【洪川の風景】立ち枯れる青春の現場

火葬の話に紛れてそのままになっていましたが、先日の帰農の話に続けて書こうと思っていたネタがありました。

韓国の「帰農」の現実

その日は、ソウルから市外バスに乗って洪川まで出かけました。高速バスターミナルから乗りましたが、東ソウルバスターミナルからの方がバスの便は多いと思います。2時間はかからない距離です。

ここから目的地までのバスの切符は窓口で簡単に買えたものの、困ったことにどのバスに乗ればいいのかさっぱりわかりません。人に尋ねてみても、人によって答えが違っていてターミナル内を右往左往。

さんざん苦労してわかったのは、ここには3社ほどのバス会社が乗り入れていて、相互にあまり連携していないということ。他社の路線のことはほとんどわからない、といった感じすらしました。

最終的な正解は、青い車体の現代交通の「詩洞(시동)」行きのバスでした。




1時間少し待って乗ったそのバスは、途中で多くの人が乗り降りしつつ、目的地に着く頃には他の人はみんな降りてしまっていました。どこで降りていいかわからず、運転技師ニムに何度も問いかける人もいて、地理に不案内なのは外国人ばかりではないこともよくわかりました。

そして「ここだよ」と降ろされたのは、バスの終着、折り返し地点。

そこで技師ニムは、「あんまり時間ないし、あっちだから行っておいで」と一言。「何も目的を告げていないのに…?」と思いましたが、考えてみれば、こんなところに縁もゆかりもなさそうな外国人が来る目的は一つしかありません。大方の察しはとっくについていたのでしょう。


そうです。ここです。一度ここは見ておこうと思っていたのです。





うーん、予想はしていましたが、思いっきり放置されていますね。あれだけ人気だった番組の舞台にもかかわらず、その後特に活用されていない姿は、なかなかの残念感です。

改めて見返してみると、最初の頃は試行錯誤でいっぱいいっぱいといった感じが滲み出ていますね。

청춘불패, 일곱 여자 아이들이 부르는 신 귀거래사


いずれにせよ、韓国人だけでなく外国人にもこれだけ知られている田舎は、なかなかありません。ここに定住して、アイドル村を再生しようという気骨のある帰農者はおらんのかえ?

[Daum우수카페]귀농사모-한국귀농인협회 - 유치리 아이돌 촌에 내린 폭설 - Daum 카페

귀농귀촌 - 홍천 유치리 아이돌촌 부자터 - Daum 카페

ま、ともかくこの日は、同じバスに乗って洪川バスターミナルまで戻り、そこから市外バスに乗り換えて、春川を経由して帰ったのでした。




この記事に書いたのは、その後の帰途のことです。

春川駅前一面のコスモス


追記:こちらのブログを見て少し予習しておけば、もっとスムーズに行けたかもしれませんね。というかこの記事、以前に見たことあるんですが、チェックし忘れていました…。

ソウルと洪川 青春不敗ロケ地の旅 2日目(洪川・青春不敗ロケ地など)