『夕刊フジ』の韓流連載・その2
そしてこちらは、期待の『夕刊フジ』緊急連載その2です。
「しょせん金目当てだろ?」という通り一遍のシニカルな見方だけではないところまで踏み込んでいるあたりは、韓国のメディアにはなかなか書けない部分ですし、日本でも今回、他であまり目にしたことのない指摘です。
いや実際、なかなか力入っていますね。
事務所トラブル連発の韓国、KARA親が口を出す本当のワケ
2011.02.03
「KARA(カラ)」のメンバー。 左からジヨン、ニコル、ギュリ、スンヨン、ハラ最近、韓国では所属プロダクションとタレントの揉めごとが多い。分裂騒ぎがあった東方神起やKARAだけじゃない。人気女性歌手のアイビー、男性グループ、スーパージュニアの中国人メンバーが事務所を訴えている。
韓国人タレントの自殺やトラブルでは、事務所とのいわゆる“奴隷契約”と呼ばれるタレント側に不利な契約が要因とされてきたが、決してそれだけではない。
「KARAの分裂の原因は奴隷契約ではなく、ギャラと待遇問題といわれています。メンバーの年収は1人500万円。韓国では安い金額ではない。それでも親たちには不満なんです」(韓国芸能事情に詳しいジャーナリスト)
日本でも、かつてはステージママが話題となったが、儒教精神が息づいている韓国では、いっそう親子の絆は強い。
「KARAの場合は、アメリカ育ちのニコルの母親が、法律事務所に娘のハードスケジュールを相談。制作会社の幹部が芸能関係者を母親に紹介していた。つまり引き抜きでした」(同)
女子フィギュアスケートのキム・ヨナが五輪で金メダリストとなり、世界大会で大金を掴むと、韓国社会では、「我が子をフィギュア選手に」と、こぞってリンクに殺到したという。今、親たちは「憧れの職業1位」の芸能界に子供を入れて一獲千金を狙う。
それは韓国の進学事情と似ている。親戚、親兄弟は受験の際に田畑を売ることもある。同様にレッスン代や整形美容につぎ込む。
「上昇志向ゆえなのか、容姿やメンツ、学業を重んじるのも日本以上。タレントや歌手が肩書に出身大学名を書きたがる。我が子が肩身の狭い思いをしないように、親は懸命に稼いで支える。韓国の文化人で最も成功した人物のひとりに、世界的人気の指揮者チョン・ミョンフンがいる。兄姉も音楽家として活躍するが、子供たちを支えてきた母親は“孟母三遷”どころではない苦労の連続。著書はベストセラーになった」(プロダクション幹部)
韓国人のタレントは、日本に来ると膨大な契約金を要求する。「日本で成功すれば韓国の約10倍のギャラは稼げる」と信じている。チェ・ジウが日本のプロダクションに3億円のギャラを要求したのは有名だ。
KARAの親が強欲だとは、言い切れないのである。(韓流取材班)
来日したKARA=羽田空港■緊急連載 韓国芸能界の実態(2)
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20110203/enn1102031617014-n1.htm