「ここで負けたらホントにもうどうしようもない」という最後の最後の最後で、ようやく踏みとどまったという感じでしょうか。
ただ、この次は名古屋・柏・FC東京と難敵揃いの連戦なので、依然として苦しいところではあります。守備陣と攻撃陣がともに機能しての連勝を、期待しています。
G大阪 7試合ぶり勝った “裏天王山”で4発圧勝
J1第15節 G大阪4―0札幌 (6月23日 札幌ドーム)降格圏に低迷するG大阪が最下位・札幌との“裏天王山”に4―0で快勝。4月22日のホーム清水戦以来、7試合ぶりの勝ち星を手にした。
前半16分、MF遠藤の左CKのこぼれ球をFWパウリーニョが頭で押し込んで先制すると、同26分にはMF倉田の豪快な右足ミドルで追加点。35分にはゴール正面、絶好の位置でのFKを遠藤が右足で直接決めて、前半で試合を決定づけた。試合終了間際には途中出場のMF武井がダメ押し弾。2戦連続でロスタイム逆転負けを喫していた守備陣も最後まで集中力を切らさず、リーグ戦今季2度目の無失点で終えた。
札幌は守備の課題を修正できず、リーグ戦最近4試合で計18失点。攻撃でも少ないチャンスを生かせず、6連敗を喫した。
[ 2012年6月23日 15:53 ]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/06/23/kiji/K20120623003527030.html
遠藤 FK新記録弾!今季初得点で7戦ぶり白星導く
J1第15節 G大阪4−0札幌 (6月23日 札幌ド)
<札幌・G大阪>前半35分、フリーキックを決め、両手を広げる遠藤 Photo By スポニチ各地で9試合が行われ、前節17位のG大阪はアウェーで最下位の札幌と対戦し、4―0と大勝した。前半35分、日本代表MF遠藤保仁(32)がリーグ歴代トップとなる通算16得点目のFK弾を決め、7試合ぶりの勝利に貢献した。
低く鋭い弾道が壁の横をすり抜け、ゴール右隅に突き刺さった。2―0の前半35分、勝利を決定づける芸術的なFK弾。「壁ができる前から自分が蹴ると決めていた。ようやく取れた」。リーグ14戦目で今季初得点。ダメ押しゴールで4月22日の清水戦以来7試合ぶりの勝利をもたらした遠藤は、安どの表情をみせた。
Jリーグ記録の9年連続ベストイレブンや歴代2位の国際Aマッチ118試合出場。日本サッカー史に数々の名前を残すベテランが、また一つ金字塔を打ち立てた。直接FKゴールは00年7月15日の福岡戦での初得点から足かけ13年で16得点。元日本代表MF三浦淳宏を抜き、歴代単独トップに躍り出た。「そういうのは意識していない。蹴る方が良いキックをすれば得点になるので」。熱望したオーバーエージ枠でのロンドン五輪出場はならなかったが、その右足から繰り出される正確無比なキックはザックジャパンにとっても武器となる。今季初ゴールはW杯アジア最終予選を戦っている日本代表にとっても希望の一発となった。
“幸運のスパイク”も後押しした。3日のW杯アジア最終予選初戦・オマーン戦から赤と白を基調としたアンブロ社の「ジオメトラプロ」を着用。欧州選手権に出場しているイングランド代表のDFテリーやGKハートらと同じデザインで、日本では遠藤ただ一人の特注品だ。代表戦での疲労を考慮された16日の浦和戦を除けば、そのスパイクを履いて先発した試合は3勝1分けと負けなし。後半に痛めた右足甲も打撲で済み軽症。スパイク効果は顕著だ。
中3日となる27日の名古屋戦は降格圏に苦しむチームが上昇気流に乗れるかどうかを占う一戦。「きょうのことは忘れて、次に準備したい」。大黒柱の目は早くも連勝を見据えていた。
≪直接FK16点はリーグ最多≫G大阪MF遠藤が直接FK弾で今季リーグ戦初ゴール。直接FKでの得点は昨年6月18日・横浜戦以来通算16点目。三浦淳宏(横浜FC)の15点を抜きJ1リーグ歴代最多記録となった。遠藤はこれでJ1年目の98年から15年連続ゴールも達成。J1の15シーズンでゴールを記録したのは中山(札幌)吉田(神戸)柳沢(仙台)と並ぶ4人目。ただし15年連続となると中山(94〜08年)についで遠藤が2人目で来季に新記録がかかる。
[ 2012年6月24日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/06/24/kiji/K20120624003530870.html