何にも分かってない。

「女心はわからなくてもいいけど、せめて人の心くらい、わかろうとしなさいよ」

そう説教されている高校生くらいの男の子を、電車の中で見かけました。

すみません。

この期に及んでもまだ、女心どころか、人の心もぜんぜん分かりません。

そのことを思い知るたびに、悲しみが募ります。

分かったら分かったで、どうにもできないことへの悲しみはさらに募るはずです。

それでもやっぱり、私は「分かりたい」と思います。