日韓航空路線の再編

少し前に出ていたこのニュース。

円安ショック 韓国航空会社が相次いで日本線運航中止へ
2014/02/09 10:39 KST

【ソウル聯合ニュース】韓国のアシアナ航空大韓航空が円安による収益悪化を理由に一部日本路線の運航を中止する。

 航空業界によると、21日からアシアナ航空が釜山−大阪線(1日2往復)の運航を中止する。既に国土交通部から運航中止を承認されたという。

 アシアナ航空の関係者は「日本路線は全般的に収益が減少している。路線の再編過程で運航中止を決めた」と話している。

 一方、大韓航空は来月30日から仁川−静岡線(週3往復)の運航を中止する。同社関係者は「完全に運航をやめるわけではない。今後、需要が回復すれば再開する」と説明する。

 両社は昨年、円安による日本人観光客の減少や韓国人の放射能に対する懸念、韓日関係の悪化などで一部路線の運航を中止したり減便したりしている。

 大韓航空は昨年3月に仁川−長崎線の運航を中止。10月からは新潟、小松線の運航回数を減らした。アシアナ航空も仁川発の仙台線、静岡線を減便している。

 両社は昨年、中国や東南アジアなど大部分の路線で乗客を増やしているが、日本路線については減少した。

 大韓航空の日本路線の乗客は昨年、前年比15.4%減の約391万6000人。アシアナ航空も日本路線の乗客が前年比で5.5%減った。

 乗客の減少や格安航空会社(LCC)との激しい競争で両社の収益性は大幅に悪化している。大韓航空アシアナ航空は昨年、それぞれ176億ウォン(16億7200万円)、112億ウォン(10億6400万円)の営業損失を出している。

 収益改善の一環として、大韓航空は5月から米ヒューストンに新規就航する。またニューヨーク線に超大型旅客機エアバスA380を投入して1日1往復から2往復に増便するなど米国路線のてこ入れを図る。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20140209000400882

もちろん、円安の影響なのでしょう。ただ、為替変動の影響は裏表があるものですから、日本からの乗客減は日本への乗客増で相殺されるはずのものです。とすると、問題は日本側というよりはむしろ、韓国から日本への人の流れがウォン高傾向にもかかわらず、そこまで増えていないことだと考えられます。放射能への懸念は、日本で思っている以上に韓国にはあるようですが、どこまで実態的な影響があるのかどうかは私にはわかりません。

金海空港の盛況と不満

ただ、これだけで日本が云々、韓国が云々と論じるのは問題があるような気がします。そもそも、コードシェア化も進んでいますから、日本系航空会社か韓国系航空会社かという区分はあまり意味がありませんし、日韓路線は今や、LCCを抜きにしては論じられないからです。

実際問題、金海空港でも目立っているのはエアプサンとピーチという日韓LCC二社でした*1



したがって、特にアシアナ航空の釜山‐大阪便に限って言えば、グループ会社であるエアプサンとのコードシェアなどの動向まで見極めないと、どこまでの変化となるのかわかりません。短期的にはたぶん減便となるのでしょうが、仮に今後、エアプサンが同便を肩代わりして飛ぶとなれば、利用客としては実質的にあまり変わりないことになります。この路線に新規参入して、現在のところ1往復飛ばしているピーチにも、影響があるかも知れませんね。

アシアナ航空、2月21日から関西/釜山線を運休
配信日:2014/02/12 22:51 - ニュースカテゴリー: スケジュール

アシアナ航空は2014年2月21日から、関西/釜山線を運休すると発表しました。現在、1日2往復、A320で運航しています。

この路線はアシアナ航空を含め、エアプサン、大韓航空関空を拠点にする格安航空会社(LCC)のピーチと4社が就航しています。このうち、アシアナ航空は同社のLCC、エアプサンと引き続きコードシェア運航します。

なお、詳しいスケジュールはアシアナ航空のウェブサイト、または下記の関連ジャンルから「時刻表」を参照ください。

期日: 2014/02/21まで

http://flyteam.jp/airline_route/kix_pus/news/article/31806

*1:金海空港では、ピーチの搭乗客がボーディングブリッジを使って楽々搭乗していた一方、エアプサンの搭乗客がバスに詰め込まれてタラップで飛行機に乗せられたことは、特に内緒にする話ではありません。