北京の鉄道駅としては、以前訪れた北京西駅や北京駅も巨大なターミナルとなっていますが、その中でも最大の駅となるのは、天津や上海へ向かう高速鉄道の始発駅となる北京南駅です。駅単独では上海・虹橋駅よりも大きいらしいです。
中国の鉄道にもいずれ乗ってみたいとは思っているのですが、今のところ北京と上海しか知らない身では、両都市の地下鉄を乗り倒すがせいぜいのところです。
その地下鉄でアクセスできる北京南駅。現在のような巨大駅となったのは北京オリンピックが開催された2008年のことと比較的新しく、ほぼ同じ時期に建設された上海南駅と同様の、曲線が目立つＵＦＯ型の駅舎となっています。
北京や上海の主要ターミナルは、乗車券を持っていない者は駅建物内に入ることができないことが多いのですが、北京南駅は切符を持たずして改札のある2階に入っていくことができます*1。これはおそらく、この2階全体が待合スペースとなっていること、各ホームごとの改札がその2階に設置されていることなどが理由でしょう。この広い空間とこのスタイルでの乗車風景を見ていると、鉄道駅なんだか空港なんだかわからなくなってきます。
*1:エスカレーターで上がっていったところで、地下鉄と同様の荷物のセキュリティチェックはあります。
