ここも朱家角と同様、予備知識ゼロで連れてこられました。昔の屠殺場がおされスポットにリノベーションされているという話くらいは知っていましたけど、実際に訪れたのはこれが初めてです。
かつての共同租界を統治した工部局によって建設された建物ですから、ここもまたかつての租界のエリア内です。外灘の北にかかる外白渡橋からも歩ける位置にありますし、地下鉄の最寄り駅なら海倫路駅でしょうか。国際客運中心駅からもアクセスできます。
詳細は下記のリンク先などをご参照ください。
極東一の屠殺場・工部局宰牲場(殺牛公司)|上海歴史、発見!|上海ビジネスフォーラム【SBF】異業種交流会
生産効率を追求したその建築意匠は、屠殺場でありながら独特の機能美を見せています。今は、レストラン・ショップ・劇場・オフィスなどの入居するおされな複合施設になっていますが、この建物自体がなお一見の価値を持っています。
こうした断片的な写真では、この独特な建物の全体イメージをつかめないかもしれません。
この周囲には高層アパート群もまだ少なく、再開発の波が届いていないエリアが広がっていますので、1930年代の建物ながらなかなかの見晴らしを楽しむこともできます。
上海の歴史散歩コースとして、おすすめのスポットでしょうね。