決勝戦は大阪桐蔭‐光星学院

今日はまったく試合を観れなかったのですが、残るべきところが残ったという気がします。もちろん、健大高崎関東一高も文句なく好チームでした。

大阪勢の決勝進出は、松坂大輔の横浜に敗れた関大一高以来ですか。久々ですねえ。

大阪桐蔭 初のセンバツ決勝進出 本塁打攻勢で決めた!


大阪桐蔭健大高崎>8回裏大阪桐蔭無死、森が左中間に決勝の本塁打を放つ
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 第84回選抜高校野球大会第11日は2日、甲子園球場で準決勝を行い、初4強同士の対決となった第1試合は大阪桐蔭(大阪)が2本の本塁打などで高崎健康福祉大高崎(群馬)を3−1で振り切った。大阪府勢の決勝進出は1998年第70回大会の関大一以来14年ぶり。

 大阪桐蔭・藤浪と健大高崎・三木の両エースによる行き詰まる投手戦。先制したのは大阪桐蔭。2回、1死一、二塁から白水が右前打を放ち1−0。試合が動かないまま迎えた8回、健大高崎は先頭打者の竹内の左翼ポール際に入るソロ本塁打で同点に。しかし、その裏、大阪桐蔭が森、笠松の2本のソロ本塁打で突き放した。

 エース藤浪が最速151キロの直球と多彩な変化球のコンビネーションの打たせて取る投球で、健大高崎打線を7安打1失点に抑え完投した。

 準々決勝までの3試合で16盗塁の健大高崎は藤浪の前に機動力を封じられる苦しい展開。8回の同点本塁打で見せ場は作ったが、エース三木が終盤につかまった。

[ 2012年4月2日 12:46 ]

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/04/02/kiji/K20120402002961720.html

青森県勢は、春初めての決勝進出。夏は三沢が決勝まで行ってますね。

光星学院 逃げ切り快勝!青森県勢初のセンバツ決勝進出


光星学院―関東一>4回裏光星学院1死、田村が左越えに先制の本塁打を放つ。捕手松谷
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 第84回選抜高校野球大会第11日は2日、甲子園球場で準決勝を行い、第2試合は昨夏準優勝の光星学院(青森)が関東一(東京)に6−1で快勝。青森県勢としてはセンバツ初となる決勝進出を果たした。

 光星学院は4回、田村の左越えソロ本塁打などで2点を先制。5回には村瀬の左犠飛でリードを広げると、8回にも3点を追加し試合を決定づけた。

 先発の城間は再三得点圏に走者を置くが、要所を締める投球。関東一の反撃を9回の1点に抑え完投した。

 関東一は6点を追う9回、先頭打者からの3連打などで反撃を開始したが、あと一歩届かなかった。

[ 2012年4月2日 15:16 ]

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/04/02/kiji/K20120402002962080.html

注目の決勝戦は明日ですが、観に行くのはどうも難しそうです。天気予報がよくないのも心配です。

悪天候の予想 選抜決勝は午後4時に変更

 選抜高校野球大会の大会本部は2日、悪天候が予想される3日の決勝の開始時刻を、午後0時半から同4時に変更すると発表した。

 選抜大会では、2004年に愛工大名電(愛知)―済美(愛媛)の決勝が、悪天候で前日のうちに開始時間を遅らせた。

[ 2012年4月2日 13:00 ]

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/04/02/kiji/K20120402002961820.html

その予定通りに試合が行われるのなら、この時以来のナイター決勝戦となるかもしれません。


ところで、今も一部で議論となっているらしいこのプレーですけど。

私も現場に居合わせたのですが、外野席からでは最初、何が何だかわかりませんでした。

横浜無念、本塁ベース踏み忘れ/センバツ


横浜の5回の攻撃。三塁走者・尾関の右足は…(撮影・清水貴仁)

センバツ高校野球:関東一4−2横浜>◇1日◇準々決勝

 5回裏の横浜の攻撃で、守備側のアピールによる本塁ベース空過が認められ、三塁走者がアウトになる珍しいプレーが起こった。1点を返しなおも1死一、三塁から高橋が三塁前にスクイズ。三塁走者の尾関が悠々と生還したかに見えたが、関東一・松谷捕手が窪田球審にベースを踏んでいないとアピール。窪田球審がベース踏み忘れとジャッジしアウト。幻の同点スクイズとなった。横浜側は審判に抗議したが判定は覆らなかった。

[2012年4月1日16時51分]

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp3-20120401-927011.html

厳密に見れば「踏んでいる」と言えるでしょうが、「ちゃんと踏んでいない」のもまた事実です。したがって、この場面を見た相手側のアピールが認められたとしても、仕方ないでしょう。

タッチアップやホームインを目で確認するのは野手の基本ですし、審判もその場面はちゃんと見ています*1。その流れの中での判定ですからねえ。

渡辺監督の気持ちはよくわかります。ただ、あの時の行動はやはり行きすぎだったと思います。下のコメントがすべてでしょうし、変な擁護論はご本人にとっても迷惑なのではないかと思われます。その後も気持ちを切らさずに、一時は同点に追い付いた横浜ナインの健闘を、まず称えるべきでしょう。

渡辺監督「相手の好プレー」/センバツ


同点生還が認められず横浜・渡辺監督は球審に詰め寄る(撮影・清水貴仁)

センバツ高校野球:関東一4−2横浜>◇1日◇準々決勝

 2年連続14回目出場の横浜(神奈川)は、4年ぶり4回目出場の関東一(東京)に2−4で敗北。5回の攻撃で尾関一旗主将(3年)が同点のホームを踏んだかに見えたが、相手捕手のアピールによりアウトになるなど、流れをつかめなかった。歴代4位の甲子園通算50勝の名将・渡辺元智監督(67)は「ああ踏んだな、と思いましたが。クロスプレーではなかったので、もっと中央を踏んでいれば良かった。相手捕手のファインプレーです」と振り返った。

 2回戦で17安打を放った打線は、わずか5安打に抑え込まれた。歴代3位に並ぶ通算51勝目に届かなかった渡辺監督は「もう少し球をたたければ少ないチャンスを生かせた。細かいストライクゾーンを見極める力がなかった」と課題を口にした。

[2012年4月1日17時45分]

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp3-20120401-927032.html

このレベルまで行けば、これは明白な「誤審」と言えるでしょうけどねえ。

ワンバウンドで満塁本塁打
2007年09月05日

 本来ならエンタイトル二塁打だった当たりが、二塁塁審の誤審で満塁本塁打となった出来事があった。それは昭和59年春の大会2日目の第1試合、高島対佐賀商戦で起こった。

 3対1とリードした佐賀商は5回裏、1番高柳が左前安打で出塁、2番藤田の中前へのエンドランで、一、三塁とした。3番島の一、二塁間タイムリーで1点を追加。なお、一、二塁で、4番で投手の七田が絶妙なバントを投手左前に転がし、これが内野安打となって無死満塁に。ここで5番中原が問題の打球を打ち上げた。打球は必死に背走する左翼手の右を大きく越え、ワンバウンドで左翼ラッキーゾーンに入った。

 二塁塁審がこれを本塁打と判定、高島側からもアピールがなかったので、そのまま本塁打となった。選抜史上8本目の満塁本塁打だった。

 しかし、観衆から「打球はグラウンドでバウンドした後、ラッキーゾーンに入ったのでは」との声が上がり、テレビの視聴者からも同様な趣旨の声が報道各社や大会本部に殺到した。

 事態を重く見た本部側がテレビのVTRなどで調査した結果、審判員の判定に誤りがあったことを確認した。

 試合終了後、二塁塁審は「満塁でポジションは牽制(けんせい)などがありますのでベース寄りにいて、そこから打球が行った時は一直線に打球を追いかけ、ルックの姿勢を取って打球を自分なりに判断したところ、入っていると判断したので本塁打としました」と説明した。

 その後、牧野直隆大会委員長(審判委員長)が記者会見を開き、「NHKのビデオを見ると、直接入ったように見えるほど、判断の難しいケースの打球だったが、続いて映された横のサイドから見ると明らかにワンバウンドで入っており、審判員の判定の誤りということがはっきりしました。従って私から審判員全員に、今後もっと確実で正確な判定をするように強く要望しました」と述べた。

 また、ラッキーゾーンの後ろの外野フェンスにある歴代優勝校55校の白地のプレートが判定に影響しているとして大会本部に取り外すことを指示した。そのため、昭和7年の第9回大会から続いていたセンバツ名物の優勝校プレートが甲子園球場から姿を消したのだった。

 さらに、牧野委員長は「間違いがあっても選手が何を言ってもいけないという気風が行き渡っているようだが、おかしいことがあれば正しい手続きを踏んで申し出る習慣を養うよう、高野連としても考えたい」と述べた。打球を追ってワンバウンドで入ったことを確認していた高島の左翼手は、「なぜアピールしなかったのか」という質問に、「緊張のあまり審判にアピールするまでの余裕がなかった」と言い、高島の高田明達監督も「甲子園では抗議したくないと思っていた」と答えている。

http://www2.asahi.com/koshien/column/data/TKY200709050007.html

*1:見てなかったとしたら、そちらのほうが重大なミスです。