2014年「今年の漢字」決定:三冠達成

異論はあっても認めません。これからのことはわかりませんが、これまでのことを思い起こせば、きっと今年は忘れられない年になるはずです。


2014.12.13 20:30更新
サッカー天皇杯
3冠のG大阪、強烈2トップが攻撃牽引 途中出場のメンバーも奮闘 黄金時代再来の予感


サッカー天皇杯G大阪対山形】前半、宇佐美貴史のゴールで1−0先制=日産スタジアム(山田喜貴撮影)

 3月のJ1開幕戦から数えて51試合目。G大阪が長丁場のシーズンを最高の形で締めくくった。ヤマザキナビスコ・カップ、リーグ戦に次ぐ3冠達成。「やっと終わったなという思いでいっぱい。取っちゃった、という感じ」。J2からはい上がり、いきなり快挙を成し遂げた長谷川監督はそう言ってほほ笑んだ。

 J1昇格プレーオフを制し、勢いに乗る山形の出端を開始早々にくじいた。前半4分、宇佐美が自身が放ったシュートのこぼれ球を押し込んで先制。22分にはパトリックが中央に切れ込み、右足で追加点を挙げた。

 先制点はパトリック、2点目は宇佐美が空中戦の競り合いに勝ち、相棒のゴールをおぜん立て。「あれだけ前から来てくれれば、パトも(宇佐美)貴史も生きる」。今野が振り返ったように、2トップが強烈な個の力を見せつけ、楽勝ムードさえ漂った。


サッカー天皇杯G大阪対山形】前半、パトリックのゴールで2−0。喜ぶパトリックらG大阪イレブン=日産スタジアム(撮影・山田喜貴)

 だが、後半途中からは一転して山形の攻勢を受ける。運動量が落ち、中盤が間延びし、17分には1点を返された。後半30分にはDF岩下が負傷し、途中退場を余儀なくされた。並のチームなら非常事態となるが、今のG大阪には当てはまらない。

 急遽(きゅうきょ)出番が回ってきたDF金正也は危なげなく対処。右MFで先発した倉田は豊富な運動量で奮闘し、左サイドバックの藤春は抜群の走力でカウンター攻撃に絡んだ。ここ最近、控えに甘んじてきた選手たちが大舞台で躍動し、長谷川監督は「体力的にも精神的にも万全ではなかったが、選手たちは力を出し切ってくれた」とたたえた。

 追われる身となった来季は、主要3冠に加えて2度目のアジア・チャンピオンズリーグ制覇も見据える。DF丹羽は「世界にガンバというチームを見てもらえる良い機会。世界に通用するビッグクラブになっていきたい」と言い切った。黄金時代の再来を予感させる3冠となった。(細井伸彦)

http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130059-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130059-n2.html

2014.12.13 21:25更新
【きょうの人】
3冠を達成したG大阪主将、遠藤保仁さん(34)止まらぬ進化、ピークは「まだ、未来でしょ」


サッカー天皇杯G大阪対山形】決勝 優勝を決め、天皇杯を掲げるG大阪遠藤保仁日産スタジアム(撮影・中鉢久美子)

 満面に笑みをたたえながら、誇らしげに天皇杯を掲げた。ヤマザキナビスコ・カップ、J1リーグに続いて頂点を極め、今季の国内3冠を達成してみせた。「なかなかできないことだし、チームが成長しながらやれたこと。自信を持っていい」。静かに喜びをかみしめた。

 今季、在籍14年目。平成17年のリーグ初優勝や20年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を知る主将としてチームを牽引(けんいん)した。ガンバ大阪ユース出身で22歳のMF大森晃太郎は「何も言わない。だからこそ、僕たちも『やらなくちゃ』と思う。ヤットさん(遠藤の愛称)がキャプテンだから、自由に自覚を持ってプレーできる」と効果を強調した。

 パスの方向や強弱で仲間を操り、勝利へと導く能力はずばぬけている。一本一本のパスやきめ細かい動きに、チームを束ねる言葉や思いをすべて込めているようにも映る。日本代表でもガンバ大阪でも中盤の底でチームの“心臓”を担い、今夏のワールドカップ(W杯)ブラジル大会後は、前線での厳しい守備も増えた。進化は止まらない。

 才能の宝庫として「黄金世代」と称された昭和54年度生まれの一人。元日本代表の中田浩二が引退し、小野伸二稲本潤一らも衰えを隠せない同期の中で、運動量、プレーのキレは圧倒的な輝きを放っている。

 練習前には入念にストレッチを繰り返す。練習後には体幹部分の鍛錬を怠らないといい、地道に体調を整えている。向上心はまったく衰えていない。今季が最高のシーズンだったか聞かれると、涼しい顔で切り返した。「まだ、未来でしょ」(榊輝朗)

http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130060-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130060-n2.html

今年の日程はこれで終わりですけど、この結果は来年のACLにつながっています。ガンバ大阪のアジア復帰、これも今から楽しみです。

【ACL】J王者・G大阪は城南、ブリラムと同組 浦和、鹿島は天皇杯結果で変化
2014年12月11日17時46分 スポーツ報知


ACL組み合わせ

 アジア・サッカー連盟(AFC)は11日、マレーシアのクアラルンプールで2015年のアジア・チャンピオンズリーグの組み合わせ抽選会を行った。日本のリーグ王者・G大阪は城南(韓国カップ戦王者)、ブリラム(タイリーグ王者)、プレーオフの勝者と同じF組に入ることが確定した。浦和、鹿島の対戦相手は13日の天皇杯決勝の結果によって変わる。

 また、プレーオフから出場するチームは2月17日にチョンブリ(タイリーグ2位)と傑志(香港リーグ王者)の勝者と対戦し、勝てば本戦に進む。

 (1)G大阪が天皇杯で優勝した場合
 ▽G大阪→F組(城南、ブリラムプレーオフ3の勝者)
 ▽浦和→G組(ブリスベーン水原三星プレーオフ4の勝者)
 ▽鹿島→H組(広州恒大、Wシドニープレーオフ1の勝者)
 ▽柏→プレーオフから

 (2)G大阪が天皇杯で準優勝だった場合
 ▽G大阪→F組(城南、ブリラムプレーオフ3の勝者)
 ▽山形→G組(ブリスベーン水原三星プレーオフ4の勝者)
 ▽浦和→H組(広州恒大、Wシドニープレーオフ1の勝者)
 ▽鹿島→プレーオフから

 ☆東地区のプレーオフ(PO)組み合わせ

 ▽PO1
 【ハノイベトナムL2位)―ペルシブ(インドネシアL王者)の勝者】対FCソウル(韓国L3位)

 ▽PO2
 【チョンブリ(タイリーグ2位)―傑志(香港リーグ王者の勝者】対日本の第4代表

 ▽PO3
 (1)【ヤダナボン(ミャンマーリーグ王者)―ウォーリアーズ(シンガポールリーグ王者)の勝者】対広州富力(中国L3位)
 (2)(1)の勝者対セントラルコースト(オーストラリアL3位)

 ▽PO4
 (1)【ジョホール・ダルル(マレーシアリーグ王者)―ベンガル(インドリーグ王者)の勝者】対バンコク・グラス(タイカップ戦王者)
 (2)(1)の勝者対北京国安(中国リーグ2位)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141211-OHT1T50123.html

ちなみに、韓国でのACL組み合わせについての評価はこんな感じです。Kリーグ優勝の全北現代と2位の水原三星は「無難」、カップ戦優勝の城南FCは「険難」、プレーオフ1に回るリーグ3位・FCソウルは「死の組」と。

[2015 ACL 조추첨]전북-수원 ‘무난’ 성남 ‘험난’ 서울 ‘죽음의 조’
동아닷컴 입력 2014-12-11 18:01:00 수정 2014-12-11 18:38:31


AFC제공

2015시즌 아시아축구연맹 챔피언스리그(ACL) 조별리그 대진이 확정됐다.

아시아축구연맹(AFC)은 11일(한국시간) 말레이시아 쿠알라룸푸르에 위치한 AFC 하우스에서 2015 ACL 조별리그 조추첨식을 가졌다.

2014 K리그 클래식 우승팀 전북, 준우승팀 수원이 비교적 무난한 결과를 얻은 반면 FA컵 우승팀 성남은 험난한 일정을 예고했다. 또 플레이오프 3라운드에 진출한 서울은 본선에 올라갈 경우 죽음의 조에 포함되게 됐다.

먼저 전북은 중국 FA컵 우승팀 산동 루넝, 베트남 V리그 우승팀 빈 두엉, 플레이오프2경기 승자와 E조에 속했다. 비교적 쉬운 상대들과 맞붙게 됐다.

수원은 G조에서 일본 몬테디오 야마가타 혹은 J리그 준우승팀 우라와 레즈, 호주 A리그 우승팀 브리즈번 로어, 플레이오프4경기 승자와 16강을 놓고 겨룬다.

F조의 성남은 일본 J리그 우승팀 감바 오사카, 태국 프리미어리그 우승팀 부리람 유나이티드, 플레이오프3 승자와 한 조에 묶였다. 시민구단으로서 어느 정도의 성과를 낼지 주목된다.

플레이오프 3라운드에 진출한 FC서울은 하노이T&T(베트남)-페르시브 반둥(인도네시아)의 승자와 내년 2월 17일 서울월드컵경기장에서 단판승부를 내 본선 진출을 노린다.

만약 서울이 본선에 올라가게 된다면 죽음의 H조에 포함된다. 중국 슈퍼리그 우승팀이자 2013년 ACL 챔피언 광저우 헝다, 호주 A리그 준우승팀이자 2014년 ACL 챔피언 웨스턴 시드니 원더러스, 일본 우라와 레즈 혹은 가시마 앤틀러스와 피 튀기는 승부를 벌여야 한다.

2015 AFC 챔피언스리그는 조별리그부터 결승까지 홈&어웨이 방식으로 진행되며 조별리그 각 조 2위까지 16강에 진출한다. 올해와 마찬가지로 동아시아클럽과 서아시아클럽은 준결승까지 서로 대전할 수 없다.

임광희 동아닷컴 기자

http://news.donga.com/Main/3/all/20141211/68492223/1