昨日取り上げた朴鍾哲の死から25年。そしてこの大震災から17年。改めて振り返れば、ずいぶん遠くまで来てしまったようです。
そこで切断されてしまった生と、いまだ生きながらえている私との間。時が過ぎればこそなお、そのことを思わずにはいられません。
阪神大震災から17年 兵庫各地で追悼行事
東日本被災者と痛み分かち合う
2012/1/17 7:20
阪神大震災の発生時刻に東日本大震災の被災者らが黙とう(17日午前5時46分、神戸市中央区の東遊園地)6434人が亡くなった阪神大震災は17日、発生から17年を迎えた。兵庫県内各地では犠牲者の冥福を祈る追悼行事が営まれ、遺族や被災者らが鎮魂の祈りをささげた。昨春の東日本大震災の犠牲者遺族らも招かれ、2つの震災の被災者らは改めて痛みを分かち合うとともに、復興や減災への誓いを新たにした。
犠牲者の名前が刻まれた「慰霊と復興のモニュメント」がある神戸市中央区の東遊園地では同市などによる「1.17のつどい」が開かれた。地震発生の午前5時46分、「1.17」の形に並べられた竹灯籠を囲み、黙とう。亡き家族や友人らを悼んだ。
神戸市によると、震災後に生まれた子供や市内に新たに転居してきた住民は昨年11月時点で、全体の約39%を占める。風化を懸念する声は高まっており、体験を語り継ぐ知恵が求められている。
体験や記憶は風化するものです。が、いずれ必ず、回帰してくるものだとも思います。