韓国芸能ネタ三題

そう言えば確かに、テレビなど観ていると、年配の方にユナを紹介する時には「セビョク氏」と言っていることが多いですし、そのほうが通りがいいようです。

しかしまあ「朝鮮日報」は、ことアイドルに関する限り、なんでいつもこうひねくれた書き方をするんでしょうかね…。あんたらよりもずっと若い子たちが頑張ってるんですから、もっと素直に後押しする気にはなれませんか?

記事入力 : 2012/01/29 10:34
アイドルがドラマに進出するワケ


 少女時代メンバーのユナが番組収録のため江原道の村を訪れた。その村に住む白髪の女性は、ユナを見るとまるで孫娘のように喜んで出迎えた。少女時代が国民的ガールズグループだからではない。その女性は「うちのセビョクが来たよ」と言ってユナの手を握った。セビョクは、2008年の連続ドラマ『君は僕の運命』でユナが演じた役の名前だ。

 今年はアイドルのドラマ進出が一層進みそうだ。少女時代メンバー9人のうち4人が今年、女優との「兼業」を宣言した。ユナはチャン・グンソクとの共演でKBS第2『ラブレイン』、ジェシカは同『乱暴なロマンス』、ユリはSBS『ファッション王』、スヨンはTV朝鮮『スピード』(検討中)で演技を披露する。

 アイドル自身のストーリー性やエピソードを盛り込み、彼らが出演することが自然な印象を与えるドラマも制作される。30日スタート予定のKBS第2『ドリームハイ2』にはT-ARAのジヨン、2AMのジヌン、SIISTARのヒョリン、AFTERSCHOOLのカヒらがキャスティングされた。ケーブルテレビチャンネルtvNの『黙れイケメンバンド』にはINFINITEのエルとオーディション番組『スーパースターK3』出身のキム・ミンソクが出演する。ZE:Aのイム・シワンは現在放映中のMBC『太陽を抱いた月』で好演、歌手よりも俳優として注目されている。

 かつて、ドラマに出るアイドルはいわゆる「客寄せパンダ」だったが、今は演技力が問題視されたそうした時代と違う。デビュー前から歌や演技のレッスンを受けている最近のアイドルたちは「マルチドル(マルチ・アイドル)」と言っても過言ではないからだ。その証拠に、昨年の地上波3局のドラマ大賞ではJYJユチョン、BEASTイ・ギグァン、T-ARAヒョミン、AFTERSCHOOLユイ、missAスジ、JYJジェジュン、KARAハラがそれぞれ新人賞を受賞している。

 K-POPが日本などのアジア諸国だけでなく世界で躍進する今、アイドルグループとドラマの出会いは「ウィン・ウィン戦略」と言えるだろう。

 まず、アイドルはドラマに出演することで、若者層だけでなくあらゆる世代で全国的な知名度を上げることができる。40%近い視聴率をマークしたドラマ『君は僕の運命』がユナを「セビョク」という別の名前で有名にしたのがその例だ。芸能人の知名度は、活動の幅を広げ、寿命を延ばす基盤だ。

 K-POPと共に韓流ブームをけん引する両輪のもう一つはやはりドラマだ。出演ドラマが海外で人気を呼べば、おのずと歌手としての知名度も上がる。そして、それに伴う収益は想像をしのぐ。チャン・グンソクが日本で俳優だけでなく、歌手としても人気を呼んでいるのがそのケースだ。アイドルにとって、海外攻略のための布石としてドラマに勝るものはない。

 ドラマ制作会社は、トップ俳優顔負けの人気アイドルを前に押し出すため、PRも楽だ。俳優としてはほぼ新人といえるアイドルの出演料は比較的安い。それに加え、アイドル出演ドラマを日本や中国などが買い付けることを考えると、アイドルは実に「親孝行」だ。

 だが、もちろん副作用のリスクは潜んでいる。ポップカルチャー評論家のソン・シグォン氏は「多様なマーケティング戦略の登場で、音楽性が最も重要視されるべき歌手としての本質が色あせる可能性がある。アイドルたちの音楽性に伸びがなくなれば、長期的にはK-POP界の質の低下を招きかねない」と懸念を示した。また「才能ある新人を発掘するという点で、アイドルの多方面にわたる活躍は意味があるが、彼らに活動の場を奪われた新人俳優たちの喪失感は大きい」と話している。

チョ・ウヨン記者

http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/29/2012012900289.html

次に見るのは、韓国の「多文化家庭」という現実が、テレビドラマや映画にも取り入れられつつあるというお話。こうしたことが「問題」化したのは、韓国よりも日本のほうがおそらく早かったはずですが、「毎日新聞」が去年「韓国マイノリティー点描」という連続記事で描き出したように、現実的にも政策的にも、韓国のほうがはるかに先まで行っているようです。


記事入力 : 2012/01/29 10:31
韓国映画の新たなキーワードは「多文化」

 マンホ:(驚いたようにボンジョを見詰めて)「これから代表チームで外国人選手も使うの? 戦略的帰化?」

 ボンジョ:「もう、違いますよ! こう見えても忠南(忠清南道)温陽の出身ですから。一応両班(朝鮮時代の特権階級)の家系ですよ。母ちゃんが元ミス・ケニアなんです。私が先輩のルームメートです。ふふ」

 19日に封切られるキム・ダルジュン監督の映画『ペースメーカー』の一場面だ。ボンジョはマラソン国家代表チームの最年少メンバーで、主人公マンホ(キム・ミョンミン)のルームメートだ。黒い肌に天然パーマの髪を持つ、多文化家庭(国際結婚家庭)で育った韓国人だ。

 この映画は、韓国社会に深く根付き始めている「多文化」をいち早く取り入れている。結婚する夫婦10組のうち1組が国際結婚(2010年時点)で、2006年に2万5000人だった多文化家庭の子どもの数は、2010年には16万人と7倍ほどに急増した。この現実を映画にそのまま反映させている。

 厳密にいうと、映画よりもさらに早く多文化を扱ったのはテレビドラマだ。SBSの『ハノイの花嫁』(2005)や、『黄金の新婦』(2007)のようなドラマで、すでにベトナム人女性と韓国人男性の結婚を扱った。しかし「国境を越えた男女のラブストーリーに重きを置きすぎるなど、多文化家庭に対する問題意識が不足している」との指摘も出ていた。

 一方、映画は、多様なテーマを現実的に描き出すことができるというメディアの特性上、多文化社会をありのままに盛り込んでいると評価される。シン・ドンイル監督の『僕たちはバンドゥビ』(2009)や、ユク・サンヒョ監督の『パンガパンガ』(2010)は、当時社会問題として浮上していた外国人労働者への不当待遇問題を扱い、映画界の注目を集めたケースだ。『僕たちはバンドゥビ』では、バングラデシュ出身の労働者(マブップ・アラム)と女子高生(ペク・チンヒ)の交流を、『パンガパンガ』では、外国人労働者のふりをして偽装就労する青年失業者パンガ(キム・イングォン)を描いた。『パンガパンガ』は製作費が8億ウォン(約5300万円)と低予算だったが、100万人の観客を動員し、興行的にも成功した。

 多文化家庭を本格的に扱った映画は、昨年上映されたイ・ハン監督の『ワンドゥク』(写真)だ。封切り前までは、脊椎損傷の障害を持つ父親(パク・スヨン)とフィリピン出身の母親(イ・ジャスミン)の間に生まれたワンドゥクを主人公にした同映画が、観客動員数500万人を超える「大ヒット」となるなどとは、誰も予想できなかった。ワンドゥクの家庭だけでなく、この映画には「多文化」について考えさせるシーンがあちらこちらに埋め込まれている。ワンドゥクの担任教諭(キム・ユンソク)は教会で外国人労働者の世話をし、ワンドゥクがキックボクシングを習っている体育館にも外国人労働者がいる。

 映画評論家のチョン・チャンイル氏は「この映画は社会変化を反映しているだけでなく、方向まで提示している望ましいケースだ。多文化家庭や外国人労働者に対する同情的な視線を抑え、彼らが我々とともに生きていく社会構成員だということを、説得力を持って扱った」と話した。ある映画製作会社は「現実的に多文化家庭や外国人労働者が急増しているので、これを反映しないわけにはいかない。すでに社会現象となって久しいため、観客も抵抗感を持たなくなった。今後も多文化を扱った映画はさらに増えるだろう」と話している。

卞熙媛(ピョン・ヒウォン)記者

http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/29/2012012900287.html

最後に、KARAの受賞のお話。どれほどの重みのある賞なのかよくわからなかったんですが、売り上げ実績に基づいて選考されるようですね。実態に見合った評価と受け止めていいのであれば、KARAとしては嬉しいニュースです。

記事入力 : 2012/01/28 12:06
KARAが5冠の快挙=日本ゴールドディスク大賞

 ガールズグループKARAは第26回日本ゴールドディスク大賞授賞式で5冠王に輝くという偉業を達成した。

 27日、東京・六本木のライブハウス「ニコファーレ」で「第26回日本ゴールドディスク大賞」の授賞式が行われ、韓国人アーティストが13部門で受賞、K-POP人気を実感させた。

 この授賞式で、KARAは「ベスト・エイジアン・アーティスト」「ベスト3アルバムアジア部門」「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロードアジア部門」「ベスト5ソング・バイ・ダウンロード」「ベストミュージックビデオアジア部門」の計5部門で受賞した。

 「アルバム・オブ・ザ・イヤーアジア部門」は少女時代の『GIRL\'S GENERATION』、「ニューアーティスト・オブ・ザ・イヤーアジア部門」は2PM、「ベスト3ニュー・アーティストアジア部門」はチャン・グンソク、2PM、BEASTだった。また、演歌歌手パク・ヒョンビンは「ベスト演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト」を受賞、注目を集めている。

 今年で26回目の日本ゴールドディスク大賞授賞式。昨年までは邦楽と洋楽の2部門だったが、K-POP人気で今年から「ベスト・エイジアン・アーティスト」部門が新設され、今年初めて受賞者を出した。

ユン・ソンヨル記者

http://ekr.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/28/2012012800624.html

KARAがアジア大賞、2PMがアジア新人賞 第26回日本ゴールドディスク大賞
掲載日時: 2012-01-28 08:08

第26回日本ゴールドディスク大賞の受賞者が27日発表され、KARAが今年の「ベスト・エイジアン・アーティスト」に選ばれた。

第26回日本ゴールドディスク大賞K-POP関連受賞者は下記の通り。

ベスト・エイジアン・アーティスト KARA

ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(アジア) 2PM

ベスト3ニュー・アーティスト(アジア) チャン・グンソク 2PM BEAST

ベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト パク・ヒョンビン

アルバム・オブ・ザ・イヤー(アジア) 少女時代「GIRLS‘ GENERATION」

ベスト3アルバム(アジア) KARA「ガールズトーク」 少女時代「GIRLS‘ GENERATION」 東方神起「TONE」

ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード(アジア) KARA「ジャンピン」

ベスト5ソング・バイ・ダウンロード KARA「ジャンピン」

ベスト・ミュージック・ビデオ(アジア) KARA「BEST CLIPS」

日本ゴールドディスク大賞
一般社団法人日本レコード協会によって1987年に制定された賞。毎年、該当年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト及び作品を顕彰している。選考基準は、「CD、ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と有料音楽配信の売上実績」とし、その売上データは公認会計士によって厳正に確認されている。

第26回日本ゴールドディスク大賞は、2010年11月1日〜2011年10月31日の売り上げ実績に基づいて決定された。今年は、邦楽部門でAKB48が「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」など10冠を獲得。一昨年の嵐に並ぶ最多記録となった。また、洋楽部門では、レディー・ガガが「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

http://japanese.kpopstarz.com/articles/2459/20120127/japan-gold-desc-award-2012.htm