死に追いやられる。

私にとっては、他人事ではありません。いつそうなっても、驚きはしません。

そうなった時、違うのは、もう学生ではないことくらいですか。

記事入力 : 2011/02/19 13:02:00
何が大学生を死に追いやるのか(上)
2008年に332人が自殺

 京畿道内の大学3年生オさん(25)は、毎年1学期だけ大学に通う。

 時給が安いコンビニエンスストア、居酒屋、バーでのアルバイトでは、半地下の部屋の家賃20万ウォン(約1万4900円)と生活費、400万ウォン(約29万8400円)近い授業料をまかない切れず、半年は大学に通い、半年はアルバイトの日々に明け暮れる。同世代の仲間たちは大学を卒業していく一方で、オさんはいまだに卒業証書を受けられずにいる。

 オさんは17日「時給6000ウォン(約450円)のトーキング・バーで酒に酔ったおじさんたちと夜通し話をしていると、『自分はここまでして生きていかなければならないのか』という思いがこみ上げてきて、涙があふれることもある。ご飯を食べて学校に通うことがこんなに大変なら、いっそのこと死んだ方が楽かもしれないと考えることもある」と話した。就職難に授業料、生活費の圧迫に苦しむ最近の大学生たちにとって、オさんのような境遇は他人事ではない。低所得層や地方出身の大学生にとって、アルバイトは「生計」と直結する問題となっている。

 明智大学4年生のチョンさん(26)は、この冬一人暮らしの部屋で過ごす時間を最小限に減らした。光熱費を節約しようと、ボイラーを切ったままにしているからだ。日中は暖かい学校の図書館で勉強し、自分の部屋に帰ると手袋をして寝る。チョンさんは「就職の準備をしているが、暗い未来を考えると胸が苦しくなるばかりだ」と話した。

http://www.chosunonline.com/news/20110219000041

記事入力 : 2011/02/19 13:03:05
何が大学生を死に追いやるのか(下)
2008年に332人が自殺

 授業料100万ウォン(約7万4600円)、家賃23万ウォン(約1万7100円)のワンルームで姉と暮らすソウル大生イさん(23)は「食費を節約し、牛乳1パックだけで我慢したこともあった。家賃を払うために友達からお金を借りたときは、あまりに恥ずかしくて死んでしまおうとも思った」と話した。大学周辺にある下宿密集地域では「誰誰は学資金の融資を何回受けて、1000万ウォン(75万円)以上の借金ができたらしい」といったうわさが飛び交う。1日に2、3個のアルバイトをはしごする生活では、単位を取るのも楽ではない。

 こうした生活苦で極限状態に追い込まれた大学生の自殺が増加している。今月8日、江原道江陵市内谷洞のワンルームで、大学卒業を控えたユさん(23)が、着火炭を燃やして死んでいるのが発見された。部屋には学資金融資関連の書類と、ユさんが最後に希望と託したと思われる数枚のインスタントくじが発見された。

 昨年11月、大邱市西区飛山洞の住宅で、同市内の大学を休学中だったカンさん(21)が首を吊って自殺しているのが発見された。カンさんは融資を受けた学資金700万ウォン(約52万2100円)を返済するためアルバイトをしていたが、元利金納付が何度も遅れるなど、厳しい経済状態だったという。その上、就職にも失敗したカンさんは、自殺前日に母親にすがり、「ごめんね」と何度も繰り返したという。

 17日に警察庁が発表したデータによると、2009年に自殺した大学生は249人に上った。精神的苦痛による自殺が78件(31.3%)と最も多く、経済的理由による自殺も16件だった。08年には大学生の自殺者が332人に上り、そのうち175人(52.7%)が厭世(えんせい)、悲観、失望などの理由で自ら命を絶った。

チェ・ソンジン記者
チェ・ヨンジン記者

http://www.chosunonline.com/news/20110219000042