韓国プロ野球、8球団体制から一歩踏み出す。

ロッテジャイアンツは相変わらずゴチャゴチャ言っているようですが、大田・大邱・光州などよりもよほど立派な球場で、これだけの盛り上がりを見せているのであれば、この機会をとらえない手はないでしょう。ロッテとしても、慶南地域での試合が増えるのは悪い話でないと思うんですけどねえ。


記事入力 : 2012/05/09 09:06
野球: NC来年1軍入りで「9球団時代」開幕へ

公式戦開始3月末に前倒しの可能性も
8チーム試合時、1チーム休み

 NCダイノスが来年から1軍の舞台でプレーすることになった。

 韓国野球委員会KBO)=具本綾(ク・ボンヌン)総裁=は8日、ソウル市江南区の野球会館で2012年第4回定例理事会を開き、NCの1軍入りの時期を当初の14年から13年へと1年繰り上げた。KBOヤン・ヘヨン事務総長は「NCは1軍でプレーする諸条件が十分整ったと理事会が判断した。9球団のうち1球団が反対を表明したため、表決せずに議決した」と述べた。唯一反対したのはロッテ(蒋炳守〈チャン・ビョンス〉社長)だった。

■9球団体制で何が変わる?

 9球団体制では総試合数が現在の532試合から576試合に増える見通しだ。この日程を消化するため、開幕時期が4月上旬から3月末に早まる可能性もある。総試合数は増えるが、各球団の試合数は133試合から128試合へと5試合減る。チーム同士の対戦も19試合から16試合になる。

 大きく変わるのは各チームの試合日程だ。奇数チーム体制では8チームが試合をしているときに1チームが休みになる。週末に3連戦を行わないチームは、公式戦の休日である月曜日まで含めると4日間休みになる。

 KBOのチョン・グムジョ運営企画部長は「9球団体制を想定し、仮想スケジュールを組んだところ、基本的に平日3連戦、週末3連戦を行うが、6週間程度は週2−2−2連戦が避けられないことが分かった」と話す。2試合だけして移動するチームは、選手たちの体力の負担が大きくなる。チョン部長は「できるだけ公平に日程を組むよう最善を尽くすが、全ての球団が満足できる日程は事実上不可能だろう」と語った。だが、奇数チーム体制は今回が初めてではない。1986年にピングレ(現ハンファ)が七つ目の球団として参入、91年にサンバンウルが合流するまでの5シーズン、7球団体制で公式戦を行っていた。

■「ファンを喜ばせるNCになりたい」

 これまで一部球団がNCの1軍入りに反対してきた理由の一つに戦力がある。ほかのチームとの戦力差が著しければファンの関心が下がるという主張だ。

 NCはフューチャーズリーグ(2軍)の南部リーグで7日までに13勝6敗、勝率0.684で首位に立っている。投手のノ・ソンホやイ・ジェハク、打者のナ・ソンボムやチョ・ピョンホらが抜群の実力をアピールしている。しかし、これも2軍相手に出した成績に過ぎない。NCは球団トライアウトとKBOが主催する新人ドラフトで60人以上の選手を確保した。既存球団の1・2軍選手数とほぼ同じだ。NCが1軍で戦える力を持つには、量ではなく質を高めなければならない。

 NCダイノスの李泰一(イ・テイル)社長は「リーグやファンに迷惑をかけないよう、より良いチームを作る」と語った。そして、まず今年のフリーエージェント(FA)対象選手を積極的に獲得していく意向を示した。

 今年2軍リーグが行われる慶尚南道昌原市の野球熱は熱い。本拠地開幕戦に9500人が入場、子供の日だった5日には7500人がNCの2軍の試合を観戦した。1時間違いで1軍の試合とほぼ同時に行われたが、地元野球ファンは本拠地チームの2軍の試合を選んだというわけだ。これには計100億ウォン(約7億円)をかけて改修工事した「馬山球場効果」もあった。座席数を2万席から1万6000席に削った代わり、ファンが野球を楽しみやすいよう施設を整えた戦略が功を奏した。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/09/2012050900675.html

記事入力 : 2012/05/09 09:07
野球:NC監督「8チームに堂々と挑みたい」

「目標は4位以内、ライバルには負けられない」


金卿文(キム・ギョンムン)監督率いるNCが来シーズンからプロ野球に加わる。昨年9月の就任会見で金監督は「ほかのチームが無視できないようなチームにしたい」と誓った。/写真=キム・ジェヒョン記者

 NCダイノスの金卿文(キム・ギョンムン)監督は8日、来シーズンからペナントレースに加わることが正式に決まったとの知らせを受け「選手たちはもちろん、コーチやスタッフ、昌原市民皆にとってうれしい知らせだ」と喜んだ。金監督はさらに「これまで周囲から多くの支援を受けてきたため大きな責任を感じる。来シーズンは勝率5割と4位以内を目標に最善を尽くしたい」と抱負を述べた。

 NCのペナントレース参入は当初の計画よりも1年前倒しされた。昨年8月以降、監督選びと選手集めが順調に進んだことに加え、昌原市も積極的に支援に乗り出し、馬山球場の改修もすでに完了した。さらに先月から始まったフューチャーリーグ(2軍リーグ)では、南部リーグ1位という好成績を収め、今後の可能性に期待が集まっている。金監督は「ペナントレース参入が決まったことでモチベーションは確実に高まった。選手たちも練習に一層の力を入れるだろう」と語った。

 NCのペナントレース参入が正式に決まったことを受け、野球ファンの間では金監督の指導に期待が集まっている。金監督は2003年から11年まで斗山ベアーズの監督を務めたが、そのスタイルは有望な若手や新人を育ててチームを強くするというもの。NCでもナ・ソンボム、ノ・ソンホなど期待の若手が金監督の指導を受けて順調に育っており、来シーズンの活躍が期待されている。

 金監督は「監督は現場で最善を尽くすべきだが、今年に関しては有望な選手を探し出すことに全力を挙げたい」と述べた。

 また金監督は「来シーズンからペナントレースに参入するが、戦力面で問題はない」と断言した上で「これまでペナントレースに照準を合わせて厳しい練習を重ねてきたため、実力の面でほかのチームに迷惑をかけたくない。NCをカモと考えるチームは多いだろうが、ライバルに決して負けない、よい試合をしていきたい」と覚悟を示した。

 金監督は8日午後からハンファの2軍と試合を行うため馬山球場に向かった。馬山で金監督は「昌原には野球を愛するファンが多い。NCを最強チームに育て上げ、8チームに堂々と挑みたい」とも語った。

チェ・インジュン記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/09/2012050900684.html

ただ、第10球団の創設をめぐっては、まだ紆余曲折がありそうです。奇数球団でのシーズン運営は相当めんどくさいでしょうに。

記事入力 : 2012/05/09 09:09
野球:「10番目の球団」創設めぐりロッテなど反対、表決できず

「趣旨は正しいが今はその時期ではない」
あいまいな論理で話し合い回避

 韓国野球委員会KBO)理事会は「9番目の球団」NCの1軍入りを許可したが、10番目の球団の創設にはまだ高い壁があるようだ。

 ロッテだけが反対し、表決自体が必要なかったNCの1軍入り時期問題とは異なり、「第10の球団」問題についてはサムスンとハンファがロッテの反対論理に同調、斗山も「時期尚早」との考えを示した。結局、3時間にわたり賛否をめぐる討論が行われた末、KBO理事会は「10球団体制でいくのは基本的には正しいが、より多角的に検討し、慎重に決定することにした」と表決を保留した。この日の理事会で決定が延期されたため、「第10の球団」を今年創設して2014年のリーグに参加させようというKBOの計画は事実上、失敗に終わった。少なくとも2年間は、運営上困難が予想される奇数球団体制でいくしかない状況になったのだ。

■反対派の時間稼ぎ戦略

 各球団は「長期的に見れば10球団体制でいくべきだ」という点は認めた。奇数球団体制がもたらす運営上の難しさを知っているからだ。入場者1000万人時代を迎えるためにも、球団数を増やすことが必要だ。賛成派は「10球団体制はプロ野球多様性や規模拡大に必要だ」と主張した。しかし、反対派は「韓国のプロ野球市場の規模を考えると、10球団を受け入れるには小さい」「高校チームが約50チームという現実を見れば、選手の需給に問題がある」「戦力が低下する」などを理由に挙げた。ある球団の社長は「プロ野球はいい時期ばかりではないだろう。もし財政事情を理由にチームが運営できなくなり、球団解散などの状況になったらどうするのか」と語った。結局、KBO理事会ではこの問題をどう解決していくかについて、具体的な議論は全くなされなかった。反対派の時間稼ぎ作戦が再び奏功したのだ。

■表決にかけない理由は?

 KBOはこの問題を表決にかけることに負担を感じているようだ。理事会の表決は全理事の3分の2以上が出席し、出席した理事の3分の2が賛成しなければならない。この日の理事会では議決権を持つ具本綾(ク・ボンヌン)総裁と9球団の代表全員が出席した。10球団体制が承認を受けるには、10人中7人が賛成票を投じる必要がある。反対の意向を示した3球団と、「きょうはだめだ」と見解を述べた斗山の計4球団が反対すれば、第10の球団創設問題はなかったことになってしまう。KBOヤン・ヘヨン事務総長は「理事会で一度否決されれば、KBOが自ら同じ案件を再上程する名分がなくなる」と語った。反対している球団も、表決で第10の球団創設が失敗に終われば、ファンや世論の激しい反発を懸念せざるを得ない状況だった。このため「10球団体制でいくのは基本的に正しいが、時期尚早」というあいまいな結果をひとまず出し、自分たちの反対意見をカムフラージュした。

水原市全羅北道「第10の球団の招致続ける」

 理事会の創設討議留保決定について、京畿道水原市全羅北道など第10の球団の招致合戦を繰り広げていた地方自治体はがっかりしているようだ。「水原市プロ野球第10の球団招致タスクフォース・チーム」のペク・ウノ・スポーツ産業チーム長は「2014年に1軍入りするには、今年6月に球団創設が完了しなければ、選手の需給に支障が出る。創設が保留されたため、計画自体に遅れが出るのは避けられない」と無念さをにじませた。先月、KBOに創設意向書を提出した「全羅北道スポーツ生活課」のパク・チョンソプ事務官は「保留決定自体は第10の球団創設を否定するものではなく、今後の議論の結果を見守りたい」としている。

 両自治体は同日、理事会の結果とは関係なく、第10の球団の創設準備作業を継続していく意向を示した。

 だが、「水原市民連帯」と「水原市招致委員会」の関係者はこの日、KBO野球会館前で第10の球団創設に反対する球団に対し非難声明を発表、来週から水原市内にあるロッテ系列の「ロッテマート」「ロッテスーパー」前で不買運動を行うことを発表した。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/05/09/2012050900685.html

いずれにしろ、第10球団の誘致を目指している水原市全羅北道も、これで諦める気は全くなさそうです。ガンガン環境整備に邁進していく気満々です。すっかり前のめりになっている両自治体と、ファンの奪い合いを恐れていると思しきロッテ・ハンファとの押し合いが、しばらく続くのかもしれませんね。

どちらの声が通るのか、引き続き注目しておきましょう。


“10구단 유보됐지만, 수원구장 계획대로 리모델링”
기사입력 2012-05-10 07:00:00 기사수정 2012-05-10 07:00:00

수원시 “1200만 도민·야구팬의 뜻”
2만5000석 규모 증축·시설 개보수

일부 구단들의 반대로 10구단 창단 추진 결정은 유보됐다. 이로 인해 당장 2014년 10구단의 1군리그 참가 여부는 극도로 불투명해졌다. 그러나 10구단 유치를 희망하는 수원시는 수원구장 리모델링을 흔들림 없이 추진하기로 했다.

수원시 체육진흥과 스포츠산업팀 이진순 주무관은 9일 “이미 수원시는 예산을 확보했다. 10구단 창단 결정은 유보됐지만 2014시즌부터 1군 경기를 치르는데 문제가 없도록 수원구장 리모델링은 계속 진행한다”며 “110만 수원시민, 1200만 경기도민, 모든 야구팬들과의 약속이기 때문에 새 구단에 최상의 인프라를 제공하기 위한 노력에는 변함이 없다”고 밝혔다. 수원은 현재 1만4000석 규모인 수원구장을 2만5000석 규모로 증축하고, 현대식 시설로 리모델링하는 계획을 수립해 진행하고 있다. 예산 일부도 확보한 상태다.

그러나 10구단이 2014시즌 1군에 참여하기 위해선 올 8월 신인드래프트에 참가해야 하기 때문에 주어진 시간은 매우 촉박하다. 수원시는 현실적으로 2014년 1군 참여가 어려워져도 2013년 10월까지 최신식 구장으로 리모델링을 변함없이 추진할 방침이다. 아직 실낱같은 희망이 남아있기 만큼 한국야구위원회(KBO)와 기존 구단들이 수원을 10구단 연고지로 결정해주면 새 구단이 2014시즌을 치르는데 아무런 문제가 없도록 뒷받침하겠다는 강한 의지를 보이고 있다.

이경호 기자

http://news.donga.com/Sports/Base/3/0523/20120510/46125000/5

전북 프로야구 10구단 창단 “안 풀리네”
2012-05-08 16:53:30

KBO 이사회 유보 결정
道, 인프라 확충 통한 경쟁력 확보 지속 추진

전라북도 프로야구 제10구단 창단이 좀처럼 실마리를 찾지 못한 채 표류하고 있다.

한국야구위원회(KBO)는 8일 서울 도곡동 야구회관에서 9개 구단 사장이 모인 가운데 제4차 이사회를 갖고 NC 다이노스 페넌트레이스 참가 연도, 제 10구단 창단에 대해 논의했다.

이날 이사회에서는 NC 다이노스 1군 진입시기를 2013년도로 확정한 반면 10구단 창단은 “심층 검토하고 신중하게 결정하자”는 의견에 따라 보류했다.

이에 대해 전북도는 KBO의 제10구단 창단 보류 결정에 대해 깊은 유감을 표시했다.

다만 전북도는 10구단이 창단되지 않으면 리그가 기형적으로 운영될 수밖에 없는 상황에서 결국 창단될 것으로 보고 유치전에 더욱 박차를 가하기로 했다.

이와 더불어 전북도는 야구 저변확대를 위한 동호인 및 학교야구 활성화와 야구 전용구장 건립 등 인프라 확충을 당초 계획대로 추진해 경쟁력을 확보할 계획이다.

동호인 야구 활성화를 위해 올해 총 11억원을 들여 동네야구장 4개소를 건립하고 동호인리그 확대지원, 야구 생활체육지도자 배치(2명), 동호인 야구 심판 양성(20명) 등을 추진하고 있다.

또한, 리틀야구단 및 학교 야구팀 창단을 적극 유도하고 학교야구장 잔디 설치, 조명시설 설치, 방과 후 야구교실 확대 등 다양한 시책을 교육청, 시∙군 등 유관기관과 협의해 추진할 계획이다.

군산지역 야구 동호인들도 KBO 유보 결정에 대해 불만을 터트리고 있다.

한 야구동호인은 “지난해부터 역전의 명수 군산을 비롯 도민들이 10구단 창단을 향한 전폭적인 지지와 성원에도 불구하고 KBO는 구단간 이해관계로 도민들의 염원을 무시하고 있다”며, “하루빨리 KBO는 10구단 창단에 관한 세부적인 입장발표와 함께 야구발전을 위한 길이 무엇인지 심사숙고 해야 할 것”이라고 강조했다.

한정근 기자

http://www.kmrnews.com/ynews/ynews_view.php?code=NS05&pid=24361