地元の映画館で映画を観るのは久しぶりです。その辺の映画館で上映されるほどの韓国映画が最近なかったためでしょう。
この映画、韓国では観れなかったのですが、韓国での上映時にはほとんど字幕版じゃなかったんではないでしょうかね…。設定からすれば当然なんですが、大半のストーリーが日本語で展開していて、日本映画かと思わせるほどです。根本理恵さんも今回は仕事が楽だったんでは…?
もっとも、このスケールで戦争映画を作るというのは、日本ではあまり考えられないでしょう*1。
ネタバレは例によってしませんが、とりあえず、時代考証や実証にうるさい筋からは、いくらでもツッコミはできると思います。そこにしか関心のない人には、少々キツい映画かもしれません。
でもたぶん、この映画の核心は、そこにはないんだと思うんですよ。オダギリジョーとチャンドンゴンを中心に、山本太郎らをはじめとする脇役陣を含む人たちが見せる人間の浅はかさと深み。それを表現するために、実話をもとにしたフィクションを自由に展開する必要があったのだと、個人的には思います。
ちなみに、ニコルやキムスロといった友情出演者の出番は、作品のごく最初のほうに集まっています。そちらに注目している人は、京城が舞台である間が勝負です。
イヨニもそうですね。「ランニングマン」の北京編にジヨンと一緒に出演していましたけど、やっぱり可愛いですねえ。
*1:日本映画の強みは、よりミクロなところに焦点を当てた時に発揮されるのではないかと思います