天皇杯、ガンバ大阪は決勝戦へ

ここまで来たら、おそらく誰もが思っていることです。

次を勝たなければ、意味がありません。

決勝弾のG大阪 MF遠藤「次、勝たないと意味がない」 - ゲキサカ

天皇杯というタイトルもさることながら、その先にあるACLの価値をもっともよく知っているのがガンバ大阪でしょう。もちろんJリーグも大事、ましてJ1復帰という至上命題を抱えている以上は、それは当然です。けれども、アジアの頂点、世界の頂上クラブへの挑戦権を目指す戦いは、それとは別の価値があります。

どうも日本では、浦和レッズガンバ大阪が相次いでタイトルを獲得して以来、ACLという大会・タイトルがイソップ寓話の「酸っぱいブドウ」と化している感もありますが、そんなことではJリーグの価値自体も上がってこないですよ。現行ACLになって全北現代浦項スティーラーズ・城南一和・蔚山現代がタイトルを獲得し、ビッグクラブの両雄であるFCソウル水原三星などがアジアタイトル獲得を熱望しているKリーグと比較して、外からどう見えるか、という話でもあります。

G大阪 無冠で終われない!3年ぶり決勝進出 6年連続ACLにあと1勝
天皇杯準決勝 G大阪1―0鹿島 (12月29日 エコパ)


前半23分、G大阪・遠藤(左から2人目)がゴールをきめイレブンと喜ぶ
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 サッカーの天皇杯準決勝が29日に行われ、G大阪はエコパで鹿島と対戦した。前半23分、MF遠藤の鮮やかなシュートで先制すると、このリードを最後まで守りきって1−0で勝利。優勝した09年以来3年ぶりに決勝の舞台に駒を進めた。

 今季のチーム得点王レアンドロが出場停止という苦しい状況を救ったのは、やはり遠藤だった。前半23分、左サイドでのショートコーナーからリターンを受けると、右足で“狙った”。クロス気味にゴール前に放ったボールは、GK曽ケ端の懸命のジャンプも届かない絶妙な高さでそのままファーサイドのサイドネットに突き刺さった。値千金の先制ゴール。まさに意地の一撃だった。

 決勝進出を決めるホイッスルが鳴り響いても、遠藤に笑顔はなく、表情を引き締めたままだった。松浪監督はベンチ前で力強くスタッフと抱き合った。屈辱のJ2降格となった今季の戦いを、悔しさのまま終わらせるわけにはいかない。タイトルを獲得し、6年連続ACL出場へ。松浪ガンバは残り1試合にすべてを懸ける。

[ 2012年12月29日 15:25 ]

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/12/29/kiji/K20121229004875530.html

さっき気付きましたけど、この記事、監督の名字間違えてますね。

とりあえず、タイトルに向けての景気づけには、この場面以上のものはないでしょう。