で走行できるよう高速化するというもの。

 案によると、京釜高速鉄道の大田および大邱の都心区間、首都圏高速鉄道の水西〜平沢駅区間は2014年、湖南高速鉄道は2017年までに完工させる。

 既存の全羅線益山〜麗水区間などは高速鉄道(KTX)と連結し運営する。京春線は金谷〜春川区間などを最高時速230キロメートルまで可能にする。原州〜江陵など新規路線は時速250キロメートル前後に高速化し、春川〜束草複線と南部内陸線の建設は、財源確保の状況にあわせ事業時期を決定する。

 首都圏では、現在進められている5つの事業のほか、大谷〜素砂〜元時区間複線化、首都圏広域急行鉄道(GTX)など4事業を新たに進める。

 江原圏では春川〜束草、原州〜江陵の複線電鉄を建設する。忠清圏では天安〜清州空港複線化など5事業、大慶圏(大邱慶尚北道)では嶋潭〜漣川〜新慶州複線化など4事業、東南圏では金泉〜晋州〜巨済の南部内陸線複線化など4事業、湖南圏では群山線益山〜大野駅複線化など3事業を進める。

 原州〜江陵複線化など20の事業は、2020年までに完了。水西〜竜門複線や仁川空港鉄道活性化など11の新規事業は2015年までに完了させる。

 広域鉄道分野では、京義線竜山〜ムン山複線化など6事業を2015年までに、新盆唐線の江南〜竜山複線化など6事業を2020年までに、それぞれ完了させる。新安山線の汝矣島〜ソウル複線化事業は予定通り進行し、首都圏広域急行鉄道(GTX)3路線については、地方自治体との協議を経て具体的な方向を策定することにした。

 国土海洋部は、これら事業が2020年までに完了すれば、鉄道全長は3378キロメートルから5049キロメートルに延長され、速度化も進み、広域経済圏間は90分、広域経済圏内は30分で移動できる生活圏になると見込んでいる。今回の公聴会で提示された意見を反映し、計画策定報告書の最終案を作成し、年末に告示する予定だ。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/11/05/0200000000AJP20101105002700882.HTML

で、やはり路線計画図がないと分かりにくいので、元の記事から引いておきます。